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震災時の自動車利用を抑制しなくて良いのか?

2012-07-12 | デザイン
国総研アニュアルレポート2012を読みました。
p.15に、図−2東日本大震災時の首都圏の混雑状況の再現として、震災前21.3km/hrから震災後6.2km/hrと大きく低下とあります。
市街地の大火災、建物倒壊による要救助者の発生、あるいは物資輸送のことを考えると、高速道路だけでなく、一般道路についても、震災時には自動車による外出を控えるように周知すべきではないでしょうか。
公共交通機関が動くまでは、職場に待機するか、歩いて帰るかの二択しかないのが常識的な災害対応だと理解してきましたが、そういう認識は世間にはあまり無いようで、驚き、危機感を感じています。

もう一つ、震度5以上の地震が発生した際の職場等での安否確認を携帯電話などで行わせるために緊急連絡網を整備していることも疑問に思っています。震災時には通信が混雑することが予想されるので、命に危険を感じていない側からの無用な通話は控えるべきです。職場での被害状況の確認には、安否確認のサービスを積極的に利用して、そのために携帯電話番号を共有しておくなどの指示にしておくべきではないでしょうか。