お茶の里便り ◆掛川深蒸し茶で健康長寿の町◆

お茶屋に勤めている筆者の日常や感じた事を勝手気ままに綴っていきます。

土運び

2011年11月29日 | お仕事

今日の掛川は風が無く、穏やかな日でした。

外での作業が気持ちいい天気。

 

開墾中の茶園では整地作業をしていました。

暗渠を作った穴を埋めて、個々に段差のあった茶園をすべて同じ高さにします。

高さを合わせる事で茶園管理がしやすくなります。

高さのあった場所の土を軽ダンプに乗せて運びます。

運んだ土は低い場所に下していきます。

軽ダンプでは一度にたくさんの土は運べないので、何回も往復しなければなりません。

とても1日で終わる作業ではありませんが、少しづつ新しい茶園作りがすすんでいます。

こちらは数年前に植えたべにふうきの樹です。

これから寒くなり茶の樹も冬眠に入ります。

 


小屋作り

2011年11月22日 | お仕事

深蒸茶の産地掛川でも今日の朝は冬の寒さでした。

そろそろ冬本番でしょうか。

全国的に今日は寒かったみたいですね。

本日は風が無く、太陽が昇ってお昼が近づくと、温度は上がり

過ごしやすい穏やかな日になってきました。

 

整地作業が続いている茶園を見にいくと本日は作業はしていませんでした。。。

茶園の中には5、6本の暗渠ができていました。

こちらは防霜ファンが付いていた鉄柱です。

まだまだ、完成までには時間が掛かりそうです。

 

場所を移して、違う茶園に行ってみると、見慣れた人達が作業中でした。

近藤さんと戸田君、義彦君の3人が、茶園管理用の小屋を作っていました。

もともとの小屋はあったのですが、9月の台風15号の被害に遭ってしまい

新しく作り直していました。

高い所が苦手な戸田君、落ちないように気をつけて下さい。

 


暗渠作り

2011年11月15日 | お仕事

北海道で初雪が降ったみたいですね。

例年より遅いらしいですが、、、

 

健康長寿の街、掛川も朝方は寒さを感じますが、

昼間の太陽が出てしまえば意外と寒くありません。

 

開墾しているべにふうき茶園では、「暗渠」作りが行われていました。

暗渠とは、地中に水の通り道を作って、茶園の水はけを良くする物です。

お茶の樹を植えてからでは、作業ができないので、整地段階で作っていきます。

古い茶樹は見事に抜かれて広い場所が出来ていました。

そこには大量の竹がありました。

数日前に竹林から切り出された物です。この竹を使って暗渠を作っていきます。

近藤さんが重機で溝を掘っていきます。

深さは1mくらいでしょうか?この溝が水の通り道になります。

ここで、竹の出番です。溝の中に竹を入れていきます。

長さを調節しながら、溝に竹を敷き詰めていきます。

 

竹を敷き詰めた上に笹を乗せていきます。

最後にビニール(今回は使わなくなったタフベル)を被せます。

この上に土を戻して暗渠の完成です。土の中に水の通り道ができました。

写真では一部ですが、この作業を繰り返して茶園の下に暗渠を繋げていきます。

長い場所では何十メートルもの距離になります。

なかなかの重労働になりますが、こうした茶園作りが、

美味しいお茶作りへと繋がっていきます。

 


玄米茶

2011年11月12日 | お仕事

本日の掛川は晴れ。

昨日から降っていた雨も止んで、良い天気になりました。

 

今日は仕上げ工場で、玄米茶を作っていました。

少し覗いてみましたよ。

 

作業していたのは、村瀬君。

玄米茶とは、煎茶と炒った玄米を混ぜ合わせた物で、

お茶を淹れた時に玄米の香ばしい匂いが特徴です。

これが炒った玄米。

白い物は「はな」と呼ばれる物で、こちらは玄米がはぜたものです。

この玄米をお茶と混ぜて行きます。

重さを計って、混ぜて行きます。

お茶も同様に重さを計ります。

お茶と玄米を箱に入れた状態です。

まだ、この時点では混ざっていません。

機械で箱ごと回していきます。

約4分ほど回転させると、均等にお茶と玄米が混ざり合います。

保管用の箱に入れて完成。

この後、袋詰されていきます。

 

 


茶園視察

2011年11月08日 | お仕事

本日8日は「立冬」。

暦の上では冬が始まる「立冬」でしたが、

深蒸茶の産地掛川でも朝は冷え込んで、冬の到来を感じました。

 

本日は茶生産農家の研究会のメンバーで、茶園視察がありました。

収穫が終わった茶園の様子や、畝間の土の状態など、来春の新茶に向けて

茶樹の様子を確認していきます。

枝の大きさや来年の新茶になる芽の様子を確認します。

畝間の土の状態や根の張り具合なども良く観察していきます。

来春の新茶に向けて、冬の茶園管理をしていきます。