水の門

体内をながれるもの。ことば。音楽。飲みもの。スピリット。

歌集『カインの祈り』

澤本佳歩歌集『カインの祈り』
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#通読 2019年9月分

2019年09月30日 07時24分07秒 | 黙想・聖書通読・礼拝聖句
◆9月14日
世界史の本をわりと集中的に読んできたのが功を奏している模様。始める前は、アラフィフにもなって今さら…という気がしないでもなかったが。聖書通読で列王記を読んでても以前より筋が頭に入ってくる。歴史を読むコツを少し体得してきた感じ。
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聞茶(60):[フェアストン]+[十六茶] ⇨?

2019年09月28日 14時00分36秒 | 聞茶・聞豆
ここ二、三年、だんだん吐きやすい体質になってきていたのだが、長らくその原因が判らずにいた。私は現在、精神科と乳腺外科に定期的に通っており、服用薬も多種ある。薬剤情報提供文書にも当然それぞれ副作用が列記されているが、あまりにも色々ありすぎるので一つ一つを明確には覚えていない。薬を飲んだ後に不調を感じた場合に薬剤情報にざっと目をやり、関係ありそうな部分だけ掬い取って記憶に留める程度である。
 フェアストンというのは細胞増殖抑制剤で乳がんのホルモン療法のために飲んでいる薬である。最初は閉経前の女性のホルモン療法によく使われるノルバデックスを処方されていたのだが、火照り(ホットフラッシュ)が酷く外科の先生にその旨訴えたところ、フェアストンに置き換えられた。それでもやはり同等の効能をもたらす薬であるためだろう、若干薄らいだといってもホットフラッシュはあり、それについてはネットで調べたりすることも多かった。フェアストンの副作用の筆頭に「吐き気、嘔吐」が薬剤情報提供文書で記載されていることに気づいたのは、本当にごく最近のことである。
 実は今年と一昨年、市の健康診断の後に数時間して吐いてしまっていた。両日とも暑い日だったし、前日の午後9時から絶食状態で臨むのだから脱水症状によるものと思い込んでいた。帰宅して遅めの朝食を摂り朝の服薬を一通り飲んだ際に頓服の頭痛薬も飲んでいたから、それが災いしたのかという推測もあったし、採血の後に嘔吐する可能性についても予め文書を提示されていたので、半ばトラウマになりつつも夏場の採血による嘔吐は致し方ないと諦めの境地でいた。
 十六茶は、夜中によくこむら返りを起こす母がカフェインの過剰摂取を私に指摘されて、スーパーで思案の上自分で買ってきたものである。けれど「緑茶の方が美味しい」と母があまり十六茶を飲もうとしないので、貧乏性な私が時折そのティーバッグを貰っていた。一昨年はまだ家に十六茶は置いていなかったから、十六茶=嘔吐、と決めつけるのはちょっと断定が過ぎるであろう。でも今年の健康診断の後、何とか今回は大丈夫そう……と思っていたのが、十六茶を飲んだ後から胃部不快感が出始め、結局健診後五時間くらいしたところで吐いてしまった。だがその時点では、〈熱中症になりかけ〉+〈採血〉+〈頭痛薬〉が嘔吐の原因と見做しており、十六茶にさほど嫌疑をかけていなかった。
 昨日は通所日で、悶着とは行かないまでも心の波立つことが複数あり、帰宅して頓服の鎮静剤を微量飲み、気持ちを落ち着かせるために沢山水分を摂った。昨朝は眠気が強かったので、帰宅後の分の水出し茶を準備できないまま出かけた。それでふと、久しぶりに十六茶を淹れてみようという気になったのである。しかし一杯、二杯と胃に流し込んでいくうちに、徐々に吐き気が襲ってきた。私は、ここで脂っぽいものを食べるのは良くないと判断し、夕食のメインのおかずの豚ソテーに全く手をつけず、お弁当用の冷凍と朝ご飯の一品用に取り分けた。おかげで嘔吐までは至らず、吐き気だけで持ち堪えることができた。
 副作用は薬を飲み始めて何年かしてから現れることもある、という話を雑学に詳しい作業所メンバーに聞いたのは数日前だった。十六茶は健康成分も多いので、それだけ身体に様々な影響を及ぼしやすいということなのだろうか。色々試してみないと分からないことってある。
 今回はガチな内容だったので、お茶に音楽を取り合わせるのは控えておく。もしかしたらこの【聞茶・聞豆】カテゴリーも、今後その手の記事が増えるかもしれない。
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未来少年。

2019年09月14日 18時25分00秒 | 人[その作品]に寄せて
欄干より身を乗り出してアカシアを引き千切るきみ信号待ちに
(とど)

2011年5月18日 作歌、2019年9月14日 改訂。
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断捨離作業からの拾い物⑴

2019年09月02日 13時42分06秒 | ドライヴ・ミュージック
 今のように私が音楽からとんと縁遠くなってしまったのは、FEBCラジオを聴くようになってからであるのはほぼ間違いない。日記を辿るのが面倒なのであくまで記憶の範囲だけれども、FEBCを聴き始めた時期は乳がんが見つかる前の2011年頃だったと思う。FEBCにはその後大変お世話になり放送には日々支えられているのだから、難じるようなことは正直憚られるのだが、音楽鑑賞に時間を割けなくなったのは実感としてある。
 そうなってから音楽を改めて聴く時間は、調べ物的にYouTubeで聴くかあるいは2013年に買った自分の車の中においてかに、次第に絞られていった。最近も状況はさほど変わっていない。ただ、乳がん発症後に「終活」のため意識的に断捨離するようになって、「これは今処分に相当する音楽か、まだ手元に所持しておくべき音楽か」という冷徹な基準で選盤されたCDを車に持ち込んで聴き「選別」するという、味も素っ気もない作業を繰り返していた。自然、音楽を聴くのも楽しくなくなってくる。何しろ自分は「選別」マシーンなのだから。
 そんな中で「キープ」物件を発見すると、断捨離が前進しないもどかしさを感じつつも、ちょっとした嬉しさもあった。今回ご紹介するヴィンス・ギルの『When Love Finds You』もそうした一枚である。

 ヴィンス・ギルを知ったのは、映画『プリンス・オブ・エジプト』の《Nashville》というカントリー畑アーティストらによるインスピレーショナル・アルバムに収められていたためである。『When Love Finds You』自体は、リリースからだいぶ時を経て中古を購入したように思う。その頃はまだ色々CDを買い漁っていた時期で、このヴィンス・ギルも一通り聴いたが、one of them という感じで通り過ぎていた。
 だからこそ「選別機」にかける気にもなったのであるが、これが意外や意外、とても良いのだ。車で聴くCDは連続で聴くのは二周がいいところ。だがこのCDは、たまたま乳がんの定期的な受診に県立中央病院へ行くタイミングで車にあったため、四周くらい聴いた。実は今回の受診では、心が揺れるような案件が発生した。その気持ちを落ち着かせるためにもこのCDは打ってつけだった。
 『When Love Finds You』を通しで試聴できるサイトは見つけられなかったので、その一曲目「Whenever You Come Around」のYouTubeをここに貼っておく。

Vince Gill - Whenever You Come Around
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