ぼ~ざん工房
ぼ~ざんのBLOGです。いろいろ体験・書籍等紹介します!

 TOPICS  『ぼ〜ざん工房』は望山(水野敦之)の個人のBLOGです。


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私がこれまで実践してきたことの証は、どこにあるか?

利用者の使っているスケジュールやワークシステムや視覚的な手だて?ではない。ありゃ実践していく時のアイデアでしかない。

利用者の記録?あれはチームや組織の支援を印したもの。

利用者が良い方向で生活づくりができたこと?私はチームの中で役割をもち、責任をもっていただけ。やはりチームの。。。

パーワーポイントのスライドや実践発表の資料?

やっぱりピンとこない。

たぶん私の実践の足跡は、自分に自信の中にあるし、スタッフの経験やスキル、中にあると。。。

私が実践の中で出会ったコンサルティや仲間たちの経験のなかにさりげなくある。。。と信じたい。

踏み込めば、これからの私の実践やスタッフ達のこれからの実践、仲間達のこれまでの実践に、実践した証があると信じたい。

「おごり」で言っているのではない。自分のこれまでやってきた意味を見失いかけてる今だかから。今、記しておかないと。。。

踏ん張れない。


これまでの実践を胸にいだき。

これからの実践を続けていきたい。

それが私の実践の証。

それは今の職場でも、将来の違う職場でも。

そんな枠組みではなく、地域や全国にいる仲間とのコラボレーションの中でも。

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 最近、スタッフを褒めることが増えてきた。理由は簡単、スタッフの良い仕事っぷりが具体的に見えるからだ。それで、いつか書きたかったことを、少しまとめてみる。自分は、基本的に思ってもいないことで褒めることはできない。多くの仲間が知っているように嘘がつけない特性がある。

 これまでの人生で、多くの方から指導されたり、褒められたりしてきた。そのどちらに共通したのは、とってつけたように指導されても、とってつけたように褒められても、響かない。ときどき、「すごいね」「よくがんばっているね」とか言われてもあまり嬉しくないし、うさんくさく、多くの場合素直になれない。
 その理由は具体的でないから。「見てないんだな」とか、「見てもないのによく言える」と思うぐらい。
 総合的に評価されるのも、あまり良い自分には効果はない信じない。褒められている地点が明確でないし、多くの場合具体的ではない。さらに、総合評価のオンパレードであれば、常に監視されている感じがして、逆効果。
 一番、最悪なのが、褒めた内容が、いつの間にか逆転して指導内容になって、つじつまがあわない場合。もう何が実践を続けていいのか、何が問題なのか聞いている方が整理できない。

 仕事上で、褒める作業の一番重要な役割は、何を続けて発展させるべきかを本人に伝えることである。賞賛の1つとして、つまりご褒美として、好子として思っている上司がいるが、そんな見せかけ思考では、うまくいかない。そんなに部下はバカではない。給料も含めて賞賛だけでは、持続はあっても発展は少ない。どのよういに発展的な仕事、役割を明確に提示できないと前進しない。

 ジョブコーチの専門技術である、適切なプロンプトとエラー修正・出来てることのフィードバックが重要である。

 このような思考から、本当に、まだまだ上司としては未熟で、そもそもこんな仕事をしているのは、ジョブマッチングしていない私が言うので、真実味がないが、褒める時に注意していることを書き込む。

1.具体的に褒める
 本人がイメージできる具体的な部分で褒める。抽象的な表現、たとえば、「ポテンシャルが高い」とかはできるだけつかわない。使う場合は、そのあとに具体的な内容でイメージを伝える。


×「総合的な支援ができてきた」

○「チームの動き、利用者の動き、特性の理解と支援の結びつき、将来的なイメージを踏まえながら支援ができるね。」
         

2.できるだけ現場で見て、現場で褒める
 後で褒めても、何を褒められているのか、どのような実践を褒められているのかがわからない。上記の具体的に褒めるためにも、それは大事である。

×「最近、プロンプトの出し方が適切ね」
×「このごろは、よく頑張っているようね」

○「さっきの手がかりの出し方は、本人の特性もよくつかんでいるし、無駄がない」


3.総合的に褒めない
 総合的に褒めるのは、具体的でないし。褒めべき行動から時間がたったものであるので、あまり意味がない。どうしても、年間数回の総合的なフィードバックをしなくてはいけない。しかし、それも日ごろから具体的なフィードバックをしているからできることである。上司の醍醐味として総合評価はあるようだが、まず現場でディスカッションが先である。



4.上から目線ではなくOutsiderから客観的に褒める

 どうだろうか。仲間から長年、褒められて嬉しいだろうか。同僚として褒める場合は真実味が薄れる。自分はお礼などは主観的に言うが、褒める場合は客観性を持たせて、ロジカルに褒める。


5.日ごろから現場で入ってプロセスを知る
 どんなに現場で褒めても、即効で褒めても、そのポイントの背景と、そこまでのプロセスを知らなければ、絵に描いたもち部分だけしかフィードバックできない。プロセス全体をとらえた上で具体的に褒める。


6.フレンドリーに褒めない、真剣に褒める
 これはかなり自分独特の考え方もしれないが、注意は真剣になって、褒めるときにニコニコ笑顔はまずい。時にはその笑顔が作り笑いにも見える。フィードバックは、責任をもって真剣にする。ただし、ときどき、びっくりするくらいの良い実践は大きく楽しく褒める。(意図的ではなく自然にそうなっている。)


7.自分がもっていないスキルるの場合は、それも告知する
 できるだけ使わないようにしている言葉に「それは自分も、それは知ってた」「それは自分もできている」ということ。もちろん自分がやれてないことを、さもできているようには言わない。はっきりと、まだ自分が持たないスキルであること、そして自分も学んでいかなくてはいけないこと。を伝える。これができないと、いつまでたっても上から目線でしか褒められない。


以上です。

ま、なんの立証もないし、うちのスタッフは苦笑しているかもしれません。


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