葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

2007年07月09日 08時51分30秒 | 日記 ・ 雑記録
今年の梅雨は 「暴れ梅雨」 とまでは行かないが、いくつかの被災地を出した。
土砂崩れや床上浸水の被害に遭った方にはお気の毒だが、
一つの気象が、均等に満遍なく、などはあり得ないのだから
こればかりは 「しょうがない」 がまかり通る分野だろう。
被害を軽減させるには、さして役に立つと思えない最新鋭の戦闘機を1機減らせば、
その分、治山治水に予算が回せるだろうに、と単純素朴な思いは残るが。

各地点で年間降水量を計る事は出来ても、年間平均降水量は単なるデータで、
大まかな傾向を知る事しか出来ない。
ましてや、都道府県単位で平均値を出すなど、暇な人の遊びだ。
それでもデータとしては面白い。
昨年の、県庁所在地の降水量を見ると、山口市は堂々の第10位だ。
これといった産業もない、経済的な求心力もない我が県都が、
全国規模で上位に顔を出すのは降水量だけ、と言えば言い過ぎか。

下関地方の年間降水量は2000mmを超える。
全国の平均が1800mm前後とすれば、多い方だが、
全国の平均は4000mmを超える三重県尾鷲、800mmに届かない北海道網走など、
種種雑多な計測地点の平均だから、あまり意味を持つ数値でもない。
ま、思ったよりもよく降る地方、と再認識はさせてもらった。

ご近所に、潰れかかった納屋がある。
降り続く雨に屋根瓦が10枚程度崩れ落ちて道路に散乱した。
納屋を取り壊せないのは屋根全面を藤の樹が覆っているから。
5月には見事な花を咲かせる藤なのだ、これが。
ご近所さんは、納屋をとるか、藤の樹をとるか、ハムレットの心境?

  参照 葡萄舎だより 「藤の花

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