かえで君と私

私、夫ネイサン、長男カエデ、次男アボ(全て仮名)4人家族の生活@ホワイトロック、カナダ。

クリスマス 手作りギフト

2012-12-22 17:47:50 | カナダの祭日
ハイキング仲間のギャビーとニッキーから素敵なクリスマスプレゼントをもらいました。

まずはニッキー。渡したい物があるから職場に寄るね!とメールが来て、持ってきてくれたのは手作りグラノーラ。


どお~ん!ヘルシー志向のニッキーらしく、原材料名もラベルにしっかり表記。隠し味にカレー粉が入っている!!!量も多くてニッキーらしくてにやり。

その2、3日後、下のオフィスで働くギャビーからも渡したいものがあるから来てね!とメールが。
手ぶらでのこのこ行ってみると、なんと箱に一杯の手作りクッキー、メープルシロップで煮たブルーベリージャム(手作り)、そしてメキシコのホットチョコレートミックス(ギャビーのご主人はメキシカン)の素敵ギフトを頂いてしまいました。

 
一段目、ドイツのレープクーヘンとほとんど同じというスパイスと蜂蜜の入ったクッキー。ギャビーの故郷、スロバキアでは焼きたてよりちょっとしけて柔らかくなった頃に食べるそうな。デコレーションは楽しいけど食べてもそんなに美味しくないから子供には不人気のクッキーなの、との事。でもホットワインに浸して食べるとなかなかオツな味。ギャビーのデコレーションテクニックがすばらしくて脱帽。この写真はカエデとアボがかなり食べた後に撮ったので3つしか残っていませんが、細かくて几帳面で、ギャビーの性格が出ています。絞り袋を使わず、ごく小さいジップロックにアイシングを入れて、針の様な穴を開けて絞り出していました。クッキーが焼けてからまだ熱いうちに水でといた卵の白身を塗ってつやを出したそう。


2段目はナッツの粉を混ぜ込んだホロホロの月形のクッキーと、オレンジピールの入ったボール型のクッキー、そして何が入っているのか不明の不思議味、黒いクッキー。

この二人に私からのプレゼントは、、、なし!全然用意していませんでした。。。。。ごめんよ~。まさかこんな素敵プレゼントを考えてくれていたとは思いもつかず、今更何かを作るには時間もなくて申し訳ない!

でも今日思い立って、手作りクリスマスグッズ、フェルトのオーナメントを作りました。人にあげられる程上出来ではないので我が子へのプレゼント。カエデがジンジャーマン、アボがストッキングです。フェルトでこんなの作ったの、小学校以来!
 
裏にそれぞれの名前も刺繍しました。毎年一つづつ作って、将来独立した時にでも持たせて、とも思ったのですがそんなの男の子がしたら不気味かも、、、。カエデは大喜びでしたが、こんなに喜んでくれるのはあと何年かな~。

ガンボスープとカニのトラウマ

2012-12-20 19:33:49 | 料理 (お菓子以外)
寒くなってきたので久しぶりにガンボスープを作りました。
ガンボスープはアメリカ南部の郷土料理。クレオールというフランス系移民の味とアフリカ系やスペイン系移民の味などがミックスされた料理。最初は油で小麦粉を入れてルーを作り(フランス風)、オクラやスパイスをミックス(アフリカ系?)して作ります。

今回は生のカキやカニを丸ごと入れたゴージャスバージョン!

今回参照のレシピはこちら。 


最初のルーを作る油はレシピを参照に南部らしくカロリー無視の「ベーコン油」を使用。使ったスパイスは、ガンボ用のスパイス、ガンボファイルパウダーが手に入らなかったのでタイム、セージ、スモークパプリカ、普通のパプリカ、オールスパイスを使用し、煮込み時にはベイリーフも。最後にルイジアナのホットソースをかけてピリ辛に。入れる魚介も大幅アレンジです。

カレーの様にご飯と一緒に食べます。オクラでとろみがついて、辛くて、寒い夜にぴったり!

庶民の味なので適当に作っても、なんとかなりますが入れる野菜は重要ポイントです。たまねぎ、セロリ、オクラは絶対入れてください。トマトはレシピによって入ったり入らなかったりしますが、私は入った方が好きです。

上記の紹介した作り方には冷凍オクラを入れて、その後オクラをとり出す(とありますが、うちはオクラ大好きなのでそのまま。(冷凍ではなく生のオクラです。)きっとアメリカ人にはオクラのねばねばが受けないけれど、オクラのとろみを利用したいからこうなっているのだと思われます。



生のカニはT&Tという中華スーパーで購入したのですが、調理前にカエデに遊ばせていたら愛着が沸いてしまった様子。遊ばせる前から「このカニはすぐに死んじゃう、食べるカニだよ。」とは言っておいたのですが…。

調理前「もう切るから、カニさんにバイバイしてね。」と言ったら「もういい。」とリビングへ避難。案外あっさりしてるな~と思いつつざっくりカニを切っていたらカエデがまた台所へ。衝撃シーンを目撃してしまいました。その後、静かにリビングに戻っていった彼。

しばらくするとリビングから押し殺した泣き声が!「殺す前に切った~!」と母を非難。二杯のうち、凶暴で元気だったカニが「好きだった。」そう。

「でもね、お肉もお魚もみんなこのカニみたいに生きているのを殺して食べてるんだよ。お肉だって豚とか牛とかニワトリだったんだよ。」と説明したのですが効果なし。
もう、缶詰のも全部カニは買ってこないで!とお願いされてしまいました。「世界中のカニはお母さんの事嫌いだよ。」とも。「もう評判はカニ界に広まってるわけ?」とちょっとふざけて聞いたのですが、傷ついているのがわかってちょっと切なかった…。でもカニの出汁が効いたスープはすごくおいしくて、カニの身は食べないカエデもスープは食べていました。矛盾…。

ジンジャーブレッド お菓子の家 2012

2012-12-13 12:02:24 | お菓子
今年もカエデのためにジンジャーブレッドでお菓子の家を作りました。
毎年の事とはいえ、ジンジャーブレッドの家って本当に面倒くさい。最近はカエデにリクエストされてほぼ100%義務感から作っています。

クッキー生地を作る
冷やす
その間に家の型紙を作る
生地を伸ばして焼く
アイシングを作る
べっこう飴を作り糊代わりにして焼いたクッキーを組み立てる
アイシングとお菓子でかざりつけ

これだけやると半日はかかります。
普通のクッキーと違って型紙を作るところ、一片が大きいので何度かに分けて焼くところが面倒なポイントでしょうか。今年は前の日パーティーだったので二日酔いで作成する羽目になり大変でした。

でもジンジャーブレッドの焼けるスパイシーな香りをかぐとすっかり気分はクリスマスムードになってくるのでした。

今回は普通の家を一軒建てました。デコレーションはほぼすべてカエデプロデュース。

屋根の上にそりを止めて、サンタさんが降りてきてるようにしたいとの事。
カエデのアイディアではチョコレートバーでそりを作り、ゼリーでサンタさん、レゴのラムネで煙突にすると。
チョコレートバーはそりにできる形ではなかったので、飴の杖を組み合わせて、家をつなげたべっこう飴を使ってそりにしました。
サンタさんはゼリーを少し切り取ってアイシングをつけ、目をつけてできあがり。


緑のゼリーでツリーを作り、ゼリービーンズでサンタの子分の小人さん達を作るというのもカエデ考案。(でも作るのは私...。)小人達の目はケシの実でできています。小人が集まって雪だるまを作っている風にしたかったのですが、雪だるまの材料に最適なミニマシュマロがなかったので微妙な雰囲気。


カエデのデザイン力がアップしたおかげで今年は私も納得の行くお菓子の家ができました。

暖炉の上に飾って、カエデ手作りコーナーを引き立てます。

今年はアボちゃん用の靴下も購入しました。靴下の中にはサブのプレゼントをぎっしり入れます。

クリスマスイブにサンタさんにあげるクッキーもついでに焼きました。
レース模様を絞り出すというアイシングのかわいいやり方をネットで見たのですが、アイシングの硬さが若干硬かったせいか、口金を細くしたら絞りだしたときにクッキーに密着せず、口金についてきてしまい少々失敗。アイシングの硬さを完璧に仕上げるのって難しい…。Sとサはもちろんサンタさんのイニシャル。

二日酔いでのクッキー焼きはきつかったけど、出来上がってみるとカエデも満足そうでやっぱり作って良かった。

今年はカレンダー通りにしか休みをとらない予定なのであまり時間がないのですが、もう一回ぐらいクリスマスらしいお菓子を作りたいな~。

人ももちろんつくりました。

ジンジャーブレッドのレシピはいつものこちら。バターが多くてだれやすいのですが、味はこれが一番好き。モラセス味がキツくなくて良いです。

タフィーの分離 

2012-12-07 10:36:04 | お菓子
クリスマス近くなってきたのでタフィーを作りました。私のタフィーはバターたっぷりの固いキャラメルです。
以前書いた作り方とほぼ同じに作り、今回はナッツが家になかったので省略し、カラメルとチョコレートの間にシーソルトを振って塩カラメルチョコにしてみました。

過去記事タフィーの作り方

いつもこの作り方で何回も作っているのに、今回はちょっと失敗してしまいました。作っている途中でバターとカラメルがどんどん分離してしまい、最後の方で必死に混ぜてなんとか一体化したものの、出来上がったタフィーもいつもよりバターが表面に浮いてしまいました。

失敗原因を探ってみると、こんな記事を見つけました。バターとキャラメルが分離した理由

こんな記事ができているぐらいなので、結構よくある失敗なのかも?
考えられる原因
1)加熱にムラがあった --->厚手の鍋を使うこと
2)急激に熱を加えた、または冷ました --->弱めの中火でゆっくり加熱すること
3)混ぜ方が足りなかった
4)湿気の多い日だった

だそうです。
私に当てはまるのは 2,3,4!1以外全部当てはまってました。時間がなかったので火を強めにしたし、子供のお弁当を作りながらタフィーを作ったのでほとんど混ぜていなかったし、この日は雨が降っていました。

分離してしまっても、ちょっと火からおろして一生懸命混ぜる、または熱湯を大匙1づつ足して混ぜていく事で復活する事もあるようです。私も最後に一生懸命混ぜたのでギリギリセーフ、苦くなる前に復活して一体化してくれました。

しかし雨の日だったので、以前と違ってパキッと度が若干低く、最後にちょっと歯にくっつくタフィーになってしまいました。

ハゲタカの様なうちの家族と会社の同僚たちは若干の油浮きと歯のくっつき加減は物ともせずぺロリと食べてくれたのですが、次回は上の注意点を踏まえてリベンジ予定です。



写真は以前のもの。今回は失敗したので写真を撮る気力なし。

追記
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この後、ほかのレシピを調べたら、バターと砂糖のほかに水を入れるレシピもありました。そのバージョンではバターが溶け、全体が沸騰するまではよく混ぜるが、一度沸騰したら混ぜずに鍋をゆすりながらキャラメルにするとあります。こっちの方が失敗がなさそう。今度成功したらこっちのバージョンのレシピも載せますね。

デイブ ブルーベック91歳で死去

2012-12-05 09:38:08 | 音楽
12月5日92才の誕生日の前日にジャズピアニストで作曲家のデーブ・ブルーベックが亡くなりました。
デイブ・ブルーベックはMJQと共に私がジャズを好きになったきっかけになった人だったのでした。

当時私がたしか小学6年生のころ、アリナミンVという栄養ドリンクのCMでデイブブルーベックカルテットのテイクファイブが流れ、そのかっこ良さにしびれたのがはじまり。

中学に入り、デイブブルーベックカルテットのサックス奏者、ポール・デスモンドに憧れ吹奏楽でアルトサックスを吹き(実際は田舎の中学の吹奏楽部とジャズのカルテットのギャップは大きかった。)親友のまたろうからデイブブルーベックのテープ(!)を借りてダビングして一時期は毎日聞いていました。

中学校一年生の時、学校の音楽の時間に「自分の好きなテープを持ってきてみんなに聴かせる」というプロジェクトがあった時にはまたろうと私はテイクファイブを持っていったら、ドラムソロの良さを級友達にわかってもらえず「長すぎる!」と大不評。「この良さがわからないなんて!」と二人で憤慨したのでした。本当はトルコ風ブルーロンドの方が好きだったのに、素人にもわかりやすいようにと選択したテイクファイブだったのに!とも思いました。老けた中学生だったな、と今思うと笑ってしまいます。

しばらくして、黒っぽさが足りないのと(デイブブルーベックは白人なので当たり前ですが)技巧的すぎるのがちょっと耳について遠ざかっていましたが、2008年バンクーバーのジャズフェスにやって来た時は迷わずコンサートへ行きました。その当時の感想をMixiの日記に書いていました。

2008年6月28日の日記

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生きててよかった。私も彼も。


デイブ・ブルーベックのコンサート行ってきたよ。

御年87歳だからあまり期待しないように、と思っていた私が馬鹿でした。いやあ、それはそれは素晴らしかったの。クールだったの。もう、ちらっと弾いただけで、おお!デイブブルーベックだわ!て音。あんまり説明すると気持ちとギャップが大きすぎてしまうのだけど、聴いていると体が揺れる揺れる!思わずにやけてしまうかっこよさでした。

これでサックスがポールデスモンドだったらなー。でももう、生きているうちに聴けただけでいいです。SAXの人も年のせいか、そんなにうるさくなかったし彼は彼で自分のスタイル築いていてえらい。
ドラムもベースも、もうもう隣のネイサンの背中をバシバシ叩きたくなるくらい最高だったのーーー。

私の一生の思い出になったコンサートでした。
ピアノ Dave Brubeck
SAX/Flute Bobbi Millitelo
Bass Michael Moore
Drums Randy Jones

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本当のジャズメン、60年代にブレイクした人たちはもうほとんど残っていない今、このコンサートに行けて幸せだったなと思います。欲を言えば60年代当時にタイムトリップして全盛時代のを聴きたいけど。


当時のアリナミンVのCM 

Dave Brubeck - Take Five - 1966

1966年のライブ。ポール・デスモンドのサックスがかっこよすぎ。ドラムソロがないのが残念。

しかり方

2012-12-03 10:00:43 | 子育て
昨夜、ネイサンとカエデはスクラブルというゲームをしていました。スクラブルはアルファベットを拾っていって単語を作るゲーム。
私はお風呂、アボちゃんは珍しく一人で「おかあさんといっしょ」を見ていました。

私がお風呂から上がりダラダラしていると、二人の会話が聞こえてきました。どうやらなかなか単語を作れないカエデがズルをして、本当は見てはいけないのにちら見して母音だけ拾おうとしたところをネイサンに見つかった模様。

結局ネイサンに叱られてゲームはおじゃん、カエデは泣きながら部屋へ退散となったのですが、以下がやりとり。

ネ「カエデ、今何したの?」
カ「・・・・・・。」
ネ「見ちゃだめなのに見たね。それはズルしたんだよ。」
カ「でも@XX@#(なにかごにょごにょしていて聞き取れず。多分言い訳。)」
ネ「ゲームしているときにズルするのは駄目。お父さんはズルされたら楽しくないからゲームはもうできない。」
カ「一回しかズルしていないし。」
ネ「一回でも駄目なものは駄目。今日はもうゲームしません。今度は絶対ズルしないこと。お父さんはズルは許しません。」
 カエデ涙。部屋へ退散。

これを聞いていた私、ネイサン、叱るの上手だなと感心しました。
まず、単刀直入、何が駄目なのかしっかりわかる叱り方。犯した行為だけを否定して、感情的にならず、冷静。子供を傷つける事(カエデはずるいね!などの人格否定)は言わず、でも駄目なものは駄目、でそこに譲歩の余地はなし。まるで教科書のよう。

カエデ退散後、すごく上手だね~と褒めたら、「うん、これは仕事で駄目な人を注意するやり方なんだよね。」との事。ネイサンは人事部勤務なのでした。仕事では、各部門に問題社員がいたら、まず警告を何回かして、それでも向上しない場合にはじめてペナルティーになります。今回は「警告」のやり方がお手本でした。

その後おやすみの時
ネ「お父さんはカエデがいい子なのちゃんと分かっているからね。」とハグ、カエデはまた涙で反省。
叱り方&その後のフォローも完璧だし、カエデも素直な性格だから効き目大。

これがもしアボちゃんだったら、シラを切りとおす、もしくはあっけなく認めて適当にあやまるがカエデの様に反省なんかせず、その後もズルし続けそう。(2歳前から平気でしら~っと嘘をついているのを目撃)
性格的にはカエデの方が優しくて繊細、アボちゃんの方がちゃらっとしていて世渡り上手そう。典型的長男と次男という感じです。