牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

スマトラカレー 共栄堂 (神保町)

2007年10月31日 | 食べ歩き (その他)
神保町でセミナーがあったので、朝からランチにはどこに行こうかと楽しみにしていました。

社会人になりたての頃は勤務先が小川町にあり、余裕があるときには神保町あたりまで足をのばしたものです。
どこに行こうかと悩んだ末に、選んだのが神保町交差点の近くにある「スマトラカレー 共栄堂」です。

ご主人の縁戚が経営しているという内神田の共栄堂とともに、最も好きなカレーのひとつでした。

いただいたのはチキンカレー。もちろんソースは大盛りにしました。

小麦粉をいっさい使わず、26種類ものスパイス香辛料をじっくり炒めたというソースは相変わらずサラサラとしており、黒に近い濃い色になっていました。
辛くもあり、そして深みのある懐かしの味でしたね。

最後にポタージュスープで火照った口内を鎮め、至福の余韻にひたりました。

俺の空 (高田馬場)

2007年10月30日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
新宿から高田馬場経由で学校に向かう前に、時間があったので久しぶりに戸山口前にある「俺の空」に行きました。

俺の空といえば、かれこれ5年前の年末にあるテレビ番組のラーメンランキングで1位に選ばれてから異常とも思える行列店になり、しばし敬遠していました。
それから2年くらい経って、ほとぼりが冷めた頃に1回食べただけなので、3年ぶりの訪問です。
その間も何度か行こうと思って店の前まで行ったのですが、夕方は早く店じまいしてしまうため、なかなか入る機会がありませんでした。

メニューは豚そばの「掛け(普通のラーメン)」と「浸け(つけめん)」。ともに800円で味玉が100円のオプションです。
以前はつけめんしかなかったので、今回は「掛け豚玉そば」にしてみました。

前回はインパクトがあると感じた味ですが、あらためて味わってみるとよくあるダブルスープでどろっと濃いスープは、今や人気のあるラーメン店の定番の手法になったような感もあります。
特徴といえば、その濃厚なスープにあえて九州豚骨ラーメンの極細麺を合わせ、チャーシューの代わりに角煮のようによく煮込んだ豚バラを使うところでしょうか。

体調のせいなのか、やっとの思いで平らげるとふらふらと店をあとにしました。
この手の濃厚なラーメンをいただくのには、体力と気力が必要なようです。
同じダブルスープで濃厚な味でも、「めん徳 二代目 つじ田」の方が、多少は洗練されているような気がします。

行列はなくなったものの店の雰囲気は相変わらずでしたが、店全体が何となくほこりっぽくべたべたしている感じがしたのが気になりましたね。

アニバーサリー ブレンド (Anniversary Blend)

2007年10月29日 | お気に入りの食材
スターバックスで豆を買おうと棚の前で選んでいると、店の方が新しく発売された豆をテイスティングさせてくれました。

アニバーサリー ブレンドという豆で、1996年のアメリカでの創業25周年の際に発表されて以来、毎年秋に発売されているブレンドです。

その年によって多少の違いはあれ、とても深みのある濃い味です。
いつもは酸味の強い豆を好んで買うのですが、テイスティングした際の後味がとてもよかったので、買うことにしました。

アニバーサリー ブレンドは、エイジドコーヒーと呼ばれる3~5年間貯蔵庫にて保管し熟成させて作られた豆を使用しているとのこと。
わが家に戻って早速、淹れてみたのですが、とてもなめらかで落ち着く味でしたね。

論文執筆が山場にさしかかるので、アルコールを控えて、コーヒーの刺激で疲れた脳ミソを覚醒させたいと思います。

オクラ豆腐半熟タマゴカレー/CoCo壱番屋 (牛込柳町)

2007年10月28日 | 食べ歩き (牛込界隈)
愛すべき地元の中華料理屋「宝竜」が閉店して早くも5ヶ月。
閉店後しばらくの間は、店の備品の処分セールをやっていたのですが、気付けばCoCo壱番屋牛込柳町駅前店になっていました。

外出先で時間がないときはよく使う店なのですが、地元の店となると宝竜の思い出が強いせいか、なかなか入る気になりませんでした。

何となく入って頼んだのがオクラ豆腐カレー。ご飯を小盛にし、半熟タマゴのトッピングをつけました。
意外な美味しさでしたね。

西早稲田のYAMITUKIカリーまで足をのばす気力がないときに、再訪したいと思います。

麺うまいもの屋 無庵/むあん (神楽坂)

2007年10月27日 | 食べ歩き (牛込界隈)
神楽坂での打合せの後、地下鉄の出口から赤城神社に向かう路地沿いに、派手な黄色いのぼりと、超極厚網焼きチャーシューと記したこれまた大きな行灯のある店が目に留まったので入ってみました。

「無庵」という屋号でつけめんをメインにしている店のようです。

普通のつけめんでもよかったのですが、チャーシューが売り物のようですので、1150円の特製霜降チャーシューつけめんを頼んでみました。

店長らしき男性はいますが、厨房にいるのは年配の女性とアジア系の若い女性。この二人がぺちゃくちゃとおしゃべりをしながら調理するので、少々不安な気持ちになりました。

運ばれたつけめんはごくオーソドックスなもの。麺はコシのある中太の平打ち、つけ汁はやや酸味を感じながらも支那そばのようにあっさりしていました。
自慢のチャーシューもやわらかく、とても美味しくいただけましたね。

とはいえ、つけめんに1150円は少々、高すぎではないかと思いました。
食べながら「どこかで食べた味」だとずっと頭に引っかかっていたのですが、どうやら山吹町にある「中華つけそば 無庵」の姉妹店のようです。

当時のエントリを振り返ってみると今回と同じような感想だったので、少々高めの値段でも商売としては順調なのでしょう。

定食屋 昼どき亭 (三田)

2007年10月26日 | 食べ歩き (その他)
三田から桜田通りを通って勤務先に戻る途中、港三田四郵便局のビルの一角に「定食屋 昼どき亭」という小さな店があったので入ってみました。

メニューは2種類の定食が680円、カレーライスが500円。学食並みとまではいかないまでも、この界隈ではかなりリーズナブルです。
いかにも親子と思われるそっくりな女性二人が小さな店を切り盛りしていました。
営業時間が午前11時から午後4時までということなので、恐らくビルのオーナーがお昼の時間だけ商売しているのでしょう。

いただいたのはカジキマグロと秋野菜の煮物の定食。家庭的なやさしい味で、とても満足できるランチでした。

ご飯を食べ終わる頃を見計らっておかわりを勧めてくれる気遣いも、うれしいところです。

いつになくほっとできたひとときでしたね。

万豚記/ワンツーチィ (西早稲田)

2007年10月25日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
2年前の夏に早稲田通り沿いの三徳西早稲田店の向かい側に開店した「坦々麺専家 玉丹(ぎょくたん)」が、いつの間にか「万豚記/WAN ZHU JI」に模様替えしていました。

汁なしの一番辛い「紅油坦々麺」が好きだったので残念だなぁと思ったのですが、ご飯ものやつまみなどのメニューを拡充させたようで、売上げのテコ入れをするための際コーポレーション内での路線の変更なのでしょう。
すぐ近くにある同系列の「異国カレーうどん 金飩家(きんどんや)」は健在なので、麺類専業の店舗をひとつに絞ったことなのでしょうか。

いただいたのは土鍋入りの中国ピリ辛ぶっかけごはん「的士飯」。よくある中華の五目炒めより少し辛味を多くしてあります。

香港タクシー飯インスパイア系のメニューだと、早稲田駅前にある「中華料理 秀永」の看板料理「ほんこん飯」が好きなのですが、万豚記の的士飯もなかなか美味しかったですね。

洋食屋 大越 (東麻布)

2007年10月24日 | 食べ歩き (その他)
東麻布にある「洋食屋 大越」に行きました。

新一の橋交差点よりやや飯倉片町寄りにあります。

はるか昔の高校生のとき、水曜日の授業が午前中までだったので、部活が始まるまでの間、港区立麻布図書館で受験勉強をしたおぼえがあります。
学校から図書館までの道のりは、東京タワーの脇から狸穴坂をおりて、この洋食屋 大越の前を通っていたのですが、最近リニューアルしたと見えてすっかりきれいになっていました。

看板メニューはスパゲティにハンバーグやメンチカツ等の定番の洋食メニューを組み合わせるものですが、隣に座っていた方が食べていた盛り合わせがとても美味しそうだったので、いろいろ入った大越弁当を頼んでみました。

弁当の中にはそのスパゲティとハンバーグが入っていたのですが、口の中がもさもさするような食感だったので、弁当の付け合せ程度の量で正解でした。
フライもまだ早稲田にある定食屋の方がレベルが上だと感じましたが、麻布十番という土地柄で7~800円前後で食事ができる点は評価すべきでしょうか。

白河そば (牛込柳町)

2007年10月23日 | 食べ歩き (牛込界隈)
最近は朝5時に起き、5時半に朝食をとることが多いためか、わが家から勤務先に向かう9時前後になると妙にお腹がすくことが多くなりました。

とはいえその時間に胃袋にものを入れると、血液やエネルギーが消化にまわってしまい、頭が働かなくなるので何か食べるのは控えているのですが、牛込柳町駅近くにある「白河そば」の前を素通りできないときがあります。

朝7時から開店しているためか、早朝にもかかわらずランチタイムのように混雑しています。

夏場には冷やしをいただくのですが、少し肌寒くなってきたので「かき揚げそば」に半熟玉子を入れていただきました。

醤油を一切使っていないという元祖塩だしの汁は、風味が豊かで立喰いそばのレベルを越えた美味しさです。上品なすまし汁のよう、というのは褒めすぎでしょうか。
その日の朝に仕込んだという、さくさくとした牛蒡のかき揚げも美味しかったですね。

さすがに「きざみごはん」をオプションにつけるのは控えましたが、朝から力がみなぎるようでした。

柚子紫/麺屋 宗 sou (高田馬場)

2007年10月22日 | 食べ歩き (早稲田・高田馬場)
高田馬場の「麺屋 宗」で、9月からラインナップに加わった「曜日別つけ麺」をいただきました。

通常のラーメンは鶏がらスープをベースにした塩味がベースですが、つけ麺の味は曜日別に3種。

月・水・土が醤油つけ麺の「MURASAKI」、火・木・日が柚子風和風醤油つけ麺の「柚子紫」、金曜が焙煎鴨白湯の「鶏白湯つけ麺」です。
麺はあつもりとひやもり、麺の量は小(150g)、中(230g)、大(350g)から選べます。

いただいたのは、柚子紫のあつもり、中盛り。
つけ麺のあつもりを食べるのは久しぶりでしたが、あっさりとしたうどん汁のような醤油味のつけ汁と縮れた太目の平打ち麺との相性がよく、とても美味しくいただけました。

醤油は島根県出雲産、風味豊かな柚子は高知県産と材料にもこだわっているようです。
和風の味は飽きが来ないので、とんこつスープになれた舌にはとても新鮮に感じました。

キリン Sparkling Hop/スパークリングホップ

2007年10月21日 | お気に入りの食材
テレビを見ていたところキリンの新製品のCMに目がとまりました。

軽快なオールディーズのナンバー「Lollipop」が流れ、楽しそうなアニメーションとともに“ホップの香りがサーっとひろがって刺激がのどを駆け抜ける”というナレーションが流れるそのCMは、ビール好きで炭酸好きの私のハートをつかんで止みませんでした。

「Sparkling」というネーミングからして、いかにも炭酸が効いてさわやかな感じなのだろうと、コンビニに買いに走りました。

缶には「リキュール(発泡性)」とあり135円という価格からして、第3のビールのようです。

早速、飲んでみたのですが、ビールというよりはビール風味の新アルコール飲料というか、缶チューハイとビールの中間のような気がしました。
缶にチューハイ風のダイヤカットのエンボスがついているところも、ビール離れが著しい若年層を意識したのでしょうか。
ビールが苦手な若者には受け入れやすい味なのでしょうが、そもそもビールが嫌いなのであれば、小手先のテイストの変更よりはまったく別の飲み物を開発した方がいいような気もします。

ひと口飲んで、素直にいつものプレモルに切り替えました。

うっかり騙されてしまったのは、CMの出来がすばらしいということなのでしょう。

中華そば 高はし (飯田橋)

2007年10月20日 | 食べ歩き (牛込界隈)
久しぶりに飯田橋駅前にある中華そば 高はし」に行きました。

四ッ谷の支那そば屋「こうや」の流れを汲むこの店に来るといつも雲呑麺をいただくのですが、今回はあまりお腹がすいていなかったので高菜麺をいただきました。

平たいざるを使った店主の麺の湯切りの技は相変わらず巧みで、見ていて飽きません。
この店のスープはしょう油味とはいえ、澄んだ半透明のあっさり目の味。
食べ進めると箸に小さな小エビが引っかかりましたので、とんこつや鶏がらに加え、魚介の風味がアクセントになっているのでしょう。

思わずスープまで完食していまいそうになりましたね。

洋食 ハチロー (白金)

2007年10月19日 | 食べ歩き (その他)
恵比寿から勤務先に戻る途中で、北里研究所の近くにある「洋食 ハチロー」でお昼をいただきました。

CAFE Tenement」のすぐ隣で、よく見ると屋根続きの長屋になっているので、戦火をくぐり抜けた古い建物なのでしょう。昭和に取り残されたようなレトロな洋食屋です。

店の前にある看板には「お座敷洋食」とありますが、2階が座敷になっているとのこと。1階は昔ながらの喫茶店のような小さなボックス席が並んでいます。いかにもスポーツ新聞や週刊誌、アルミの灰皿が似合いそうな風情です。

お昼のサービスメニューは、カツ、ハンバーグ、カニコロッケなどすべて700円で、ライス、味噌汁にお新香、小鉢がついています。
いただいたのは魚フライとカニクリームコロッケの半分セット。

家庭で食べるような素朴でシンプルな味に、なぜかほっとするひとときでした。

麺処くるり (市谷田町)

2007年10月18日 | 食べ歩き (牛込界隈)
出勤前に市ヶ谷の取引先に立寄って打合せしました。
その前日に私の勤務先を訪問してくれるとのことだったのですが、丁重にお断りしわざわざ出向いたのは、その取引先がわが家から歩いて15分足らずだったからです。

打合せと言っても、見積りをもらって内容の説明を受けるだけですので、11時前には終了していました。
さて何か美味しいものでも食べて勤務先に戻るかと思ったのですが、ほとんどの店がランチが11時30分から。これは計算違いと市ヶ谷駅に向かったところ、ふと思いついたのがいつも行列が絶えない「麺処くるり」です。

行こうと思うと行列しているし夜は19時頃で閉まってしまうので、なかなか行く機会がありませんでした。
地下鉄の市ヶ谷駅を背に飯田橋の方に向かうと、幸運なことに開店直後だったので二人しか並んでいませんでした。
場所は外堀通り沿いで一口坂との交差点の近くにあります。

濃厚なスープのみそらぁめんで有名な店なのですが、カウンターに並んでいたつけ麺が美味しそうだったので、850円の味玉辛味つけそばを注文しました。
麺の大盛りは無料です。

どろっとして濃厚なつけ汁が麺によくからみ、私好みの味でした。
辛味もかなり効いているので、油断をするとむせ返るほどです。
途中でテーブルにあったカレーパウダーを麺にふりかけてみたのですが、これもまた美味でした。
麺に薬味をふりかける食べ方は、以前、高田馬場の「つけ麺屋 やすべえ」で隣にすわっていた若者を真似たのですが、単調になったつけめんの味にアクセントをつけるには効果的です。

店を出るときには既に長蛇の列でした。確かに美味しいのですが、並んでまで食べる気にはならないので、開店前後にタイミングを合わせるかランチのタイミングを外すのがいいでしょう。

ASIAN PALM (牛込神楽坂)

2007年10月17日 | 食べ歩き (牛込界隈)
大久保通り沿いの牛込神楽坂駅の近くにある「ASIAN PALM」神楽坂店でお昼をいただきました。

キッチンコート神楽坂店のとなりにあり、以前は東京パリ食堂があったところです。

インドやタイのエスニックフードの店で、ランチは税込1000円のETHNIC LUNCH BUFFETのみ。
タイやインドの定番メニューが食べ放題で楽しめます。

食べ過ぎないように上品に盛ったのですが、インド人と思われる従業員の方が自分の賄い用に、まずグリーンサラダを皿いっぱいに載せ、その上からヤムウンセンや各種カレーをたくさんかけていました。

どんな味がするのかと興味津々だったので、2皿目に真似してみたところ、なかなかの美味でした。
ちょっとお下品な食べ方ですが、エスニックフードの新たな美味しい楽しみ方を発見したような気がします。