ソメイヨシノ・1~庭

 「ソメイヨシノ(染井吉野)」を我が家で眺めるのは究極の願望。“80坪以上の庭がなければ愚行” という常識を押し切って直径2センチほどのヒョロヒョロの苗木を新築と同時に植えた。それが今では直径15センチ。
 春の開花は期待通りの美しさ。この一時期だけ門前を通る人たちへのプチ自慢。苦労といえば3年前の毛虫騒動。夕方何気なく枝を見たら、高いところの枝が一本だけ丸裸になっていた。よく見ると大量のサクラケムシで、それから1時間は毛虫と格闘。その冬には強烈な臭いの石灰硫黄合剤を撒くはめに。最近は根が伸びすぎて下水管にでもぶつかっていないだろうかとやや心配。枝も電線に届くまでに伸びてきたので強剪定。“サクラ切る馬鹿” でも仕方がない。
 ソメイヨシノは春だけの楽しみと思っていたが、近所の桜並木の紅葉を眺めてみると、これもまた良い。春のピンクのトンネルが、秋は紅葉のトンネルになる。我が家の紅葉は、さすがに1本だけではイマイチ。一ヶ月も続く落ち葉掃除が大変でそれどころではないのが本音。そうだ、枯れ枝の冠雪も風情があった。
 今年もまた見事な咲きっぷりを見せてくれている。
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