牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

丼達/DONTATSU (水道橋)

2007年11月30日 | 食べ歩き (その他)
水道橋で所用を済ませた後、駅裏を通って都営線の駅に向いました。

10数年前、勤務先が三崎町にあった頃を思い出しながら雑然とした街並みをながめながら歩くと、次々と目の前に現れるのはその昔入ったことのある店。
さすがに一人で「焼肉 京城」には入れないなと、ふとその向かいを見ると「丼達」と大きく書かれた看板がありました。

そこには「秘伝のタレ 丼ぶりの達人」とあり、いかにもジャンクな雰囲気がただよっています。こういう店には入ってはいけないんだな、と思いながらも、我慢できずに暖簾をくぐってしまうのが人情です。

店内に入ると「ガッツリ系の者達を幸せにする店」とあり、早くもちょっぴり後悔です。基本的なメニューは豚と野菜を炒めたものがのせられた丼ぶりで、ソースを甘めか辛め、しょうが味がにんにく味かのバリエーションです。

特筆すべきは自らガッツリ系と呼ぶそのボリューム。並がですら、普通の店では大盛クラスの400g。さらに大盛りだとごはんがその1.5倍、トッピングで鉄人(肉2倍)、超人(肉3倍)、大魔神(重量1.5kg)のオプションがあります。

隣では体格のいい若者が、大魔神と思われる洗面器のような丼ぶりに、お好み焼きのようにマヨネーズを格子状にかけてほおばっていました。

私も負けて入られないと、豚丼しょうが味のご飯少な目に肉2倍の鉄人オプションをつけました。
味の方はといえば、西早稲田にある「伝説のすた丼屋」を多少、さっぱりさせた感じ。
味のベースには、アメリカで人気のヨシダソースを使っているそうです。
テーブルの上にも追加でかけられるように置いてありましたが、ちょっと味わってみたところ、お好み焼きのソースのような感じの味でした。

食べたあとは自分の口臭が多少、気になる気がしましたが、確かに満足感はありましたね。

クリスマス ブレンド (Christmas Blend)

2007年11月28日 | お気に入りの食材
久しぶりにスターバックスに豆を買いに行ったところ、ディスプレイがクリスマス一色でした。

選んだのは、毎年この時期に飲んでいる季節限定の「クリスマス ブレンド (Christmas Blend)」です。

比較的コクが強めなのですが、口当たりがとてもなめらかで、とても美味しいコーヒーです。
普段はやや酸味が強い豆を選びがちなのですが、寒い季節ならではの落ち着いた味わいでした。

例年はクリスマスを過ぎると「ホリデー ブレンド」として売られるのですが、今シーズンも、しばらくこの味を楽しむことになりそうです。

本格つけ麺 たれ蔵 (東銀座)

2007年11月27日 | 食べ歩き (その他)
所用のため東銀座を訪れた際、三原橋の角にある地下鉄の出口のすぐ脇に、大きな木製の「本格つけ麺 たれ蔵」の看板に目がとまりました。

銀座の一等地につけ麺とは珍しいなと思い、試しに入ってみることにしました。

入口は階段を少し降りたところにあります。
券売機をみると、つけ汁は味噌、醤油、醤油ピリ辛とあったのですが、いまひとつピンと来るものがなかったので、表の看板で目立っていた「三品盛つけめん」にしてみました。

つけ麺屋の文法に則って、麺の量にかかわらず、並盛、中盛、大盛は同じ料金とのことです。テーブルについて「並盛」を注文すると、「本当に並盛でいいの?残してもいいから中盛にすれば」としつこく言われたのですが、初志を貫徹しました。

しばらくして運ばれた麺の量は、明らかにひと玉ないような少ない量でした。
しつこく中盛を勧められた訳がわかりました。
麺は湯切りが今ひとつだったものの、まぁ合格点でしょうか。
三品とは、野菜、味玉、チャーシューのことのようで、つけ汁は具でいっぱいでした。

味は全体に和風のあっさり目なので、万人に受け入れられる味だと思いましたね。

田島屋 (若松町)

2007年11月26日 | 食べ歩き (牛込界隈)
若松町交差点にある「田島屋」でお惣菜を買いました。

マクドナルドの隣というか同じビルの1階にある小さな店で、以前から気になっていたのですが、なかなか入る機会がありませんでした。

入ってみると、佃煮や煮豆、きんぴらごぼうなどの惣菜がところ狭しと並んでいました。
和の惣菜以外にも美味しそうな手作りの洋風のおかずがあったので、オムレツとカキフライを選びました。

両方とも本格的な洋食屋でいただくような美味しさで、からっと揚がったカキフライはとてもジューシーで、それなりにいい材料を使っているように思えます。

値段も二つあわせて550円と手頃なのもうれしいところですね。

哈爾濱餃子/ハルビン餃子 (堀切菖蒲園)

2007年11月25日 | 食べ歩き (その他)
青砥にある友人の店で髪を切った帰り、いつものように国道6号から堀切橋に買い物グルマを走らせました。その道すがら、京成線の堀切菖蒲園駅近くで信号待ちをしていたところ、餃子と書いた赤いテントの店がふと目に飛び込んできました。

以前「堀切菖蒲園に美味しい餃子屋がある」という評判を耳にしたことがあったので、もしやここではと思うと、条件反射のようにパーキングメーターにクルマをとめてその怪しい店に向っていました。

野生の勘はあたるもの。まさにそこがお目当ての「哈爾濱餃子/ハルビン餃子」という店でした。
店内は狭いカウンター5席だけと小さく、中国語を話す老夫婦二人で切り盛りしています。メニューは天井からすだれのようにたくさん吊り下げられており、餃子だけでも5~6種類くらいありました。
調理を担当する奥さんに何がおススメかと聞くと、トマト水餃子とのこと。焼き餃子とあわせて頼んでみました。

待つこと数分、つやつやとした大き目の餃子が運ばれました。1品350円から400円と安いのでそれほど期待していなかったのですが、一つ一つがかなり大きく、餡もたっぷり入っています。自家製の皮がぷりぷりとしており、噛むごとに肉汁が口の中にあふれんばかりに広がって、まさに至福のひとときでした。

評判のトマト餃子の味もなんともいえない美味しさなのですが、焼き餃子の香ばしさもまた最高でした。

美味しいものを食べると幸せな気分になるものですが、久々にそんな気持ちにさせてくれた店です。
少し不便なところにありますが、わざわざ訪問する価値のある名店だと思いましたね。

さいたま屋 (西早稲田)

2007年11月24日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
11月になろうとする頃か、人知れず「桂花ラーメン」早稲田店が店じまいしました。
開店したのが2005年末でしたから、2年と持たずの撤退です。

思い起こせば、この場所には「ハルピンラーメン 雷屋(いかずちや)」がありました。
すぐ近くにある際コーポレーション系の「異国カレーうどん 金飩家(きんどんや)」や「万豚記/WAN ZHU JI」は、それなりに繁盛しているので、立地ではなく店自体に問題があるのでしょう。

その後には何ができるのだろうかと期待していたら、なんと以前、早稲田松竹の前にあった「さいたま屋」ができるとのこと。
この店も1年足らずで閉店し、その後にできた「ばんがい」も早々に撤退したばかりです。
いったい何がなんだかわからない状況です。

以前はあまりいい印象がなかった「さいたま屋」ですが、どのくらい進化してリベンジしたのかが気になったので、早速入ってみました。

メニューは以前と変わらず、つけめんもあれば博多とんこつもある、というなんでもござれなラインナップです。
以前は、並盛(200g)、中盛(300g)、大盛(400g)ともに650円でしたが、今回は多少傾斜をつけて600円、650円、700円と50円ずつきざんでいました。

いただいたのは前回同様、つけ麺の並盛です。
麺はやや縮れた平打ち。つけ汁は魚介風ですが少々、油っぽさを感じました。
全体の印象としては、湯切りは甘いし麺のコシは皆無。チャーシューはパサパサで冷え切ったゆで卵も今ひとつな感じでした。

ふと前回を思い起こせば、似たようなことを感じていたようです。

この跡地にはどんな店が入るのかだけが楽しみです。

a Cave/エーケイブ (麻布十番)

2007年11月23日 | 食べ歩き (その他)
麻布十番のアジアンダイニング&カフェ「a Cave/エーケイブ」でお昼をいただきました。

麻布十番商店街の真ん中あたりにあるビルの地下にあります。商店街沿いに看板が見えるものの、入り口は少々、わかりにくいかもしれません。

玄米を使った沖縄料理をモチーフにした店で、ランチのメインは十穀米の石焼ごはん。それ以外にもグリーンカレーや竜田揚げの丼物などもあります。
今回いただいたのは、タコライス。
タコライスといえば、ご飯の上にまさにタコスの具が載せられたものが多いのですが、このタコライスは甘辛く煮込まれたそぼろ状の挽き肉がたっぷり載せられ、その上に目玉焼きやレタスが添えられていました。十穀米とそぼろの味がマッチして、味、ボリュームともに満足でした。
タコライスというより、ロコモコっぽい印象でしょうか。

美味しいですし、飲み物もついて850円とリーズナブルでしたので、流行る理由もわかりますね。





広島風お好み焼き 坂/ばん (西早稲田)

2007年11月22日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
西早稲田交差点の近くの「広島風お好み焼き 坂/ばん」に行きました。

天婦羅 いもや」やうなぎの「田川」がある、早稲田通りの一本裏手の「(高木)ブー通り」の入口にあたる場所にあります。

恩師ご御用達の店のうちのひとつなのですが、あまり広くはないため、ゼミ終了後の懇親会でもたまにしか入れることがありません。

広島風お好み焼きというと、オプションを盛り込むと1,000円を超えてしまうことがあるのですが、この店は本格的な割には値段がお手頃です。
基本の肉玉が580円、肉玉そばが680円。ボリュームが欲しいときはそばを2玉のWにするのですが、それでも100円増しです。

今日は、肉玉そばにトマトとチーズを加えてみました。
焼いたトマトの酸味とチーズの組み合わせが、お好み焼きのジャンクな味を少しばかり上品にしてくれたよう泣きがします。

この界隈の広島風お好み焼きといえば高田馬場の「れもん屋」が有名ですが、手軽さで言えばこの「坂/ばん」も捨てがたいですね。

粋生 BEER/エチゴビール

2007年11月21日 | お気に入りの食材
近所のよしや柳町店に出かけたところ、「粋生 BEER」と書いてある見かけないビールが並んでいました。

金色とはいえ何となく目立たず垢抜けないパッケージで、「ALL MALT BEER」「SUPER PREMIUM」とある割には198円と安いので、ものは試しと買ってみることにしました。

製造元を確認すると「エチゴビール」とあります。エチゴビールといえば日本で最初の地ビールで、以前に丸正 新宿若松町店で買ったことがあり、なかなか美味しかった記憶があったので期待が持てます。

早速飲んだところ、酵母っぽい独特のクセをやや感じながらも、コクがある上に酸味と炭酸がとてもいい刺激で、198円とは思えない美味しさでした。飲み終わりまで水っぽくならず、コクと刺激が残っていたのは大したものです。

偶然の発見に、ほんの少し幸せを感じましたね。

Com Pho/コム・フォー (丸の内)

2007年11月20日 | 食べ歩き (その他)
丸の内で簡単に食事を済ませなければならなかったので、オアゾの地下1階にある「Com Pho/コム・フォー」に行きました。

ベトナムの米麺「フォー」の立ち食い屋ということで、食券を買ってカウンターでいただく方式です。オフィス街だけあって、テイクアウトにも力を入れているようです。

メニューは定番の鶏のフォー、サラダ仕立ての冷麺、期間限定の牛しゃぶをのせたフォーとスパイシーフォーの4種がありました。
このようなラインナップのときは、よほど体調が優れない限り辛いメニューを選んでしまいます。

スパイシーフォーは、レッドカレーの辛さががベースとのこと。ベトナム料理独特のスパイスとなんともいえないレモングラスの風味が美味しく、ファーストフードにしてはしっかり出汁をとったスープだと思いましたね。

途中でトッピングのもやしを入れたのですが、つるつるモチモチとした麺とシャキシャキの食感のもやしがとても美味しかったです。

エスニック料理屋ではよく見かけるフラインググースのシラーチャーチリソースがあったので、アクセント代わりに入れたのですが、調子に乗りすぎて入れすぎたのか、しばらく口がビリビリとしびれていました。

中国料理 神楽坂 五十番 (神楽坂) 

2007年11月19日 | 食べ歩き (牛込界隈)
神楽坂で中高のバレーボール部のOB会の集まりがあったので、帰りに「神楽坂 五十番本店」で中華まんをお土産に買いました。

本格四川中華料理の店ですが、どちらかといえば二十数種類も揃った中華まんで有名な店です。

いただいたのは、「特製肉まん」「貝柱肉まん」に「ミニカスタードまん」と「ちまき」の4種類。どれも美味しかったのですが、特製肉まんと貝柱肉まんの味の差がほとんど感じられなかったのが残念でしたね。

どれがどれだか見分けがつかなくなってしまったので、五十番のWebサイトで調べたところ、六本木ヒルズ店の紹介コピー「六本木の非常にナウな方々にも五十番の大きな肉まんでご体力付けて頂いております。」に思わず脱力しました。

商品の写真も、実物の方が「もう少し餡が少なくて皮が厚いぞ」と突っ込みたくなりましたが、美味しかったのでよしといたしましょう。

カフェテラス小島屋 (若松町)

2007年11月18日 | 食べ歩き (牛込界隈)
わが家から大学院までの通学路は坂を下るだけですのでとても楽なのですが、朝一番で気合の入らないときは、ついつい早大正門前行きのバスに乗ってしまいます。

バスが来る時間までは、交差点の角にある「カフェテラス小島屋」でコーヒーを飲みながらゆっくりと新聞を読むことがあります。
とん加゛亭」の隣で、ニュードラッグ若松町店の2階にあります。入口も看板も目立たないので、地元でもその存在に気づいている人は少ないでしょう。

ニュードラッグはその昔は三菱銀行でした。この数年、何かが閉店するとその跡地にはドラッグストアばかりできるので、少し食傷気味です。

バス停は若松町交差点のすぐ近くにあるので、都バスのWebサイトで運行情報を確認しつつ、ギリギリまで新聞の見出しを追いながら、道行くクルマや往来の人をボーっとながめて過ごします。

ほんのちょっとの早起きとぜいたくな時間が、充実した一日を演出してくれるような気がしますね。

英国風特製カレー サンライン (高輪)

2007年11月17日 | 食べ歩き (その他)
次の日が台無しになるような飲み方はやめようと思っても、気づくと3時過ぎまで飲んでしまうこともあります。
お付き合いとはつらいものです。

そんなこともあろうかと、ハイチオールCやマリアアザミは欠かさないのですが、その化学のパワーをもってしても午前中は使い物になりませんでした。

こんなときは無理にでもお腹にものを入れなければならないと、ふとあたまに浮かんだのが「英国風カレー SUNLINE」です。

泣けるほど激辛でスパイシーなのに「お水はいっさい出しません」という風変わりな店なのですが、ただ辛いのではなく神経を鎮め、アルカリ性なので酔いざましには最高とのことを思い出したので、試しに食べに行くことにしました。

相変わらず口の中を刺すように辛いカレーでしたが、不思議と神経が覚醒したような気がしました。

暗示にかかっただけかもしれませんが、コクの深い辛さに救われたような気がします。

洋食屋 ミスターガーリック (麻布十番)

2007年11月16日 | 食べ歩き (その他)
六本木での打合せの後、お昼でも食べようかと芋洗い坂を下って歩いていたところ、気付けば麻布十番あたりまで来ていました。
そこで以前から気になっていた洋食屋「ミスターガーリック」に入ってみることにしました。

新一の橋交差点の裏手で麻布十番商店街から1本裏手に入ったところにあります。路地に看板は出ていますが、雑居ビルの地下にあるので、営業しているのかどうかが今ひとつわからないくらい目立たない店です。

ランチのメニューは1200円のハンバーグと1000円のビーフコロッケの2品のみ。そこで、美味しいと評判のビーフコロッケを頼んでみました。

一足先に運ばれた味噌汁を飲むと、豆腐とお揚げだけのシンプルな具なのですが、何ともいえない甘みとコクが美味しく期待が高まります。
肝心のコロッケですが、お皿にちょこんと小さめのものが二つだけのせられており、付け合せの量も多くはなかったので、一瞬あれっと思いました。ところがコロッケをひと口食べて納得。コロッケというよりは、やわらかく上品に肉のうまみが引き出されたメンチカツのようなもの。ジューシーでクリーミー。衣はサクサクで深みのあるドミグラスソースの味といい、1000円でこんなに美味しいものが食べられるとは驚きです。

美味しいものを少しだけ食べる、久々に学生街と対極にあるオトナのランチを楽しんだような気がします。

博多まるきんラーメン (白金)

2007年11月15日 | 食べ歩き (その他)
恵比寿での所要を済ませた後、白金まで戻る途中で、恵比寿三丁目交差点の近くにある「博多丸金ラーメン」に行きました。

思い起こせば初めてこの店に足を踏み入れたのは1996年前後の頃だったでしょうか。外苑東通りをクルマで流していて、何となく目について入った店でした。
九州のとんこつラーメンは、それ以前にも食べたことがあったのですが、替え玉の文化を楽しむようになったのは丸金に通うようになってからでした。
その後、あまりこの近辺にクルマで来ることもなくなったのですが、渋谷や新大久保に支店を見かけるようになったので、ずいぶんと流行っているなと思ったものです。
当時は表にテーブルを出すような感じの屋台風の店でしたが、久々に訪れるとキレイなカウンターができていました。

いただいたのは、当時はなかった「辛いまるきんラーメン(辛まる)」というメニュー。真っ赤に染まった辛いスープに、挽肉、もやし、チャーシュー、きくらげなどがたっぷりとのせられていました。

特製のスープはその色ほどは辛くなく、とんこつのマイルドな味わいに思わずたくさん飲んでしまうほどでした。とても美味しかったですね。

あまりに夢中になって、お約束の紅生姜とすりゴマを入れ忘れてしまったのが、少しばかり心残りです。