３月２６日に、黄海における韓国と北朝鮮の境界海域、白翎島沖で、韓国海軍の哨戒艦＜天安（チョンアン）＞（１２２０トン）が沈没、乗組員１０８人の内４６人が死亡した。韓国政府は、切損した同艦を苦労しながらも引き上げ、海域に散布していた魚雷スクリュー破片を回収して、綿密な調査・分析を行っていた。
この結果、＜天安＞艦は共産圏（中・露）で用いられている魚雷攻撃によって沈められたと明確に結論、北朝鮮の水中武器攻撃の可能性を否定していない。
韓国紙、魚雷攻撃は北朝鮮と結論 沈没艦調査、２０日発表へ
【ソウル共同】韓国メディアは１７日、韓国軍と民間専門家の合同調査団が海軍哨戒艦の沈没原因について、北朝鮮による魚雷攻撃以外に「あり得ない」との結論を出したと一斉に報じた。聯合ニュースによると、韓国政府はこれを受け、国連安全保障理事会の議長に書簡を送り、安保理に問題提起する手続きに着手することを検討中だ。
韓国政府は２０日にも予定される調査報告発表の前日に、日本や中国など６カ国協議参加国に調査結果を伝え、北朝鮮の魚雷攻撃である「客観的な判断根拠」を示し、安保理提起を含め国際的な共同対応を要請するとともに、独自の制裁措置への協力も求めるという。
朝鮮日報によると、これまでの調査で、魚雷が北朝鮮製である確実な物証は見つかっていないが、船体の切断部周辺などから検出された火薬やアルミニウムの破片を分析した結果、北朝鮮を含む旧共産圏諸国で使われているものと成分が同じである可能性が大きい。
さらに当時の北朝鮮の潜水艦の動きなど状況証拠を含めて総合的に判断して結論を出した。米海軍の専門家らも、現時点の調査内容だけで、北朝鮮の攻撃であることが「確認された」とみているという。
2010/05/17 12:51 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051701000249.html
朝鮮半島では、１９５３年７月２７日の休戦以来、なお戦争状態にある。それにも拘らず「崖っぷち外交」を進める北朝鮮だが、韓国政権から時に応じて「人道支援」を受けたり、経済交流を模索して来た経緯がある。韓国は、積極的に「六者協議」に参加し、物資やエネルギー支援を行った実績は大きい。
しかし、韓国軍艦が沈められたとなれば、休戦状態に大きな亀裂が入る。韓国と北朝鮮が、両国のみの外交交渉でこの事態を打開しようとしても、まず不可能であろうし、やはり米国とシナ・中共を介しての交渉にならざるを得ない。
５月上旬、突如痩せ衰えた金正日が秘密裏に北京を訪問、恐らくこの問題を中共首脳部と相談したと思われる。中共と北朝鮮は軍事同盟を結んでいるから当然だ。
北京で開かれていた日中韓外相会談を終えて、岡田克也外相は韓国政府の「調査結果によっては深刻な事態になる」と語った。
もし、半島有事となれば、日本も巻き込まれることは眼に見えている。唐突にクリントン国務長官が５月２１日に来日するようだが、日本政府が迷走している普天間問題よりも、この＜天安＞艦事件について日本の対応を議論するのではなかろうか。
韓国外相「北朝鮮が関与」 政府、支援検討を本格化
韓国の柳明桓外交通商相が１６日に行われた日韓外相会談で、韓国海軍哨戒艦の沈没原因について「北朝鮮の関与は明らかだ」と岡田克也外相に伝えていたことが１７日、分かった。複数の日韓外交筋が明らかにした。
政府はこれを受け、新たな経済制裁措置を視野に対韓支援に向けた検討を本格化。北朝鮮核問題の対話解決に向けた６カ国協議の扱いを含め、日本、米国、韓国３カ国の連携を加速させる。
政府が焦点と位置付けているのは、韓国軍と民間専門家の合同調査団が２０日にも発表する見通しの調査結果報告。韓国側はこれまでに「魚雷攻撃を受けた可能性が極めて高い」との見方も政府に伝えており、李明博政権が報告を受け「北朝鮮関与」を鮮明に打ち出した場合は、韓国を全面的に支持し、協力するとした見解を表明する方向で調整している。
2010/05/17 22:46 【共同通信】
一方、シナ・中共の温家宝首相は５月３０日に来日する予定だ。沖縄近海を中共艦隊が１０隻編成で威圧航行するなどで、我が国民の対中感情は悪化している中、＜天安＞艦事件の調査結果公表の次第では、来日中止も予想される。
朝鮮戦争再発となると、鳩山連立政権は国家危機管理に対処出来るのであろうか。半島有事の事態突入になれば、日本国内で暗躍する朝鮮総連の動きが極めて気になる。
この結果、＜天安＞艦は共産圏（中・露）で用いられている魚雷攻撃によって沈められたと明確に結論、北朝鮮の水中武器攻撃の可能性を否定していない。
韓国紙、魚雷攻撃は北朝鮮と結論 沈没艦調査、２０日発表へ
【ソウル共同】韓国メディアは１７日、韓国軍と民間専門家の合同調査団が海軍哨戒艦の沈没原因について、北朝鮮による魚雷攻撃以外に「あり得ない」との結論を出したと一斉に報じた。聯合ニュースによると、韓国政府はこれを受け、国連安全保障理事会の議長に書簡を送り、安保理に問題提起する手続きに着手することを検討中だ。
韓国政府は２０日にも予定される調査報告発表の前日に、日本や中国など６カ国協議参加国に調査結果を伝え、北朝鮮の魚雷攻撃である「客観的な判断根拠」を示し、安保理提起を含め国際的な共同対応を要請するとともに、独自の制裁措置への協力も求めるという。
朝鮮日報によると、これまでの調査で、魚雷が北朝鮮製である確実な物証は見つかっていないが、船体の切断部周辺などから検出された火薬やアルミニウムの破片を分析した結果、北朝鮮を含む旧共産圏諸国で使われているものと成分が同じである可能性が大きい。
さらに当時の北朝鮮の潜水艦の動きなど状況証拠を含めて総合的に判断して結論を出した。米海軍の専門家らも、現時点の調査内容だけで、北朝鮮の攻撃であることが「確認された」とみているという。
2010/05/17 12:51 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051701000249.html
朝鮮半島では、１９５３年７月２７日の休戦以来、なお戦争状態にある。それにも拘らず「崖っぷち外交」を進める北朝鮮だが、韓国政権から時に応じて「人道支援」を受けたり、経済交流を模索して来た経緯がある。韓国は、積極的に「六者協議」に参加し、物資やエネルギー支援を行った実績は大きい。
しかし、韓国軍艦が沈められたとなれば、休戦状態に大きな亀裂が入る。韓国と北朝鮮が、両国のみの外交交渉でこの事態を打開しようとしても、まず不可能であろうし、やはり米国とシナ・中共を介しての交渉にならざるを得ない。
５月上旬、突如痩せ衰えた金正日が秘密裏に北京を訪問、恐らくこの問題を中共首脳部と相談したと思われる。中共と北朝鮮は軍事同盟を結んでいるから当然だ。
北京で開かれていた日中韓外相会談を終えて、岡田克也外相は韓国政府の「調査結果によっては深刻な事態になる」と語った。
もし、半島有事となれば、日本も巻き込まれることは眼に見えている。唐突にクリントン国務長官が５月２１日に来日するようだが、日本政府が迷走している普天間問題よりも、この＜天安＞艦事件について日本の対応を議論するのではなかろうか。
韓国外相「北朝鮮が関与」 政府、支援検討を本格化
韓国の柳明桓外交通商相が１６日に行われた日韓外相会談で、韓国海軍哨戒艦の沈没原因について「北朝鮮の関与は明らかだ」と岡田克也外相に伝えていたことが１７日、分かった。複数の日韓外交筋が明らかにした。
政府はこれを受け、新たな経済制裁措置を視野に対韓支援に向けた検討を本格化。北朝鮮核問題の対話解決に向けた６カ国協議の扱いを含め、日本、米国、韓国３カ国の連携を加速させる。
政府が焦点と位置付けているのは、韓国軍と民間専門家の合同調査団が２０日にも発表する見通しの調査結果報告。韓国側はこれまでに「魚雷攻撃を受けた可能性が極めて高い」との見方も政府に伝えており、李明博政権が報告を受け「北朝鮮関与」を鮮明に打ち出した場合は、韓国を全面的に支持し、協力するとした見解を表明する方向で調整している。
2010/05/17 22:46 【共同通信】
一方、シナ・中共の温家宝首相は５月３０日に来日する予定だ。沖縄近海を中共艦隊が１０隻編成で威圧航行するなどで、我が国民の対中感情は悪化している中、＜天安＞艦事件の調査結果公表の次第では、来日中止も予想される。
朝鮮戦争再発となると、鳩山連立政権は国家危機管理に対処出来るのであろうか。半島有事の事態突入になれば、日本国内で暗躍する朝鮮総連の動きが極めて気になる。
