今の部署・チームの支援、また私の支援に対するこだわりについて話すときに、「完璧主義なのか?」と言われたり、話題になったりする。
まず、はっきりとしていることは、私たちの支援には完璧とかベストという言葉はほぼ無い。
常に課題を抱えながら、今一番の最善策をアセスメントから導き出す。ベターをもとめる支援であり、調整しながらの支援である。正直、うまくいかないことなんて日常でたくさんある。
スタッフと「完璧主義」でないならば何か?
というディスカッションを先日した。
私が思っている考えと、スタッフの視点はあまり差はなかった。
私たちにあるのは誠実に取り組む姿勢だけである。
利用者に対する誠実さ。
親さんに対する誠実さ。
周囲のスタッフに対する誠実さ。
地域社会に対する誠実さ。
研修する仲間に対する誠実さ。
自分自身に対する誠実さ。
ただそれの信念が、実践に対して本人や親、実践を見た方から評価をいただくようになっている部分だと思います。
どんなに口で誠実さを語っても、行動で誤解を生むことが増えれば信頼を失う。
また誠実さを疑われたら、それを回復するのにリスクと時間が必要になる。
(私は、実践やスタッフに対して誠実に取り組んできました。しかし、いつでも誠実に取り組めたわけではありません。実際に今、その十字架を背負っている部分、そして時間をかけている部分もあります。たくさんのリスクを負って、本当にたくさんの物を失いました。それは自分の不誠実が理由です。今、誠実にそれに向き合っています。)
先日、昔の部下と話した。
自分がやってきたことに不安を感じた日々が続いた私に。
「あなたの視点は、私たちの中にありますよ。」
というような話しをしてくれた。
うかつにも、涙がでてしまい…
自分が誠実に実践してきたことに間違いはなかった。
と思うのと同時に。
彼や彼らの誠実さに感銘した。
(誠実に実践していくことについては、改めて整理する必要があるとおもいます。)
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