葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

「北の潮彩」 fin

2007年06月30日 11時13分32秒 | 日記 ・ 雑記録
仙崎港の青灯台を元気な姿で見ることは出来なかったが、存在は確認した。
代替の防波堤灯台を 「灯台表」 で確認しようと、分厚い本をめくっていたら
中から1枚の紙片が出てきた。
函館市の住所とお名前が書いてある。
北海道の灯台めぐりを終えて家に帰ってから、探して探して、
半ば狂ったように探しても見つからなかった紙片だ。

公式発表(?)では 「北の潮彩」 で JAF の世話になったのは
北海道全周を終える最終日の浦河灯台で、となっているが、実はもう一度ある。
2日目の砂埼灯台で、だ。
灯台周辺は深い砂で、4駆で辛うじて走り回れる砂の深さだ。
灯台の四隅には、砂地に立つ灯台を支えたのか太い鉄棒が残っている。
鉄棒の先端はワイヤーが通せるように輪になっている。
そのうちの1本が深い砂の中に横たわっていた、らしい。
車がその上をまたいだとき、鉄棒が車軸に絡んだ。
難渋しているとき、灯台見物に来た(?)のが函館市の○野氏だ。
引っ張ってくれたが動かない。 細いロープは二度切れた。
結果的には遅れて着いた JAF が、後方に引っ張る事で絡んだ鉄棒から離脱したが。

○野氏には、帰ってから御礼をするから、と住所とお名前を書いていただいたのだが
その紙片が行方不明になっていたのだ。
長い旅の途中で、分厚い 「灯台表」 に紛れ込み、ページに挟まっていたのだろう。
下関に帰ってから、○野氏に御礼ができない事がズゥ~っとしこりになっていた。
広い北海道の、人里離れた砂埼灯台の深い砂の中で、
涙が出るほどありがたい親切、嬉しい援助を受けながら、
大事な紙片をなくしてしまった自分が情けないし、御礼ができない事がつらかった。

今朝、早速、唐戸市場に走った。
山口も北海道も、下関も函館も、特産品は水産物だ。
でも、処変われば品変わる、から、
日本で一番美味い山口の、山口で一番美味い仙崎の、仙崎で一番美味い大和蒲鉾を送った。

留萌港の青灯台がきっかけで、仙崎港の青灯台探しに行った。
その翌日に、探して探して探しまくった紙片が出てきた。 小説よりも奇なり、か。
遅れながらも○野氏へ御礼が出来た。
これで 「北の潮彩」 に fin が打てる。

仙崎港 幻の青灯台

2007年06月29日 15時10分22秒 | 日記 ・ 雑記録
仙崎海上保安部の交通課は3階にある。
昨春に訪れて、いろんな資料を頂いた事があるから、勝手知った階段を登る。
海上保安部を訪問して嬉しいのは、たいがい、課長さんクラスが対応してくださることだ。
だから、話が早い。 今回の仙崎でも課長さんが話しを聞いてくださった。
「仙崎港に青灯台があったか? 今も塗装を変えて健在か?」 という質問をしたが、
課長さんや署員の方々の記憶にはなかった。
人事異動はしょっちゅうだろうから無理もない。
仙崎海保管内の 「灯台の過去帳」 とも言うべき分厚い資料をめくりながら調べてくれたが、
結論として、「仙崎港防波堤の青灯台」 と認定できる資料は見つからなかった。
仙崎港の場合、海岸を埋め立て、人工島を作り、防波堤は沖へ沖へと移動した経緯がある。
過去帳には廃止灯台を含めた資料があるのだが、
「青灯台(緑色塗装)」 という記載がないのだ。
ただ、現役灯台の資料中に、
防波堤移設のため、旧防波堤の灯柱を廃止し、代替の灯柱として設置
の一文はあったが、廃止灯台の塗色については触れてなかった。
課長さんの 「不完全燃焼で‥‥」 の言葉が仙崎海保訪問の全てだ。

現役の防波堤の灯台(灯柱) を全てカメラに収めていたら腹が減った。
宇部市の理容院で聞いた 「仙崎の美味い店」 を思い出し、理容院に電話して店名を聞いた。
「喜楽」 という、民宿もやっている店らしい。
イカの活き造りや雲丹丼がウリらしいが、アルコールを伴わない刺身は食べない主義だから
アラ炊き定食で我慢する。

カウンターに座って、料理を待つあいだ、
「防波堤にあったという 『青灯台』 を知らないか」 と聞いたら、
調理人が
「昔、防波堤にあった。 緑色で、途中で赤に塗り替えた。 その防波堤も灯台も今はない」
というではないか!
かつての防波堤のおおよその位置を聞いた。
かつての青灯台の役目を、今、どの灯台が果たしているかを聞いた。
最後の一口は吸い物で流し込んで、波止場にすっ飛んでいった。

写真; 手前は仙崎港弁天島防波堤北灯台 中央左が仙崎港沖防波堤北灯台。
     その中間にかつての防波堤があり、青灯台が建っていた。

仙崎港に、留萌港と同じ緑色に塗られた灯柱は確かに存在した。
留萌港の青灯台は記念碑として保存され、
仙崎港の青灯台は影も形も留めていない。 資料さえも見当たらない。
灯台には、それぞれに辿る道がある。

仙崎港の青灯台のその後を追跡した事で、留萌港青灯台との約束を果たした。

再度、海保に立ち寄って、課長さんに顛末を報告した。

留萌港・仙崎港・青灯台

2007年06月28日 10時02分10秒 | 日記 ・ 雑記録
35年間、2ヶ月に一回集まっては飲んで喋ってきた連中が居る。
長門市立深川中学校を昭和38年に卒業した8人の仲間だ。
会の名称を 「三八会」 という。
今日は、三八会の二百数十回目の例会が長門市上川西のM宅で行われる日だ。
いつもは午後に出かけるのだが、今日は昼前に出かけようと思う。
長門市の仙崎海上保安部に立ち寄り、
情報を得て、防波堤の灯台 (灯柱) を訪ねるためだ。

北海道の灯台めぐりを終えて、HPに先行して 「風の旅日記」 を書いた。
その中の1ページが 「縁(えにし) の灯台」 だ。
写真は、(旧)留萌港防波堤灯柱(青灯台)

私が北海道を旅行していることを知らない高校時代の同期生二人からケータイがかかり、
ひとしきり話をしたのだが、
その同期生が二人とも長門市仙崎の出身だった、という事が伏線としてある。

同期生とケータイで話をした翌日、留萌灯台を訪ねた。
留萌灯台の麓に小公園があり、そこで記念碑となっている防波堤の灯柱を見た。
いつもは見過ごす小灯台だが、そのときに限って立ち寄った。
碑文を読むと (概略)
   かつては留萌港の防波堤に、緑色に塗装されて立ち
   市民から 「青灯台」 と呼ばれて愛された灯柱だった
   緑色の塗装を施された灯柱は、日本に2基しかなく
   もう1基は山口県仙崎港にある
とある!
碑文に書かれた 「山口県仙崎港」 の文字を見たとき、えもいわれぬ感慨に襲われた。
北海道の留萌まで来て、我が郷里の名を目にするとは!
昨日かかってきた2本のケータイは、今日のこの出会いの前触れだったのか!

私は仙崎港にある(あった?) という青灯台の存在を知らない。
留萌港の青灯台が国際基準に従って白く塗りなおされたように、
仙崎港の青灯台も白く塗りなおされて、今も現役で活躍しているだろうか。
もしかしたら、役目を果たして解体処分されているのではなかろうか。
大体において、山口県人は新しいものには飛びつくが
旧いものは大事にしない。 解体処分が好きだ。
萩城の天守閣然り。 下関の洋風建築物然り。
関門海峡の灯台群に至っては、5基を廃止し4基は跡形もない。

これから、仙崎海上保安部に出向く。
「仙崎港の青灯台」 のその後が分かるだろう。
元気な姿に対面できれば、「留萌港の青灯台」 との約束が果たせる。

当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。

無題

2007年06月27日 18時02分02秒 | 日記 ・ 雑記録
月曜日は葡萄舎でワイン会、
火曜日は、その後片付け、
木曜日は長門市で三八会。
谷間の今日、水曜日はボケーっとノビていた。
とはいっても、同業組合の事業所を回る用件はあったし、保険所にも行ったから、
トドかアザラシのようにノビていたわけでもないが、気分的にはノビていた。

街で出会った人から 「ブログ読みましたよ」 と言われて驚いた。
アクセス解析を見ても、この日記の閲覧者数は数が知れているのに、
まさか、その人が読んでいるとは知らなかった。
これからは迂闊にあれこれ書けないな、と思ったものだ。
大体において、私は自分に甘く、他人に厳しくて、
批判や皮肉は辛辣で、時としてそれが禍の元となり、反省する事しばしばだ。
心してかからなければなるまい。

6月もこの時期になって雨雲が切れるとさすがに暑い。
これから3ヶ月、地獄の毎日が続くと思えばうんざりするが、
ニュースで報じられる世界各地の熱波は桁が違うのだから、まぁ、頑張るか。

当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。

空調 その後

2007年06月26日 19時30分11秒 | 日記 ・ 雑記録
思い返すほどに、昨夜の空調機の不調には参った。

今朝したこと。

1 空調業者に視てもらうこと。

空調業者は、長府製作所の特約店で、視てもらう空調機は三菱と東芝だが、
基本は同じだろう。
東芝の1基は、ファンに蔦が絡んでいて回らなかったからだと原因が判明。
わずか10日間の間に蔦が伸びて絡むとは、なんと見上げた生命力だ。
三菱の2基が分からない。
室外機が止まったままなのははっきりしているが、どうしてだか分からない。
基盤の交換が必要だろう、ということになったが、
数年前の台風のとき海水に浸かっているからその時のツケが回ってきたか!
諦めて、相当な修理費を覚悟して、
それでも諦めきれずに、もう一度リモコンを押したら、動いた!
止まった原因も、動き始めた理由も不明のまま。
残ったのは、昨夜、大恥をかいたことのみ。 嗚呼。

2 昨夜の不行き届きのお詫び。

メンバーの皆さんに、暑さの中で我慢させたことをメールでお詫びした。 嗚呼。

当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。

空調

2007年06月25日 23時31分14秒 | 日記 ・ 雑記録
今月、3回行われるワイン会のうち2回の例会は葡萄舎が会場。
という事は、私が幹事。
その一つが今晩行われた。

ワインリストは こちら にあります。

私が幹事をするときは、不思議と欠席者が多い。 偶然、だろうナ。
私が幹事をするときは、何故か出欠の回答が遅い。 これも偶然だろうナ。
このワイン会は、特異な職種の方々を中心に構成されていて、私一人が異業種だ。
だからといって深刻に考える問題でもなかろうが、時には深刻に考える事もある。
要は、私が自然体で、ムキにならなければ問題はないのだが、
いまだ成長過程にある未熟な人間だから、なかなか悟りの境地に至らない。
大所高所からはさざ波ほどにも映らない成り行きでも、
私にすれば紆余曲折を経て、今日の開催にこぎつけた。

そんなワイン会。
全て順調。 持ち寄ったワインは全て完璧。
敦煌の料理も完璧。
完璧でないのが唯一つ。 葡萄舎の空調。 効きの悪さに、途中で窓を全開にした。
葡萄舎の亭主として、こんな恥ずかしい事はない。
百日の説法、屁一つでパーァだ。

葡萄舎の空調が効かないからといって、誰一人文句を言わないからいいメンバーじゃないか!
空調の事前チェック、怠った私が悪い。 ゴメンナサイ。
しかし、10日前には 「寒すぎる」 というくらい効いたのに(ブツブツ‥‥)

当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。

最北航路

2007年06月24日 14時56分35秒 | 日記 ・ 雑記録
14時前、長府の街は短時間だが土砂降りだった。
買い物から帰っても車から降りられず、雨がおさまるのを待つほどの雨脚。
久しぶりに豪快な雨に遭った。
梅雨にもいろいろな型があるが、降りそうで降らないのはいけない。
度を越せば災害につながるから軽々に言えないが、
一天にわかに掻き曇り、ザァーっと来て、カラッと晴れるのがいい。
その時に虹が出れば尚いい。
「雨の美」 はこれに尽きる。 小糠雨などは演歌の世界だけでいい。

演歌といえば、香西かおり が唄う 「最北航路」 をマスターした。
舞台設定は演歌の常套、別れ、海、船、かもめ、北‥‥。
ただ、この歌には 「クィーン宗谷」 「利尻」 「礼文」 がちりばめられている。
1ヶ月前にクィーン宗谷に乗り、利尻 ・ 礼文を回った私の感性をくすぐる。
歌詞のとおりに歌うのでは面白くないから、1番から3番までをくっつけた。
そうすると、(私好みの) いい歌になった。

  利尻まわりの ちいさな旅路     (3番)
  あれは礼文の 島かげか
  振りきれ 振りきれ 恋みれん    (1番)
  砕けて 砕けて 沫(あわ)になれ
  クィーン宗谷の デッキにひとり    (2番)
  鉛いろした 沖を見る

一般論として、作詞家の方には申し訳ないが、
3番まである歌詞を1番に凝縮したら、いい歌詞じゃないか。
逆に言えば、いい歌詞を水増しして3番までに引き伸ばしている?

「最北航路」 の作詞をした池田充男氏の名誉のために書き添えると、
この歌は、日本作詞大賞に輝いている。
私みたいに乱暴な事をしなくても、元々いい歌詞なんだ。

それにつけても、利尻 ・礼文にもう一度。 今度はゆっくりと回りたい。

当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。

角島大橋

2007年06月23日 19時42分38秒 | 日記 ・ 雑記録
先般より mixi とご縁が出来て、新しい世界が広がりつつある。
で、いろんな方のコメントを拝見すると、
角島、角島灯台が高く評価されているのには嬉しくなる。
かつては豊浦郡豊北町にあった灯台が、今では (晴れて) 下関の灯台と呼べるのだから、
下関に住む灯台ファンとしては、自然と頬が緩むことになる。
角島灯台まで1時間で行ける地の利は、灯台ファンには垂涎だろう。
角島まで1時間だから、特牛、蓋井島、六連島までも1時間。
部埼、台場鼻は30分。 北九州の妙見埼までが1時間の圏内だ。

今日の午後、長府の空に青空が広がった。
この機会を逃してなるものかと、カメラをわしづかみに灯台巡回号に飛び乗った。
目指すは角島灯台。
ところが、小月まで走ったら青空どころか雨雲が垂れ込めている。
角島を往復するときの慣例で、二見饅頭のカステラを買う予定もあるから、走った。
角島まで雨は持ちこたえたが、曇天では右の人差し指が動かない。

その分、灯台の受付に居る燈光会の職員氏とは話が弾んだ。
灯台の水道管が若者に蹴られて折れ曲がり、水の噴出が4時間止まらなかった事。
駆けつけた業者氏が工具を取りに帰って重機に挟まれ、救急車で運ばれた事。
大混雑の日曜日に、管轄外の海上保安部長が公用車5台を連ねて来て、対応に困った事。
灯台の照射灯が照らす反射板よりもはるかに灯台寄りの浅瀬に
16トンのプレジャーボートが乗り上げ、馬鹿者どもをヘリが吊り上げた事。
私がご無沙汰している3週間のあいだに、これだけの事があったらしい。
見学料を徴収するだけの職員氏は、話し相手が欲しかったのか。
燈光会の職員氏の話し相手になってやるのも灯台ファンの務めだ。

灯台の写真はほとんど撮らなかった。
その代わり、いつもは行かない高台から角島大橋の写真を撮った。
天気が悪いから陰気な写真だ。
角島を訪れた人は、先ず、この橋に感激するのだろう。
橋の美しさと、無料で渡れることに。
有料にしなかったばかりに、ロハで渡った馬鹿な若者が水道管を蹴ったりするのだ。
橋でつながったとはいえ、離島にとって水の大切さを知らないのだから、
この若者は、やはり、馬鹿だ。

花(を見るに)は遅かった

2007年06月22日 15時00分30秒 | 日記 ・ 雑記録
家業が落ち着いて (という事は、暇になって) さぁ 何をしようか。
時間的には、角島灯台往復が理想的だったが、雨雲が垂れ込めてその雰囲気ではない。
雨雲から連想して、雨に煙る菖蒲の花!
(ここら辺からピントが狂っていた)

下関から東に30分。 吉田に東行庵という菖蒲のきれいなところがある。
東行と号した高杉晋作が眠る場所だ。
(高杉が東行と号したのは、好きだった西行をもじったものだ)
梅の名所だが、菖蒲もきれいだ、と評判だ。
駐車場に着いたが人影がない。 4軒並んだ売店から呼び込む声がやたら侘しい。
半分は盛りを過ぎて咲いていたが、しおれて変色した花びらが惨めだ。
そりゃそうだろう。 この時期、花は紫陽花だ。
菖蒲を観に行く馬鹿は居ない。

私には珍しく、花を観に行こう、と思ったまではよかったが、
ピントが狂っていては話にならない。
写真を撮るには撮ったが、掲載すれば物笑いになるだけだから、よす。

当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。

すゞめ 近況

2007年06月21日 17時57分53秒 | 日記 ・ 雑記録
梅雨入り宣言はあったものの、雨らしい雨は降らず、蒸し暑さだけは正しく梅雨だ。
下関の水がめである豊田湖方面を車で走った人は土砂降りだったというから、
山間部で降ってくれればまぁいいか、などと呑気なことをいうのは、
庭や庭木を持たない葡萄舎の住人の科白だろう。

周りにいるすゞめに餌をやり始めて1年経つ。
寄り付くすゞめは30羽。 相変わらず、人にはなつかない。
私が餌を置いて、姿を消すと集まってくるから可愛くない。
可愛くないけど、餌の量は次第にエスカレートして、今では日に2合。
ほとんどが残飯だが、家人はすゞめを数に入れてご飯を炊いている節がある。
最近、すゞめが遠くまで餌を探しに出かけなくなったような気がする。
葡萄舎の周りにいれば三食昼寝つきだから、遠出の必要もないのだろう。
そのうちに、翼が退化して飛べなくなるのでは、と心配している。
久しぶりに写真を撮った。
餌皿の周りに蔓で止まり木を作ってやったらとても好評で、
最近では、私が餌を置くのを止まり木で待つ横着な奴もいる。
可愛くないけど、可愛い。

当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。

ワインが無い洋食

2007年06月20日 17時50分13秒 | 日記 ・ 雑記録
同業組合の総会。
こじんまりとした組合だから、総会もヘッタクレもないのだが、
会計担当として会計報告書を提出しているので責任は、ある。
それ以外の関心は、といえば、懇親会の料理。

長府の 「十楽」 で、和食器で食べる洋食フルコース。
諸般の事情からサービスしているのだろう、
魚料理も肉料理も付いて、きちんとした料理だった。 ただ、
昼間、自動車、というネックがあるから、ワインが無いのがなんとも辛い。
カヴァと、チリの白と、西オーストラリアの赤でいいからワインが欲しかった。

私は、酒無しで食べる刺身と、ワイン無しで食べる洋食が一番哀しい。
刺身は酒のためにある食べ物だと思っているし、
洋食はワインがあって始めて洋食だ、と思っているから。
こういう捉え方しか出来ない人間は、心貧しい人間なのだろう。

当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。

またも、ビョーキ

2007年06月19日 12時48分10秒 | 日記 ・ 雑記録
私の 「模様替え好き」 がビョーキの域に達しているとは知る人ぞ知るところだが、
何でもかんでも模様替えしてしまう、というほどのものじゃない。
模様替えするたって、せいぜいHPの表紙と、自分の部屋くらいのものだ。
そんなに器用な方でもないから、それらを同時進行する能力は、ない。

北海道から帰ってきて、かれこれ1ヶ月。
HPの作成に追われ、その過程で表紙を (二度) 差し替えた。
新ページを作っているあいだは、礼文島の元地灯台の写真を使った。
標高200m。 海霧に巻かれて、ボンヤリとしか灯台が写っていない写真だ。
新ページがほぼ出揃ったところで、能取岬灯台の写真を使った (現行)。
雨上がりの朝の写真で、空は灰色、写真としてはよくない。
が、灯台ははっきり写っている。
私としては、
霧に巻かれた元地灯台と、悪天候ながら灯台を写せた能取岬灯台に
新ページを造っている私の状況や心情をダブらせてみたのだが‥‥。

新ページを作りながら、部屋の模様替えは絶えず頭の中にあった。
北海道の海岸線を予定よりも早く全周してしまい、余った時間に函館観光をしたのだが、
旧英国領事館で領事の部屋を見て、机を壁際から部屋の真ん中に動かしたくなったのだ。
(領事の部屋と私の部屋とでは比べるべくもないのに)
で、今日机を動かした。
机を動かすと、部屋にある雑多な家具もみんな動かさなければならない。
模様替えの企画書があるわけでもないから、次々と難題が。
一つ一つクリアして、得心はいかないが、ともかくも模様替えは済んだ。
夏が過ぎるまではこれでいこう。
と、日記には書いておこう。

当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。

お役所仕事

2007年06月18日 10時29分41秒 | 日記 ・ 雑記録
総務省消防庁は、我が家業の監督官庁になるのだろうが、
消防法を楯に、やたらと指導が厳しい。
「指導が厳しい」 と舌打ちするうちが花で、消防のお世話になったらオシマイだけど。
第一線の消防署職員は、消防に救急にと日夜ご苦労さんだが、
霞ヶ関の総務省消防庁は暇なのだろう。 面白いデータを集めて公開している。
「災害伝承情報データベース」 という。
目的は
我が国はこれまでに、災害に幾度となく襲われてきた。今後起こりうる災害に備えるためには、防災に対する意識を高めていくことが必要。過去の災害では、それぞれの地方で、様々な教訓や言い伝え(災害伝承情報)が残されてる。
全国の過去の災害の教訓や言い伝えを整理し、まとめた。
とある。

消防庁→都道府県→市町村 と上意下達で指示命令がなされ、
暇かどうかは別にして、担当の職員がかき集めたデータだろうが
私は、この類いのデータが好きだ。
今の世の中、古老から土地土地の口伝 (言い伝え) を直接聞くことなど難しいから、
このようにまとめてもらえれば、とてもありがたい。
まとめ方が、いかにもお役所仕事らしいが、お役所がすることだから、と諦める、か。

  「災害伝承情報データベース」 は こちら 

当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。

持つべきは

2007年06月17日 15時03分15秒 | 日記 ・ 雑記録
昨夜のワイン会の記録を 「美酒夜光」 に残そうとして、
北海道から帰って2回のワイン会に参加しながら記録を残していない事に気付いた。
(本当は、気付くどころか、前々から気になっていた)
で、3つのワイン会の記録を up した。
気分的に、やっとスッキリした。

昨夜のワイン会に参加したS嬢 (人妻だから“嬢”はおかしいが) から
灯台を模した置物をプレゼントされた。
今の私は、どんなにいいワインを貰ってもそれほど嬉しくない。
灯台グッズが一番嬉しい。 早速、玄関に飾った。
間もなく暦が一巡する歳だから、心も子供に還っていくのだろう。

今朝になって取り掛かった、昨夜のワイン会の後片付けは早かった。
息子が片付けてくれるので、私はグラス洗いに専念できた。
持つべきは、(出来の良い) 息子だ。

当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。

ブログ再編

2007年06月16日 08時57分31秒 | 日記 ・ 雑記録
■ 4つあるブログを2つに集約した。
「葡萄舎彩々」 ‥‥‥ 存続
「美酒夜光」 ‥‥‥‥ 存続
「季節のつぶやき」 ‥ 「葡萄舎だより」 に吸収。
                1年経過して二十四節気を一巡したから
                これからは折に触れて季節の移ろいを書こう。
「風の旅日記」 ‥‥‥ mixi の 「洒人の日記」 に移行。

   という事ですが、
   ブログはそのまま残しますので、過去の記事はいつでもご覧いただけます。
   今後ともよろしくお願いいたします。
   「ブログ全記事一覧」 は こちら です。


■ 2週間のご無沙汰で息子が帰省してきた。
父の日が間近とあって、手土産がふんだんにあった。
私のトマト好きを知ると、小ぶりのトマトを一箱買って来た。 35個もどうしよう。
なんだかんだで出費が6千円にもなった! と口を滑らすので、
「もう、気持ちは分かったから無理をするな」 と言ってやるタイミングだろう。
人が喜ぶとなれば際限がなくなるのは誰のDNAか。

■ 今日は葡萄舎で久々のワイン会。
用意するワインは、泡から甘までオール・ロゼで、名づけて 「ロゼ・ダイアモンド」
切ろうにも切れない縁の超大物新人を加えると13名の大ワイン会だ。
テーブルを縦に4卓繋いだ。
料理は、中国料理・敦煌の出前料理。 何とかなるだろう。

■ 久々に大勢の人が集まるので、部屋の壁を北海道の灯台の写真でいっぱいにした。
トイレの写真額も灯台の写真に入れ替えたから、
ここまでして、やっと私の模様替えがビョーキの域といえるだろう。
北海道では天気が悪かったから写真の出来はイマイチだが、
プリントして並べて眺めるとつくづく思う。
どの灯台も周囲に媚びることなく、凛として立っているのがいい。
灯台が周囲の景色に溶け込むのではなく、周囲が灯台を包み込んでいる。
灯台めぐり。 いい趣味に出会ったものだ。


当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。