Butzmetz LingerieZ Blog

Butzmetz社長による徒然音楽日記。

ライブのお知らせ!

2010-05-30 22:55:09 | Weblog
# 6月5日(土)~狸坂バンド @ 元麻布「青いひみつきち」
http://www.aoihimitsukichi.com/

2部制・Start20:00~
小堀裕一(青いひみつきち店主, vo), 水野茂(バンマス, perc, cho), 米山 興(gt, cho, harp), 西村和信(b), 佐々木憲(pf), なかむたかおり(dr)

青いひみつきちの「ハコバン」、狸坂バンドのライブです!ここは料理も絶品ですので、ふるってお越し下さい!

-Butzmetz社長(http://www.butzmetz.com/)-

音楽ネタその535: Miles Davis -part xxxxxx

2010-05-27 00:20:18 | Weblog
この日記を書いているのがちょうど日付が変わる頃だが、5月26日は帝王Miles Davisの誕生日。

何度かこの音楽ネタで触れているが、あまり解説や感想を綴ったことはない。ヘタなこと書くと、マニアに何言われるかわからんしねぇ(笑)。ま、この人の音楽史における存在意義なんていえば、もう何千通りもの評価がなされるくらい「すごい人」。その歩んできた時代の中で、「半歩先」を絶えず歩いていた、てな感じかな。正にcutting edgeなんだけど、決して「ついていけない」ということはない、という絶妙な感覚。言葉が適切でないかもしれないけれども、ポップなセンスの塊のような人だったのかな、と勝手に推測してみる。

私はどちらかといえばエレクトリック・マイルスと呼ばれる時代の音楽の方が好きだが、あえてゴリゴリのジャズを帝王が演奏している映像を一発。この人の代名詞的な一曲、"So What"(http://www.youtube.com/watch?v=qlIU-2N7WY4). ジョン・コルトレーンとの競演だ。ベタかもしらんけど、クールだね。

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音楽ネタその534: Mick Goodrick & Pat Metheny

2010-05-23 22:39:22 | Weblog
この土日は比較的穏やかな週末。土曜日は午前中にちょっとした用事をすませ、それから家に戻って昼寝をし(笑)、夕方から夜にかけてドライブを楽しむ。日曜日はあいにく終日の雨だったが、Butzmetzのリハーサルのため渋谷まで。ま、割と静かな土日でしたな(笑)。

さて、今宵の音楽ネタは、いつものように適当なsurfによるもの。師弟対決で、知る人ぞ知るジャズ・ギター・マエストロであるMick GoodrickにPat Methenyが挑む。

確かパットは若い頃に、このミック・グッドリックに師事していたはず。結局全然違うスタイルになっているけど、二人とも完成された個性の塊みたいな人たちなので(笑)、なかなか興味深い仕上がりだ。曲はボサノバのスタンダードの一つ、"Mediation"(http://www.youtube.com/watch?v=n5yTatgmsIs&playnext_from=TL&videos=jaMXExNcCgc&feature=grec). なかなかギター2人で、こういう深いアンサンブルって聴かせられないからねぇ。渋い。

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娯楽大国。

2010-05-23 22:15:19 | Weblog
以前にも日記で少し書いたことがあるのだが、日本という国は世界でも類をみないほどの「娯楽大国」だと思う。これは何も東京や大阪といった大都市圏に限っ た話ではなく、日本全国ほどほどに娯楽が満ち溢れているのだ。

大抵の駅前にはパチンコやパチスロがあるし、カラオケボックスだってある。性風俗というか、いわゆる「夜の店」も大抵の場所にある。プロスポーツ も、野球はまだしも、サッカーとなればかなりの地域に「おらがチーム」という形で存在している(興行的に採算性があるかどうかは別として)。別に外に出歩 かなくても、DSやWiiなど、家の中でもピコピコ楽しむことができる。

これがアメリカやヨーロッパになるとそうはいかない。ニューヨークやロス、パリやロンドンといった都市圏ならまだしも、欧米諸国の田舎はほんとに 「田舎」だ。広大な畑以外何もなかったりする。となると、数少ないエンターティメントとして、プロスポーツや音楽の興行が重要になる。彼らはエンターティ メントに飢えているから、その反応も極端で、素晴らしい内容には拍手喝采、しょぼしょぼな内容には全身でブーイングとなる。

今は世界中で経済危機が叫ばれており、それとも無関係ではないのかもしれないけれども、この手の興行が苦戦を強いられるのはわからなくもない。私 が若い頃やたらとあった企業冠のジャズコンサート(Live Under the Sky, Aurex Jazz Fetivalなど)も軒並み姿を消した。スポンサー企業に余裕がなくなった、てなこともあるんだろうけど、大前提として、娯楽大国にあっては「別に音楽 でなくてもいいじゃん。他におもしろいことが山ほどあるんだし」という風潮があるように思う。それだけ、日本においては音楽は特別なものではなくなってい るのではないかな。

かくいう私も、自分がライブをやるときは、やたらと人に声をかけて「見に来て!」と叫びまくるもんだが、人のライブに誘われて必ずしも行くわけで はなかったりするしね。

なんていうかな、マス・エンターティメントというか、プロスポーツや大型コンサートのように、ある程度観客の入りが見込めないと興行として成り立 ちにくいイベントの開催がどんどん難しくなっているんだろうかね。時代の趨勢といってしまえば簡単だけど、ちと寂しくもあるわな。

「GO!FESの惨状再び......」洋楽低迷と大物不足で夏フェス界に暗雲!?(http://www.cyzo.com/2010/05/post_4564.html

音楽ネタその533: 槇原敬之

2010-05-18 23:50:10 | Weblog
更に引続き誕生日景気づけ音楽ネタ。今度は訃報じゃないぞ(爆)。しかも、私には珍しくJ-Pop. 槇原敬之氏にいってみようか。

なぜ彼なのか?なんと、誕生日が私と一緒なんだな、これが(もちろん、彼の方が若いけれども)。そもそもデビューのきっかけが、「教授」こと坂本龍一氏に認められたということなのだが、正直どこがいいのか、私にはさっぱりわからん(ファンの方、申し訳ない。好みの問題なので、許して欲しい)。私の偏見もあるかもしれないのだが、過去の騒動(ホモだち同士の痴話喧嘩、覚せい剤所持、松本零士との裁判、などなど)をみても、ご本人のご意向はともかく、どうもネガティブな印象が強いんだよな。ま、ミュージシャンが必ずしも優等生である必要はないのも事実なのだが、それならそれ(ネガティブな印象とか「不良っぽさ」とかね)を「売り」にする方がわかりやすい。この人の損している点かもしれないね(=見た目が優等生っぽいのにネガティブな印象がまとまりついていること)。

私の音楽ネタは基本的に「自分が好きな」アーティストを取り上げることが多いので、特定のミュージシャンの批判はあまり書きたくないのだが、いかんせん、この人についてはそれほど好きでもないので、こんな書きぶりになってしまった。まあそんな彼の作品の中でも比較的聴けるかな、ということで一曲、「世界に一つだけの花」(http://www.youtube.com/watch?v=HvmQketgMR8)。ちょっと確信犯的な感じが私には引っかかるが、それは私が「ひねくれ者」だから、ということでご容赦いただきたい(笑)。

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音楽ネタその532(訃報): Ronnie James Dio

2010-05-18 23:19:44 | Weblog
引続き、誕生日景気づけ音楽ネタだが、これまた訃報(笑)。今度はジャズから打って変って、ヘヴィ・メタル。ヴォーカリストのRonnie James Dio. どうやら近年胃がんを患い闘病していたようだ。享年60歳とのことなので、まだ若いわね。

70年代から80年代にかけて流行りまくったHR/HMシーンの中で、Ritchie Blackmore's RainbowやBlack Sabbathといったメイン・ストリームの中にいたヴォーカリストてな感じだろうか。この手の音楽にありがちな、「ギャーギャー叫ぶだけの置物」(笑) ではなく、本格的な歌唱力のある、存在感たっぷりな歌い手だったように思う。ちと顔がでかかったかも(爆)。

映像は、Ritchie Blackmore's Rainbowから"Gates of Babylon"(http://www.youtube.com/watch?v=mso2g8lBGAQ)という、リッチーが一時期ハマっていた中近東ムードたっぷりのナンバー。ぎりぎりゲテモノになってないところで収まっているのがある意味 すごい(笑)。それはともかく、謹んで合掌。

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音楽ネタその531(訃報): Hank Jones

2010-05-18 22:58:05 | Weblog
今日は私の45回目の誕生日だったりする。ま、ここまで来てしまうと、あまり感慨もないのだが(笑)、景気づけも込めて、今宵は音楽ネタの連発で攻めてみよう。で、誕生日にいきなり訃報ネタ(笑)。ジャズ・ピアノの大御所中の大御所、Hank Jones. どうやら、一昨日に亡くなったらしい。享年91歳とのことなので、まあ大往生ではないかな。ちなみにトリビアだが、この人の弟で、これまたジャズ・ドラムを代表する偉大なアーティストだったElvin Jonesも6-7年前の5月18日に逝去している。私はジョーンズ兄弟に浅からぬ因縁があるのだろうか(絶対ない^^)。

翻ってハンク・ジョーンズ。ジャズの歴史そのもの、とも言える人で、オーソドックスなビ・バップの伝道者てな感じかな。と書いてしまえば教科書的だが、なんといってもこの人の魅力は明るさだったと思う。ほんとにジャズを愛し、ピアノを愛し、ライブを愛している様子が演奏から普通に伝わってくる「陽気な」音楽家だったように思う。

映像を一発。ジョージ・ガーシュウィンの名作で、スタンダード中のスタンダード、"I got the rhythm"(http://www.youtube.com/watch?v=Xt17_Pu6X2g). こういうシンプルな循環モノで聴かせるアドリブを構築するのは並大抵ではないのだ。ほんと、名人芸だと思うね。謹んで合掌。

-Butzmetz社長(http://www.butzmetz.com/)-

音楽と経済合理性は両立するのか?

2010-05-17 21:34:04 | Weblog
スイングジャーナルがまもなく休刊するらしい(http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20100517-OYT1T00937.htm)。

まあ、スイングジャーナルじゃなくたって、ただでさえ出版不況が指摘される昨今、「仕方がない」といって片付けてしまうのは簡単だろうが、創刊から60年以上も続いた老舗の雑誌の休刊は寂しくもある。とかいって、私は全然熱心な読者ではなかったけどね。

以下はあくまで私見。ジャズという音楽は、そもそものスタートは黒人のダンス・ミュージックであったはずだが、歴史的変遷を経て、そのアドリブ・ラインとハーモニーは複雑さを増し、楽器奏者の観点からいえば「マスターするのに時間のかかる(=恐らくカネもかかる)」存在となり、コア・リスナーの観点からすれば「シロウトに理解できない崇高な(=それを理解するにはレコードやコンサートなどへの十分な投資が必要な)」存在となっていく。ま、要はどんどんオタクな音楽になっていったわけだ。

しかも、例えば「ジャパニメーション」や「ジャパン・コンテンツ」などと呼ばれて脚光を浴びる日本製アニメと違い、ジャズ・オタクの市場ってのは全然小さくて、経済波及効果がほとんど期待できない。どんなに優れたジャズ・ミュージシャンの作品でも、1万枚売れれば大ヒットなんじゃなかろか。ほんと、嗜好品というか、単なるゼイタク品でしかないように思う。ジャズへの理解を深め、いっぱしのジャズを演奏できたって儲からんのだ。

誤解を生むのは心外なので付記するが、私はジャズが大好きだし、優れたジャズを聴くことで多くのことを学んだつもり。音楽と金儲けをリンクさせて考えること自体間違っているのかもしれないし、そもそも、ジャズで儲けよう、って考えたらいかんのだろうな。

出版業界は、例えば独占禁止法上「不公正な取引」の一類型とされる再販価格維持の例外が認められている。これは、書物が単なる消費財ではなく、文化を継承するために必要である、などという崇高な(?)理念が働くからだが、そんなこといったところで、所詮出版会社も「会社」なのだから利益は追求しないと株主や従業員に報いることができない。

となると、「商売」として成立させるために「売れる」仕組の構築が必要だ。オタクな要素を完全には排除しないまま、もっと大衆にアピールするような努力・マーケティング活動をスイングジャーナル社が試みていたのか。多分していなかったからこその休刊ではないだろうか。

と、ここまで書いてきて、もう一つ思いついた。ネットの普及だ。わざわざこんな専門誌読まなくたって、ネット上には音源もレビューも氾濫している。今はプロとアマの境目がほとんどなくなりつつあるので、いわば旧世代の遺物扱いになってしまった、てなことかも。

なんていうかな、具体策はあまり思いつかないんだけど、私はジャズのようにニッチで、かつどちらかと言えば縮みつつある市場で通用する効果的なマーケティング戦略って「何かしらはある」と思うんだよね。それ思いついて実行に移すための資金に目処がついたら会社辞めて「エセ・ジャズメン」として食っていくつもりだ。

無理か・・・(笑)。

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音楽ネタその530: 鬼怒無月 -part2

2010-05-17 00:07:29 | Weblog
この土曜日は、午後に母と妹がひょんなことから上京し、一緒に飯を食った。母も大分高齢になっているが、まだ元気なのはありがたいところだ。同時に、大阪の実家の今後のことや、両親の墓地のことなども少し話題になり、「普段あまり突き詰めて考えないものの、いずれは直面しなければならない」問題に思いを馳せる。 日曜日は狸坂バンドのリハーサル。まあ恙無く終了(笑)。とまあ、週末の振り返りはこの程度にして、今宵の音楽ネタは久しぶりに聴きたくなった異才のギタリスト、鬼怒無月さん。 もちろん、テクニックについては言うまでもなく素晴らしい方なのだが、取り組んでいる音楽の幅広さ・奥の深さというか、正にone and onlyといった趣。スタイルは全然違うけれども、密かに目標としているアーティストの一人。 映像は、氏が主宰しているバンドの一つでSalle Gaveauというアンサンブルから"Art Deco"というナンバー(http://www.youtube.com/watch?v=6zM-IkNqRjA&feature=related)。アストル・ピアソラの影響が垣間見られるように思うんだけど、楽曲全体のアイデアというかな、神秘的でぞくぞくしますな。

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音楽ネタその529: Al Di Meola

2010-05-12 23:47:57 | Weblog
Blue Noteのメルマガを取っているのだが、最新号にAl Di Meolaが4年ぶりくらいに来日するニュースが書かれてあった。というわけで、今宵のネタは速弾きの鬼(笑)、Al Di Meola.

バークレーでパット・メセニーに師事し、速弾きだけを学んでいった、なんてよく揶揄されることがあるが(笑)、その強力なピッキング・テクニックは誰の追随も許さない、てな感じですな。チック・コリアのReturn to Foreverに確か19歳くらいで参加しているはず。この人も老け顔なんだよな(笑)。

映像は"Egyptian Danza"(http://www.youtube.com/watch?v=vuY0_JCHaF4)というエキゾチックなナンバー。よくこの手の民族音楽調を取り入れて、時に「痛い」楽曲も多かったりするが、これはなかなかムーディでいいよね。オベーションの生音ではなく、ギター・シンセが全面的に鳴っているようだ。

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