こんなところに住みたくねえ（氷菓）

氷菓。
ついに最終話まで完走した。

ああいう雰囲気の出せるアニメはなかなかない。
最近のアニメは…などとブウたれそうな古参兵も比較的不満なく楽しめたのではあるまいか。

さて。
氷菓の世界なのだが。
とある田園に直結する地方都市の話なわけなのだが。

最終話を見て
「こんなとこ俺は住みたくねえ！」
と確信に至るまでになった。
実は前々からそうなるんじゃないかという気はしていた。

なにか？

いなか特有の、あの強制参加イベントとそれに伴う近所付き合いがあるところだ。

わたしはああいうことをしたくない。
子供の頃から運動会や地区の神輿担ぎが大嫌いだった。
あれは強制参加イベントや近所付き合いのスキルを磨こうと思うヤツでないと参加しても全く楽しめない。

思えば千反田えるもそうだった。
強制参加イベントとそれに伴う近所付き合いにベストマッチする、さすがいなかの良家の娘さんと言いたくなるような人だった。

「何だろうこの違和感は？　いや、手放しでかわいいと賞賛できない心のしこりは？」
そうずっと考えていたものがようやく確信的に理解できた。

あれがわたしが幼心に毛嫌いした日常生活だからだったのだ。