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トカゲgallery

自己満足で色々かいてる独りよがりブログです。

九州国立博物館 興福寺創建1300年記念 阿修羅展

2009-09-07 00:49:58 | イラストブログ
前回の九州国立博物館の「ぶろぐるぽ」で、
招待券をいただいていたので、
九州国立博物館に再び行ってきました。
えー、
私と阿修羅の出会いは子どもの頃で、
百億の昼と千億の夜 1 (少年チャンピオン・コミックス)
萩尾 望都
秋田書店

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光瀬 龍 と 萩尾 望都の作った阿修羅。
阿修羅は美しく気高く聡しく強かった。

画像ももう10年前に描いた物を再UPしたものでありまして、
興福寺にも何度も行っているわけです。
(サムネイルになっています。鉛筆で遊びで描いた物です。)

今回はガラス越しではない阿修羅を初めて拝めるとあって、
期待に胸ふくらんだわけです。
阿修羅様がわざわざご近所においで下さってるわけだから、
行かないわけにはいかない。

お盆休みの最終日に行くことに決定。
さすがにお盆休みの最終日は少しは人が減ってるだろう、
と行ったら、甘かった。
駐車場にすら入れてもらえず、
しかたなく、
天満宮駐車場に停めて、
トンネル通っていった。
着いたのは午後3時過ぎ。
ちょうどピークを過ぎた頃のようで、
エレベーターで一緒になったスタッフに方から、
「ちょうどいいタイミングですよ」と言われた。


中にはいると、
まずは宝物類、


そしていきなりメインディッシュの阿修羅像登場。

相変わらずお美しい。
私が行った時はけっこう空いていたので、
お背中もたっぷり拝めた。
お背中は…わりと簡単にできていた。
阿修羅のまん中の顔と横の顔の気合いがちょっと違うから、
予想はしていたけどね。
あの、
阿修羅の腕は明治時代にそれっぽく作ったっていう説については、
最後まで一切語られてなかった。
もしかしてタブーなんだろうか?
途中ちょこちょこあった「説明四コママンガ」でも、
製作された時から今の腕の形になっていたし。

ところどころある四コママンガ。

それから、八部衆。

興福寺ではただダラーッと並んでいるだけだけど、
それぞれにちゃんとステージがあって、
お背中まで全部見られた。
ウチでは「迦楼羅はね、ガルーダなんだよ」と教えていたので、
モモは「この迦楼羅、ガルーダ?」など、
2歳児(当時)とは思えない発言をしていた。

乾闥婆が獅子の冠を被っているんだけど、
「これはね、ねこさんがけんだつばを食べているんだよ、
アイタタタ!ってね」とモモに言ったら、
モモが「イタイイタイって言っているね」と心配していた。



そして、十大弟子像の六体。

お釈迦様の弟子。
お釈迦様も含めてええとこの子。
お釈迦様なんか国王だった。
やはり、いろいろ物とか学問とか満たされたりしていると、
「これでいいのか~?」とか思ってしまうんだろうなぁ。
般若心経なんかにご登場の舎利弗(シャーリプトラ)など有名どころも今回おいででした。

そして四天王ドン!


もう、邪鬼がこれでもかってくらい踏みつけられているから、
モモがまたもや「アイタタタ」と心配していた。
幼児を心配させてばかりだ。

その後は、

壁に仏様のお首が載っかってて、
壁から手が生えてて、
小仏様がズラッという、
シュールな展示。
仏様、運慶らしいです。

最後は「よみがえる興福寺中金堂」「阿修羅像」というフィルム。
なかなか見応えありました。
阿修羅様が艶めかしかった。

きっと私がもともと興福寺に行きすぎてるからなんだろうけど、
展示が方法が違うという以外の興奮がなかった。
これは映画や演劇にある「期待しすぎの法則」かもしれん。
やはり興福寺のデモンストレーションと出稼ぎのような気がしたんだけど、
私、佛教系の大学出身で、
お寺の色々事情とかなんとなく知っているから、
そういう発想してしまうだけですわ。
とにかく、
阿修羅が地方巡業してくれてるおかげで、
九州でたくさんの人が阿修羅と会えたわけだから、
とてもよいことだと思う。

展示物の画像提供は九州国立博物館様でした。
そんなにしてもらっているのに、
お粗末なレポート失礼しました。


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