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WindowsCE FAN/Windows Phone FANのウェブマスター日記 2007年~2011年版です
Windows Phone FAN日記









Subversion開発ホスティング「beanstalkapp」を使ってみた
先日、紹介した Subversion開発ホスティングの「beanstalkapp」を使ってみた。
無料ホスティングの場合、容量が 100MB と小さいことと、同時に利用できるユーザー数が 3人しかいないことなどもあり、ひとまずのところ、個人でのテキスト編集作業に利用してみようという状況だ。

ここでは、画面キャプチャとかはおいておいて、既存のフォルダを svnのレポジトリに格納し、複数のマシンからバージョン管理しながら使えるようになるまでをまとめてみた。

1.サインアップする
1) http://beanstalkapp.com/ にアクセスしよう。
2) 「Sign Up for Free」を選択する。
3) 名前やメールアドレス、アカウントなどを入力する。
  あわせて、Account URL を設定する。
  ひとまず、何でも良さそうだ。
  この「Account URL」はメモしておくと、その後便利。
  ここでは「xyz」としよう。

2.レポジトリを作成する
1) 1-3) までの入力だけで、すぐにセットアップが完了。
2) 続いて自動的に管理画面にログインされる。
3) この時点で表示されているのは、
 「http://xyz.beanstalkapp.com/?conversion=true」
 というフォルダになる。
4) ここでは、
 「Create a new repository」
 というボタンを選択しよう。
5) ここでは、「sample」と仮にしてみる。
6) この場合の、svnのフォルダは下記だ。
  http://xyz.svn.beanstalkapp.com/sample
  ちなみにこのレポジトリ名を変更するためには、一度レポジトリを削除し、再生成する必要がある。
7) 続いて、ユーザーの設定だが、「Free」プランの場合、特に設定することはない。
 「Set permissions」ボタンを押して、すぐ次へ行こう。
8) 「Congratulations」に遷移する。

これで、設定は完了だ。

9) 画面下のリンク「continue with Setup」を選択すると、
 「Dashboard」と呼ばれる画面に遷移することになる。
  ここでは、「beanstalkapp」のオプション設定画面なわけだが、とりあえず、SVNを利用するだけなら必要ないので無視しよう。
10) このとき表示されているURL、
 「http://xyz.beanstalkapp.com/」
 が、今後大事なユーザーごとのURLになるので、ブックマークするなら、ここを覚えておくとよい。

3.SVNクライアントソフトをインストールする
1) SVNクライアントは何でも好きなものを使えばいい。
 ここでは、「beanstalkapp」でも推奨されている、自分が使っているものを紹介しておこう。
2) インストールの手順などは、下記を参考にしてもらった方が早いだろう。
WindowsでSubversionを使う:TortoiseSVNでバージョン管理
http://sourceforge.jp/magazine/08/08/29/0550232
TortoiseSVNのインストールと設定
http://www.gside.org/Gentoo/subversion/subversion_client.html
TortoiseSVN Subversion クライアント for Windows Version 1.5.2
http://tortoisesvn.net/docs/nightly/TortoiseSVN_ja/index.html

要は、必要なファイルをダウンロードして、インストールすればよい。

TortoiseSVN-1.6.2.16344-win32-svn-1.6.2.msi
LanguagePack_1.6.2.16344-win32-ja.msi

を単にセットアップしただけだ。

4.既存のフォルダを取り込む
1) ここでは、「D:\pomera」フォルダを SVN に設定することにしよう。
2) 先ほどの Dashboard に戻ろう。
 「http://xyz.beanstalkapp.com/」
 だ。
3) 先ほど設定したログイン名とパスワードを利用しよう。
4) レポジトリのURLを選択するためには、
 「Repositories」タブを選択する。
5) レポジトリ一覧の中で、作成したものを選択する。
6) 「Title and URL」という中で、レポジトリのURLが表示されているので、それをクリップボードにコピーしておこう。
 「http://xyz.svn.beanstalkapp.com/sample/」
 だ。
7) 次に Windows Explorer を利用して取り込みたいフォルダを選択する。
8) 右クリックすると「TortoiseSVN」というメニューがエクスプローラーに作成されている。
9) 続いて「インポート」というメニューを選択する。
10) リポジトリのURLとして、先ほど 6) でコピーしておいたものをペーストしよう。
11) ここで、認証を要求されるので、設定したログイン名とパスワードでログインしよう。
12) この後、フォルダの中身が自動的に、ネットワーク上の SVN サーバーに「インポート」される。

ここまでで、SVNサーバーのレポジトリ上にファイルが登録されたことになる。

5.SVNの作業ディレクトリを設定する
1) 続いて、Windows のローカルディスク上に「フォルダ」を作成しよう。
 これはどんなフォルダでもいい。
2) 作成したフォルダを、マウスの左クリックで選択したら、続いて「右クリック」する。
3) 「SVNチェックアウト」を選択する。
4) 「リポジトリのURL」には、先ほど登録したレポジトリURLを。
 「チェックアウトディレクトリ」は、これから利用するフォルダ名を指定する。
 「チェックアウトする深さ」はデフォルトで「再帰的」になっている。
 特に変更する必要はないだろう。

ここまで行えば、作業の準備はできた。テキストの追加でも、編集でも何でもこいだ。

6.SVNとの間で、チェックイン・チェックアウトの作業を行う
1) 先ほどの作業ディレクトリに移動しよう。
 「D:\pomera」
 だった。
2) ここでは、どんなツールを使用しても作業することができる。
 例えば、秀丸エディタや、Visual Studio など任意のフォルダでアクセスすることができる。
3) 新規にファイルを作成しよう。
 編集が終わったら、普通にファイルを保存する。
4) svnの管理下に置かれていないファイルには、アイコンが表示されない。
 ファイルを選択して「TortoiseSVN」>「追加」を選択する。
5) 続いて、再度ファイルを右クリックで選択し「SVNコミット」を選択する。
 すると、コミットダイヤログが表示される。
6) ここで、変更した項目一覧をみて適切であれば、「OK」ボタンを選択する。
7) 転送ダイヤログが表示されて、SVNへのチェックインが完了する。
8) さらにファイルを変更すると、チェックアウトのアイコンが消えてなくなる。
9) これはその後編集されていることを示しているぞ。
10) ちなみに一品ずつチェックインしなくても、フォルダ全体にまとめて「チェックイン」することも可能だ。作業の親フォルダを選択して、「SVNコミット」すればよい。
[ 取材日記 ] / 2009-06-07 00:14:15 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




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