Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

音楽ネタその1006: Bruce Springsteen

2021-08-11 21:07:37 | Weblog

M社製ワクチンを2回打って、抗体ができる(であろう)とされるまで後1週間程度。では抗体ができたらマスクをもぎ取って、「うぇーい解放!!」となるかと言えばそうではないわね。やれデルタ株の絶賛蔓延状況などを勘案しても、収束なんてほど遠く、治療薬ができない限り元の生活・世界には戻らないんだろうと思うし、元に戻ることを期待できないというか、期待してはいかんのだろうな。むしろ、本格的に"with COVID"を前提に、しばらくの間は生きていくしかないんじゃなかろうか。

私も恐らく世の中の半分くらいの例に漏れず、平日はほとんど在宅勤務。やっぱ在宅勤務って気が散るというか、ちょっとパソコンに向かってはすぐに離れて新聞読んだりスマホいじったり、挙句の果てにはギター触ったり(笑)の繰り返し。あと、ややもすると運動不足に陥り勝ちなので、とにかく歩くようにしている。私の高校時代の友達のように「走る」のは全く習慣づかないので(基本、カラダにいいことキライなのだww)、家の近所の隅田川界隈・浅草寺・スカイツリー・両国国技館の辺りを細切れに1時間半程度、歩数にして12000ー13000歩程度を毎日目標に継続している。黙って歩いているのも退屈なので、散歩中はApple Musicをイヤホンで聞いているんだけど、在宅勤務中の「ながら音楽」がコンテンポラリージャズ中心であるのに対して、散歩中は子供の頃に慣れ親しんだRock Classic. それこそ、Led ZeppelinとかQueeen, Van Halen, Deep Purple, Rush, The Policeなどなどで、ときにはMichale JacksonとかEW&F, Stevie Wonderといったソウルものもあり。しかも最近は、GAFAが余計な気を利かせて(笑)、知らない間に私のためのプレイリストを勝手に作ってくれる。歩いている最中にiPhoneいじるのも面倒なので、そのプレイリストを選ぶことが多くなったんだけど、つい最近のプレイリストに入っていたのがこれ、Bruce Springsteemの代表曲である"Born in the USA"(https://www.youtube.com/watch?v=EPhWR4d3FJQ). なんと懐かしい。てかなんでこれが入るんだろね(笑)。

ちと調べたら、この曲のリリースは1984年。私の最初の大学受験の頃だ。あの元気一杯なムードと、サビに繰り返されるタイトルの感じが、当時はいかにも「アメリカ万歳!」的なアメリカ賛歌のように聞こえていた。楽曲的にも、コードはB majorとE majorの2つしか出てこないんだけど(笑)、バンドのタイトな演奏と相まって、素晴らしいパフォーマンスだと思う。

だけどこの曲、歌詞がすごくシニカルで、簡単に言えばシルベスター・スタローンの映画「ランボー」の世界観。ベトナム戦争の後遺症に長い間悩まされるアメリカ社会の深い傷跡と闇を見事に描いているんだよね。実際この曲は「アメリカのヒット・チャートにおいて最も誤解された曲」とも言われていて、当のBruceも戸惑い、悩んだらしい。機会があれば是非、歌詞に触れてその意味を読み取って欲しい。Bruceがこの曲で本当に言いたかったのは「アメリカ万歳」どころか、「アメリカなんぞクソだ。でも俺が生まれ育ったのはそのクソみたいな国なんだ・・・」という怒りと悲しみ。正にロック。

大げさかもしれないが、アメリカがDonald Trumpなんていう異形のリーダーを生んでしまった一因は、泥沼化したベトナム戦争とアフガン戦争ではないかと思ったりもする。

 

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