コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

冬期研修会 10回目

2006-03-24 01:07:58 | エンカウンターグループ
いよいよエンカウンター最終回。

今回は10回の研修を通じての思いなどを話し合いました。
私としては、回を重ねるごとに深まっていった感じがあります。初めて出会った方々も、話題の中心になり話をしてくださるごとにその”ひととなり”が見えてきて、どんどん親しくなった気がします。
しかし、それは錯覚で、それくらいでその人が判ったつもりになるとえらい事です(笑)でも、すべてを知らなくても、その人の歴史があるってことを受け止めることで、すごく近づいた気がするんです。

私自身のところでは、調子の良かった前半・中盤に比べ、後半失速(というか沈んだというか)時期があり、皆様にご心配をかけましたが、「気にしてもらっていた」ことを皆さんが表明してくださり、消えきっていない自身のエネルギーを揺り動かされ、この日の研修会では活きが少し戻っていたように思います。(皆さんにも顔色が違うといっていただきました)

さて、この日は通常の語り合いだけでなく、一人のメンバーが予告していた「おいしいケーキ」を用意してくださり、別の方が紅茶を用意してくださって、リラックスしたサロン的な雰囲気を持ちました。
さらに、ある方(今回のグループのメンバーではない)が描かれた絵を皆で鑑賞し、感想を述べ合う時間がありました。

よく、心理テストなどで「絵をどのように見ているか」で判断するものがありますが、一つの絵なのにいろんな見方があることが面白かったですね。またそれだけにとどまらず、他の方の感想を聞くとまた違った見え方がしてくる。
ひとりだと固定してしまう感覚を、グループで話し合って影響し影響され、相互に響きあっていく様は、まさにエンカウンターだと実感しました。
ミニカンを通じて、実感を言葉にすることを覚え、エンカウンターグループでそれを深め合っていく体験が出来ました。

また同じメンバーで同じ時間・空間を過ごせることはまずないと思います。
貴重な10回のグループワークでした。

また、春からミニカンに参加する予定ですが、次は自分の得た「カウンセリングで自由になっていく喜び」をクライエントに感じてもらうことを意識して”勉強”の段階に入りたいと思っています。

その実践として、時間の制約が少なくて済むインターネットを利用した、カウンセリングの実験を始めます。
もう少し、整ったらここでも発表することにします。