まずはこちら→【 注目と柔軟な行動その1】・【その2】・【その3】・【その4】をご覧ください。
実際の自閉症支援での柔軟さの難しさについて書いています。
今回が柔軟な思考!
様々な物事の意味をつかむ時に重要なのは、あまり細部の違いに注目せずに、全体に共通する部分に注目することです。
しかし、自閉症の人は、細部の違いに注目することによって、全体をつかんで意味を整理するのが得意ではありません。総合的な意味に注目できない時があります。
例えば同じ「バナナ」「猫」などの意味でも、1つの絵のイメージで学ぶことで、他のほぼ同じ絵でも細部の違いによって同じ概念とつかみに難い幼児さんを見ることがあります。
まだまだ柔軟な意味の理解の困難さがあります。
家族の意味、衣替え、気温による服などの調整、場に応じた言動、声の大きさ・・・。
それは活動もそうです。1つの活動を学ぶ時に、その活動とは関係のない状況と一緒に学ぶことで、その状況が変わると学んだ活動ができなくなる場合があります。これも状況の違いに注目しすぎ、影響を受けていると考えられます。
これら柔軟な思考の困難さを般化の困難さといいます。
柔軟な思考、つまり意味理解を行う時には、時にはあまり細部の違いに注目しすぎずに全体的な意味に注目することが大切になります。
しかし、自閉症の人は、その柔軟な意味の理解が時に困難な場合があります。
【注目しなくてはいけない部分】
・全体の共通点
・全体の意味
【注目しなくて良い部分】
・細部の違い
・状況(人や場面、物の違い)
【はじめてブログをご覧の皆様。まずこちら】
【BOUZAN profile・講演依頼等はこちら】
いつもランキングにご協力ありがとうございます。1日1クリックお願いします。
にほんブログ村
コメント・感想おまちしています!
| Trackback ( 0 )
|
|