聖なる医者 聖リカルド・パンプーリ◆、ついに憧れの修道生活に（５

『聖なる医者　聖リカルド・パンプーリ』企画：デルコル神父、文：江藤きみえ、２４

◆、ついに憧れの修道生活に（５）

　かれはまた、外来患者の診察もまかせられ、また、手術さえもまかせられ、みんなを驚かせました。かれは皆に対して、ひじょうに親切でした。診察や治療と同時に霊魂をいやす信仰の薬も与えていました。

　誰に対してもつつしみ深く、やさしくふるまうかれを多くの患者が信頼しました。修道女も神学生も、司祭までも好んでかれの所に来て診察を受けていました。その影響はどんなに大きかったかを示す一例をあげますと、世間の女性がつつしみのないみなりをして診察を受けに来ると、もう次の時からその患者はもっとつつしみのある服を着てくるようになるのがたびたびでした。・・・それは、かれが何も忠告しないでもです。

あらゆるところでロザリオが 教皇ピオ12世

願わくはロザリオの祈りの敬虔な数珠が、全ての人の手にかかりますように。聖母の栄光を歌うロザリオの祈りが、教会、家、病院、牢獄で、大小の信者の群れを集めますように。

教皇ピオ12世　回勅『アド・チェリ・レジナム』1954年10月11日

信仰者として、また社会人として 聖ヨハネ・ボスコ（ドンボスコ）

信仰の面では良いキリスト者に、社会人としては誠実な人間になってもらいたいのです。

聖ヨハネ・ボスコ（ドンボスコ）