心理学オヤジの、アサでもヒルでもヨルダン日誌 (ヒマラヤ日誌、改め)

開発途上国で生きる人々や被災した人々に真に役立つ支援と愉快なエコライフに渾身投入と息抜きとを繰り返す独立開業心理士のメモ

ツインオッター、飛ぶかな?

2011-02-20 11:51:27 | トレッキング・釣り・テニス
水栽培でもう一つ残っていたチューリップの球根からも根が出始めた。
連れ合いによると、腐った表皮がジャマをしていたということで、それを取り除いたかららしい。
窓辺には、緑がたくさんあって気分がいい。

カトマンズは暖かくなってきた。
3月には、NGO活動を続けているJさんもKさんもやって来るという情報。
入れ違いにぼくは中旬に帰国予定。

今回の滞在最後のお遊びで、明日朝からソロクーンブのトレッキングを2週間余の予定。
今朝は最終の準備で、携帯のプリペイドカードを50ルピー分チャージし、和さんトコの大福購入など。

まずは日程的には贅沢に、2800mのルクラ周辺で4泊の予定。
検索によると今は、最高気温-2℃、最低気温-13℃の厳寒の真冬に戻る。
予報では快晴が4日は続くらしいナ・・・

あすはルクラ便ツインオッター機、飛んでほしいな!

計画見直し・・・積雪と、氷河からの冷たい水

2011-02-18 07:35:41 | トレッキング・釣り・テニス
「ナムチェにいるガイドによると、雪が積もり、歩くのが大変な状態だそうだ。ちなみに、今日はよい天気でヒマラヤも見えている、とのこと。しばらく残雪/氷結があるかもしれないので、これからルクラ入りするトレッカーは気をつけて。」
との情報あり。http://dailynepal.blogspot.com/

16日の雨が、当然山では雪だったと言うことだろう。
○年前の3月、ゴーキョで腰までの積雪にあったことがある。

それで、旧知の山道具店へ。
まず下見をしてあった軽アイゼン(ここではクランポンとフランス呼称)を購入。
それから、ロングスパッツ(ここではゲーター)と、
(ズボン下と雨具ズボンで対応しようとしていたけど)冬用ズボンも。

5400mの峠越えは積雪時は事実上トレッカーには不向きだから、コースの見直しにも留意。

そして重大情報!
「ルクラのドードコシにはサカナはいないよ!」とは、ぼくの釣り計画を聞いたソロクーンブ・デウサ出身で、キッチンボーイもやっていたという彼の言葉。「冷たいから、もっと下。」

日本だったらルクラの高度2800mだってイワナはいたよ・・・と考えているんだけど・・・
ただここは氷河からの水で水温が違うかも・・・

実際の停電時間がおかしい?!

2011-02-18 07:04:22 | ネパールでの生活
2月7日から週98時間の停電になっているネパール。
しかし・・・このところ、実際の停電時間がおかしい・・・

ここカトマンズ・タメル地域の予定停電時刻は次;
月;8-15,18-01
火;6-13、17-24
水;4-11、16-23
木;2-9,15-22
金;1-8、13-20

しかし実際は次のようだった。
火;午前1時から6時までの通電がなく、そのまま13時まで。17-24
水;4-11、しかし11時以降の通電はそのまま夜11時にはまだ続いていた。
木;起きた5時には既に電気があった。9時から15時の停電は予定通り。
金;早朝覚醒の4時以降現在、朝7時まだ電気がある。

通算すると、通電時間が長いので文句はないけど、どうしちゃったんだろう?
映画を見るのが止まらなくなってしまって、翌日に影響あり・・・

そして予定を伝える意味は?

H22年度多文化間精神医学会賞は(NPO)SUMH途上国の精神保健を支えるネットワーク

2011-02-17 20:27:42 | 国際協力・保健/リハ/心理学分野
H22年度の多文化間精神医学会賞は、わが「(NPO)SUMH途上国の精神保健を支えるネットワーク」に贈られることになったもよう。

受賞理由は、メンタルヘルス分野における途上国支援を粘り強くしかも、sustainableに続けてこられたこと、とか。

3月18日金曜日19:30からの総会の中で授賞式があり、その後のガラディナーの頭か、その総会の中で理事長が受賞講演の見込み。

事前調査と現地でプロジェクトの立ち上げ、そして駐在を担当したものとしては素直にうれしい!
きっと現在、継続に努力されているA医師、K医師、TPSW、Oさんたちもうれしいに違いない・・・

シトシト雨のカトマンズ

2011-02-16 16:23:51 | ネパールでの生活
日本の梅雨のように、シトシト雨が続くきょうのカトマンズ。
おまけに雷がときどき鳴り響いている。
急に冷えてきて、気温10度くらい、室温は18度くらい。
ひんやり。
タメルの土産物屋の店員たちは、店先でダンボールや木切れなどを燃やして暖を取っている。

おかげでちょっとカゼ気味。
11月に来て以来、3ヶ月ぶりの雨だ・・・

来週からレンジョパス・(条件がよければチョ・ラも)トレッキングを予定している。
一昨日までの2日間はルクラ便が飛ばなかったらしい。
きっときょうも・・・と思える。

自分が行くときはスケジュールどおりにと思うのは、勝手だろうか・・・

はじめの数日はパクディン手前のドード・コシで釣り日を設定。
こっちもどうなるだろうか・・・

来客2組

2011-02-12 20:00:12 | ネパールでの生活
昨日今日と2組の来客あり。

昨晩はJOCV(青年海外協力隊)の医療関係者たち。
病院と障害児者地域ケアとで働くPT(理学療法士)2名と、
行政サービスの中の栄養士、
地域ケア機関に所属している看護師と助産師。
みんな初めてのネパール駐在なので、ネパールの医療システムや従事者の種類などへの疑問に対して、駐在3回目の連れ合いが資料を示して答える形の勉強会だった。
ムリはないけど経験上、日本と比較しての疑問ばかりで、開発途上国に共通する課題という把握をして考察を深めるにはまだ時間がかかるかも。
その後の持ち寄り食事会には、村落開発JOCVと、例の淡水魚養殖SVも合流。
話が弾んで、またやりましょうということになった。

きょうは、数ヵ月後に住む予定のネパール人大家さんの母と16歳と14歳の娘2人の訪問。
2年前までに2年ほど住んだところなので、顔見知り。
ここタメルには、数年来たことがないという話が前に食事をしたときにあったので、招いた。
白人ツーリストの多いカフェでケーキを食し、その後、部屋に来てもらった。
娘たちは屋上からの景色に関心・・・元王宮の博物館を訪れたときの空っぽの様子や、林立する建物の屋上にあるアンテナの群れ、タメルで唯一知っている親戚が経営するホテル、など。

ネパールでは中学生はもう英語で会話ができる!
日本では??
そしておっとりとした上の子は、10年生を終える今年はSLC試験の年。
親に言われて、家庭教師を過ごしたり塾へ通って、いい点数を取るよう仕向けられている。
ネパールの進学準備は日本と似てきている・・・



帰国日までのVISA

2011-02-09 02:36:37 | ネパールでの生活
帰国日まで18日間VISAが足りないので手続きにでかけた。
イミグレーション・オフィスが、マイティガール裏へ移転していて、探すのに一苦労。
延長1日について2ドル相当のネパールルピーとして2620ルピー、写真1枚と申請書で、午後2時以降に即日発行。
知らないスタッフなのに、イスで待っていると引き換え券を持ってこいと声をかけてくれて、予告時刻より早く終了。ネパールでは偉そうな公務員ばかりにあうのに、こういう人もいるのかと、ちょっといい気分になる。

待ち時間に、タパタリのEKTA書店にひさびさに寄ってみる。
昨年発行の異文化関係の心理学と精神保健関係書、それとちょっと古くて1992年発行の途上国の地域保健マニュアルを入手。
英語圏の専門書でインドでリプリントしているものがあると、600ルピー(約800円)程度で安く手に入るのでとてもありがたい。日本なら数千円するかも。

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さて帰国日までの滞在延長手続きを終えたので、日本での活動について、徐々に頭を切り替えていこう・・・といっても、まだ2週間余の新ルートトレッキングを予定している・・・

まずは帰国してまもなく;
多文化間精神医学会が箱根で3月18日(金)19日(土)。
ぼくの役は3つ。
第1日午後;シンポ「日本の心理療法の海外での展開」の共同司会者
第2日午後;一般口演演題「韓国の自閉症協会との交流」「日本・台湾・シンガポールの老親扶養比較」「韓国の帰国学生の滞在国別ストレス比較」の座長
両日   ;ポスター発表「内戦後のストレスケア-ネパールにおけるケアと研究の現在」

4月からの巣鴨のTa大学非常勤講師「障害保健福祉論」のシラバス提出(オンライン掲載)期限が約1週後。一応、こういう感じ:
「目指していること;障害保健福祉分野について、地球的な視野で状況を概括した後、権利・平等と差別を整理し、ついでうつ病・統合失調症を基礎的に理解したうえで、障害を持つ当事者の動き・地域ケアを糸口にして学びます。そしてさらに、障害者が障害を受け容れる心理社会的なプロセス、また回復力を高める会話・支援者の気持ちを表現する基礎についても焦点を当てます。
方法;学習者自身が小集団で準備し発表し討議することによって知識を身に付けることを重視する協同学習法によります。」

自宅開業相談室への予約メールへの応答、継続クライエントとの連絡。
ありがたいことに、かつての病院勤務のときに出る・入るですれ違いだった開業精神科医師から紹介がある。

(NPO)途上国の精神保健を支えるネットワークへの関与。
バンクーバーの大学人たちが支援に加わることになったらしい。

国家資格化への関与。
厚労省精神保健課に次年度、心理職が配属予定(Misさん情報)だって・・・
官僚たちが予想して準備に入ったって考えるのは、そう誤りでもないだろう。

などなど。

そういうなか、あの川は3月21日は渓流釣りの解禁だな、などという思いが頭をよぎったりして・・・

急に春めいてきたカトマンズ

2011-02-08 04:03:38 | ネパールでの生活

朝晩でも室温は20℃くらいになった。
昼は半袖の人も増えた。

窓辺に置いた水栽培のチューリップ、芽も5cmは伸びたし、根も伸ばしてきた。
エンドウは1m以上にも蔓を伸ばしている。
ミニキャロット、ラディッシュは葉が茂ってきて、収穫がもう近い?

ラムやロキシーは、お湯ではなく水で割るようになった。
街を歩くのに、スニーカーではなくてサンダルがよくなってきた。

連れ合いがサリーにはズボン下(?)が不要と言い出して、もう2週ほど経つ。

11月からの寒い季節が今、終わったようだ・・・
ただ、まだ日の出は遅い。

最高気温25℃、最低気温5℃、日の出0650、日没1746。
そして停電がきのうから1日14時間になったカトマンズ。

ネパールは新首相で変わる?

2011-02-07 03:33:41 | ネパールの政治治安状況
ネパールは節目を向かえることになるだろうか?

NHKニュースより
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王制が廃止され共和制へと移行するなかで政治の混乱が続いているネパールで、17回の投票を経て7か月ぶりに新しい首相が選出され、国の再建に向けて指導力を発揮することができるか注目されます。

ネパールでは、10年に及ぶ内戦のあと、2008年に王制が廃止されて共和制への移行が始まりましたが、憲法の制定などを巡って連立政権と野党の対立が深まり、去年6月、首相が辞任しました。

その後、新しい首相を選ぶ投票が議会で16回にわたって行われましたが過半数を獲得する候補がなく、3日になって与野党の間で調整を行った結果、与党で中道左派のジャラナート・カナール議長が、17回目の投票で7か月ぶりに新しい首相に選ばれました。

ネパールでは、新憲法の制定や、内戦を戦った武装勢力の兵士を軍や警察に統合する問題を巡って、連立政権と最大野党で武装勢力を抱えるネパール共産党毛沢東主義派が厳しく対立してきました。

3日に行われた投票では、毛沢東主義派がカナール氏を支持したことから、近く発足する政権には毛沢東主義派も加わる見通しで、今後、カナール氏が指導力を発揮して国の再建に向けた動きを加速させることができるか注目されます。
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ぼくの周辺のネパール人数人の反応は厳しく、ネパールは変わらないよとか、選挙目当ての妥協だよなど、政治家への深い絶望の声ばかりでした!

数日前の新聞による新首相期待調査では、80%とダントツ第1位の期待を集めているマオ派2番目のリーダーで、知的とか現実派とかいわれるバブラム・バッタライは、上の動きに反対を表明していて、その動向も気になるところ。

学生運動の議長出身で、留置・拘置が1969年に4ヶ月・73年に1年2ヶ月・75年に6ヶ月・76年から3年の4回計5年間、地下潜伏が1975年と79年から90年・2005年と3回約11年間。
そして1978年のネパール共産党マルクスレーニン主義派の結成メンバーという闘士の経歴。
イラム出身で、科学の教員の経歴が計4年間。
ぼくと同い年だなあ・・・

きのうのTVでは、「すべての局面で、民主主義を徹底し透明を持つ運営」と、官僚に檄を飛ばしていた。

期待していいのかなあ・・



どうなるの???

セティ河のサハールはディパヤル以南に

2011-02-06 23:09:33 | トレッキング・釣り・テニス
西ネパールへの出発が都合で一日早まり、帰りは予定通りで今朝早く、丸一日24時間のクルマの中にいて、クタクタになって帰着。

サハールは、セティ河のディパヤルDipayal、ゴップガートGopghat周辺にはいないということが確認できた、ちょっと残念な旅だった・・・

ぼくの振り続けたロッドから;
3日間で当りはなく、ただ1回、ルアーを追ってきた30cmほどのアスラ様の魚影を見たのみ。

村人の情報から;
昔は深かったところも砂で埋まってしまったからね、タライ(ネパールの南部、インド国境地域)へ行っちゃったよ、など。

村のマジ・ジャート(川漁や渡しなどのカースト)の網(流し刺し網や、テグスでループを作り前夜に沈めて置く伝統のパソ)から;
アスラなど、河底の石に着いた苔を食するのに向いた下向きの口をした(つまりFish Eaterではない)5種を確認。

こういう失意の釣りの日もあるよなあ・・・
でも、とても心安らぐ人たちとの出会いと、川魚豊かな大自然の中での時間だった!

帰路の1700mあたりの稜線から2100mの峠に至るまで北側に、尖った山容のApi7132mとSaipal7031mが輝いて見えていた。

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ダンガリDhangadiからディパヤルの160kmが舗装されていて、5時間ほどで到着したことには驚いた。
しかもガケ崩れ跡には重機や人が入って補修中・・・こういう当たり前がネパールではなかなか目にしないから。
この地域出身のデウパ元首相がやった、と話す村人がいたけど、何処も同じ、そういうことなんだろうか?
ソロ・クンブのジリからバンダールの手入れのない凸凹道とは大違い。

ディパヤルではホットシャワーを毎日使うことができた、リモートエリアなのに、これも驚き。
バケツ1杯を自分で室外のガス瞬間湯沸かし器で汲んでバスルームへ運ぶのだけど。
シーツと掛け布団が清潔で、気持ちよかった。

それと、精神保健NGOのCMCネパールのスタッフと会った。
HIV罹患率が高い地域なのだと。
インドへ出稼ぎに行って持ち込むというルートと説明していた。