カーフリー

関連するような関連しないような

ペデ幹線は歩行者優先信号にしませんか

2005-03-31 | デザイン
 つくばの学園地区のペデ幹線の横断歩道について、歩行者側を常に青にしておいたら良いのにと思っていたのですが、その実験が存在するようです。
 特に重要と思っていたのが、ループと交差する旧ダイエー南とエキスポセンター北の二点です。ここは立体交差になっていませんし、意外に見通しが悪いため、今後増えるであろう新参者の自転車や歩行者にとっては特に危険に感じるところだと思います。かといって、押しボタン式信号ではしばしば歩行者が待たなくてはいけなくなるのがおかしなところです。
 これに関する他地域での質問に対して、行政側は「自動車と歩行者の交通量を比較して」と回答していることから、上記の箇所では適性があるのではないでしょうか。
 車依存からの発想の転換という点では、非常に意義深いものになると期待しています。

東京新聞
歩行者優先信号 いつも青
止まれ 車優先時代
http://www.tokyo-np.co.jp/00/thatu/20050308/mng_____thatu___000.shtml

市職員採用試験に疑念再び

2005-03-02 | 
つい先日、市職員採用試験について、「選挙もあったし、コネ(縁故)があったんじゃないですか?」「(数年ほど前の)自分の時は違うけど、コネはあるみたいですよ。」というようなニュアンスの話を聞きました。
半年ほど前、一次試験の結果発表が選挙後に延期になったことで浮かんできた疑念が、強いものになってしまいました。
市民の間では縁故は当然のこととして、「500万円」とかの賄賂の存在までがささやかれていましたが、まさかまだそんなことがあるとは、信じられませんでした。
平成14年度の流山市職員採用試験で市内在住者に120点を加算していたことがニュースになり、「地方公務員法において適正な職員の採用方法について規定する条項に悖る(もと)ものであり、従って不適正な職員の採用が行われた強い疑念を抱かざるを得なかった」とする流山市職員採用試験調査委員会調査報告書が出されています。
情報公開法も施行されており、もう、世の中は変わりつつあると思っていました。しかし、利根川を渡ると、もうそこは別世界なのでしょうか。

コネ(縁故)は、地元優先よりも相当に悪質です。
webで検索してみると、市町村レベルの自治体職員採用試験にはいろいろな経緯があるようです。しかし、大体が、平成14年度以前の話ですけれども。
例えばヨミウリオンラインにあった投稿に基づいてお話しを作ると、すごいことになります。
**おはなしはじまり**
今年は4人の採用予定に対して8人応募してきました。
一次試験で、縁故者が最低点を取ったのですが、有力者との関係上、一次で落とすわけにはいかなかったので、合格点のボーダーラインを下げて、全員合格としました。
最終試験は面接が主なので、逆転の可能性もありました。しかし、高い面接点をつけても総合点で合格点に至らない縁故者が残りました。結局、採用予定4人だったところを、2人だけの採用としました。なぜなら、縁故が無いものが3位と4位に入ったからです。縁故が無い優秀な者を採用しても、思い通りに動いてくれなくて、結果的に「飼い殺し」状態になってしまう恐れがあるため、採用は困難です。
でもこれは建前の理由で、実は、試験が通らなかった縁故者を臨時職員として本来の採用枠外で採用して、後で目当てのポジションに異動させる時のために、枠を残しておく必要があるからです。
縁故採用をすることで、有力者に関連する許認可に融通をきかせることができるし、有力者と持ちつ持たれつの関係を作ることで、結果的には円滑な行政の遂行に大きく寄与するものと言えます。
**おはなしおわり**

 当該地域は、鉄道が来て開発圧力が高まろうとしているところです。そこで許認可担当者(具体的には建築主事など)に選挙絡みの縁故者がおかれるということがあるとすれば、相当に大きなお金(問題)につながります。市民参加のまちづくりなどとはほど遠く、有力者達がまちを食い物にする姿が去来します。優秀な人材を採用することができないならば、地方分権を言っても骨抜きです。
 鉄道が来ることで、説明責任を果たせる行政へと変わることを期待したいところです。

 なお、市職員の目から見ると「コネも悪くない」らしいですが、世代の違いを感じます。

 民間にもコネはあるでしょう。しかし、その職務内容を考えれば、市職員採用については、公平性の観点において、相当に慎重で無ければいけないでしょう。