陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

胡錦濤総書記来日と加藤紘一代議士の企み

2008-02-29 10:47:31 | 国内政治:議会と政党
 4月の胡錦濤総書記来日へ向けて、政府内で色々な動きがあるようだが、私はうんざりした思いである。胡錦濤総書記は、1980年代の末、自分が管轄するチベットで住民に徹底的な弾圧を加え、多数の犠牲者を出した。それが小平氏のお眼鏡に適い、大抜擢を受けて江沢民氏の後継に指名された。今や、中共のトップに立った彼の手は、血塗れ(ちまみれ)であると言う事だ。

 こうした非人道的行為に関与した人物は、我が国へ来てもらいたくない。そう考えていたら、阿比留瑠比さんのブログ<国を憂い、われとわが身を甘やかすの記>に、次のような記述があった。これには、阿比留さん自身も呆れていた。
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/496613/

加藤紘一氏が胡錦濤主席を山形へ呼ぼうと動いております

(前略)

 一方、親中派はというと、中国の対日政策責任者が「7人のサムライ」と呼んで頼りにしている自民党議員もいますね。これは2年前の段階での話なので、現在は序列が変わっているかもしれませんが、当時は①河野洋平②福田康夫③野田毅④二階俊博⑤加藤紘一⑥山崎拓⑦高村正彦…の各氏がそれで、順位は「親中」の度合いと期待度だと言われていました。この順位が妥当かどうかは分かりませんが、福田氏は中国側の期待通り、首相になったので、現在は1位になったかもしれませんね。河野、二階、高村各氏も今、要職についています。山崎氏も不必要なぐらいに元気そうに見えますね。

(中略)

 …また前ふりが長くなってしまいました。さて本題に入ります。記者発表などはされていませんが、今月21日に山形県の斎藤弘知事が外務省を訪れ、高村外相と藪中外務次官の部屋を訪れて、ある要請文を渡しました。都道府県知事が外務省を訪問すること自体あまりないことであり、知事は果たして何を要請したのか興味を覚えるところです。山形には米軍基地もありませんし。

 で、結局それは、加藤紘一氏の意を受けたもので、4月に訪日が予定されている中国の胡錦涛国家主席の訪問先に、ぜひ山形県を加えてほしいという内容だったということが分かりました。斎藤知事は、選挙で加藤氏の支援を受けるなどして、何かと頭が上がらない立場だと言いますが…。

 胡主席の訪日時には、加藤氏の宏池会時代のライバルであり、かつ親中派としても競合関係にある河野氏が、当然のことながら衆院議長として胡氏を接遇することでしょう。加藤氏としては、河野氏に遅れはとりたくない、何とかして自分も胡氏と接触し、親中派の巨頭としての面目をほどこしたいと考えたのでしょうか。この二人は、片方が訪中すると、もう片方も後を追うように訪中して中国様のご機嫌をうかがうという関係にありますし。河野氏ばかりが胡氏と並んでにこにこ笑って映像に納まるのは認め難いと思ったのか。

(後略)
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/496613/


 文中、①河野洋平②福田康夫③野田毅④二階俊博⑤加藤紘一⑥山崎拓⑦高村正彦…の各氏は、「国売りセブン」代議士として著名な存在である。

 加藤紘一代議士の親北朝鮮的な姿勢、そして限り無い媚中振りは既に全国的に有名であるが、最近は地元庄内でも落ち目と聞く。次の総選挙ではどうなるのか、私には分からない。そう言う加藤氏の立場を、中共要人の力を借りて強化しようと動く彼の精神状態は一体何なのだろうか。国会議員である前に、日本人であることを忘れていないのか。

 斉藤山形県知事も、見識の無い人だと感じる。毒食品や汚染物品の話は山形県内でも熟知されているだろうに、こんな形で胡錦濤総書記を呼んで、山形県民は悦ぶと思っているのだろうか。実に寂しい話である。
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1 コメント

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呆れますね・・・ (tsubamerailstar)
2008-03-03 20:05:23
毒餃子騒動の最中、中共様へ献上する雪害のお見舞いを二階がいそいそと集めていたという件が先週の文春に載っていましたが、もう笑うしかないですね。

加藤紘一は、幹事長時代はYKKの中でも断トツだったはずなのにすっかり落ちぶれてしまいましたね。
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