心底心配したんだけど

おとといの話。

学校から、うちのぼぅちゃんが泣きそうな顔で帰ってくる。
どうしたのかな・・・・
宿題をやって塾の支度をして、泣きそうな顔で出掛けようとするから、
ちょっと待った、をかけた。


「なんか変だよ・・・なんか悲しい話があるなら聞くよ・・・・」
と言いつつも・・・

心の中では「うちの子、きっといじめにあったんだわ・・・」
妄想は膨らむ。
「先生にもいえなかったんだわ・・・どんないじめだったのかしら」

そしたら。

グズグズと泣き始めるぼぅちゃん。

やっぱり・・・・と思って、
「お友達とのイザコザは親が出て行けないけど、話だけなら聞くよ・・」
と言ってみた。

心の中では「どうしよう！事によっては先生に言うべきかしら！」
妄想は膨らむ。
「でも先生なんて頼りになんないのよ。やっぱ親しかいないわ！」

・・・・・・

・・・・・・

・・・・・・

沈黙が何十分も続く。


そしたら・・・・

「く、くだらないことかもしれないんだけど・・・・・」

ぼぅちゃん切り出す。
そうよ、子供のけんかはくだらないのよ！
でも、本人はとても深刻に思うのよね！
うんうん。心の中では騒いでいるが、じっと我慢して聞く体制に入る。

「今日ね・・・・

　学校でね・・・・」

うんうん。学校でどうしたのさ！
早く言え、という言葉を押し殺しながら、じっと聞く。

「体育館の横のトイレ掃除だったんだけどさ・・・」

うんうん。まさか体育館で蹴られたのか？
みんなで寄ってたかって・・・・
早く先を言わんかい！という衝動を抑え、じっと聞く。

「トイレ掃除の用具が入っているところにね・・・・

　手と足のながーいクモがいてね・・・・・

　こわくてこわくて・・・・・

　お掃除ができなかったの・・・・・

　先生が、運動会のあとだからよくお掃除するようにって
　
　言ったんだけど・・・・怖くて掃除の道具にさわれなかったの・・・」


・・・・・

・・・・・・・


・・・・・・・・・

・・・・・・・・


・・・・・・・・・


ええ？？
なんですと？？


「すっごいね、足の長いクモなの。こわくてこわくて・・・・」

思い出して涙するぼぅちゃん。

号泣するぼぅちゃん。


ソレを見て、すんげー笑いたいワタクシ・・・
でも、そこはじっと我慢。

「怖いものは誰にでもあるから、
　今度またクモがいたら先生に言って取ってもらえばいいんじゃないかな？
　明日、今日の分も掃除すればいいんではないのかしら？？」
　
模範解答ではありませんか？？これなら？？

やっと泣き止んだぼぅちゃん。
塾は遅刻していきましたとさ・・・・


そんなぼぅちゃんの似顔絵がコチラ！


これに２２００円かかってんだけどさ・・・・
お台場でさ・・・・似顔絵ショップっつての？


似てないんですけど！