トキワハゼ

 ムラサキサギゴケとの違いがよくわからなかったが比べてみると違いが一目瞭然の「トキワハゼ(常盤黄櫨)」。ゴマノハグサ科の一年草。写真は比較するために、南大沢駅近くの道端にあったトキワハゼに1キロほど移動してもらって撮ったもの。右側の小さいほうがトキワハゼで左の大きいほうがムラサキサギゴケ。色はトキワハゼのほうが白っぽい。下に写っている匍匐茎はムラサキサギゴケのもので、トキワハゼは直立して匍匐茎がない。ちなみにムラサキサギゴケは多年草。
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キツネノボタン・1~名前

 いろいろとキンポウゲ科の花に魅せられてきたが、街なかの道端でこの科の花に出会うとちょっと嬉しい。これは「キツネノボタン(狐の牡丹)」。その果実がキツネの服のボタンで、なかなか良いイメージだと思ったら、葉が牡丹に似ていることが名前の由来。艶がある花弁が5枚あるのが普通のようだが、中には写真の花のように多いのもあるようだ。この花は清水入緑地の歩道脇のものだが、南大沢神社下の道路脇でも見ることができた。
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コンロンソウ

 秘密の花園も毎週色々な変化を見せてくれる。これはアブラナ科タネツケバナ属の「コンロンソウ(崑崙草)」。白い十字状の花をたくさんつけて、藪がそこだけ輝いている。和名は中国の崑崙山に白い雪が降り積もっている様子を表したとのこと。
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コメツブツメクサ・1~花

 ニュータウン通り沿いの道端にあった小花。ツメクサのような葉を頼りに調べるとこれは「コメツブツメクサ(米粒詰草)」。小さな花を米粒に見立てたもので花は本当に小さい。ヨーロッパや西アジア原産の一年草で、手持ちの古い図鑑には西日本で見られるとの記載がある。似ている花に「コメツブウマゴヤシ」というのがあるが、それかもしれない。
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クルメツツジ

 首都大学にもツツジが多い。これは「クルメツツジ(久留米躑躅)」のようだが、他の同じようなツツジが多すぎて区別する方法が分からない。とりあえず写真を集めながら違いを調べてみよう。江戸時代に久留米藩で品種改良をしたものをクルメツツジと呼び始めたが、これも300種類以上あるようだ。ヒラドツツジの比べてこちらは小輪。後ろの濃い赤はヤマツツジだと思われる。色が違うくらいで決定的な違いが分からない。
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オオムラサキ

 大気汚染に強いと言うことで道路脇などに多く植栽されている「オオムラサキ(大紫)」。ヒラドツツジの仲間のひとつで大型のツツジ。上の花弁に黒い斑点が見える。
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ヒラドツツジ・2~白花

 長崎県の平戸で古くから栽培されていた大型のツツジの総称が「ヒラドツツジ(平戸躑躅)」。ヒラドツツジとしては300種以上ありこれは大型の白花でシロリュウキュウと呼ばれているようだ。
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ヤマツツジ・1~花

 ツツジの仲間をこの際、きちんと調べてみよう。これは長池公園雑木林に咲く「ヤマツツジ(山躑躅)」。上の花びらに濃い斑点がある。ヒラドツツジに比べればひと回り小さい。
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ヒラドツツジ・1~庭

 拙庭の低木。私はこれをツツジと呼びカミサンはサツキと呼んで折り合わない。花や葉っぱが大きいのがツツジで小さいのがサツキとか、4月に咲いているのがツツジとか、いろいろ情報があるのでここできちんと整理してみよう。
 学術的に言うとサツキはサツキツツジで、ツツジはオオムラサキやクルメツツジなどのツツジ科の植物の総称。しかし日本では古くから、これらの花をツツジ、サツキ、シャクナゲと分けて呼んでいたため、学術的な分類と食い違っているのが混乱の原因。つまり名前を言う時には 『日本では古来からツツジですが、学術的に言うと~』 と言わなければならない。
 このブログではそこまでこだわるつもりはないが、とりあえずこの樹の名前は「ヒラドツツジ(平戸躑躅)」としておこう。いや、サツキとしておいたほうが我が家は平和かもしれない。
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シャガ

 蓮生寺公園雑木林の隅に咲くアヤメ科の「シャガ(射干・著莪)」。去年まではこの手の花はみんな “アヤメ” でひと括り。今年はそれにショウブとカキツバタを加えて、違いをじっくり観察してみよう。
 少し調べてみるとシャガは、三倍体植物のため種子ができず地下茎で増えていく。 『えっ? 三倍体植物?』  ここからはちょっと気を入れてお勉強。植物はふつう二倍体で、遺伝をつかさどる染色体を二組持っているが、シャガのような三倍体植物は一組多い三組の染色体がある。三倍体植物は葉や花はきちんと育つが、種子をうまく作ることができないようだ。
 似たような話をどこかで聞いたことがあると思っていたが、春に大騒ぎしたあのヤブザクラホシザクラが、確か染色体24本という三倍体だった。三倍体の他の例はヒガンバナや種無しスイカ。しかし種無しスイカを食べる頃には、三倍体のことはすっかり忘れてしまっているはず。
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