フラワーカンパニーズワンマンツアー「Stayin’ Alive」@広島クアトロ 2015/3/14 レポみたいな(前篇)はこちら
時間が経ったのと、福岡と完全に混じってるので、
MCの場所がサッパリわかりません。
雰囲気でございます。
け「今日は3月14日でホワイトデー」
フロア「……」
け「そうなるよね!」
「ホワイトデーはバレンタインデーにチョコレートをもらった人がお返しするシステムで」
G「それは鈴木が説明しなくてもみんな分かっているよ」
け「今日はもう?…もらったの?…まだ?帰りに、みなさんに白いキャンディーを一つずつ、僕たちから」
フロア「おお!(拍手)」
け「普通はこういうのは、もらったら返すんだけど、
ここにいる人が全員くれたわけではないでしょ?
それなのに、僕たちは渡す!」
G「笑っていいともみたいにね」
け「笑っていいとも?行ったことない」
G「そういうシステムがあったのよ。会場のみなさんにーって言って、帰りに1つずつ配るの。今日はそんな感じだから」
け「バレンタインデーより今はハロウィンの方が盛り上がってるらしいね。売上が超えたとか」
G「それはボクも知ってる」(←ハイ!ここ後で試験に出ます!)
け「ホワイトデーは本当は何を返すのかな?昔、マシュマロとかあったよね」
G「あったね」
け「なんでだろう?そんなにおいしくないのに。普段マシュマロなんか食べないでしょ?」
G「年に一回食べるかどうか」
ホワイトチョコレートとかあったねなどお返しの話が続く。
け「クッキーっていうのもあるじゃない?あ、もしかしたら白いものを返すんじゃない?」(ホワイトデーですから)
G「クッキーは白くないだろう?」
け「白いだろう?」
G「あれは白とは言わないだろう?」
け「白いだろう」(…ああ、もう、どうでもいいです)
G「……」
け「……!」
G「これ(クッキー色)が白いか?」
け「それは…白ですよ」
G「白じゃないだろう?」
け「だけどね!白人の肌だって本当に『白』じゃないだろう?」
白いから餅好き女子には切り餅を配ったらどうか?など。(こっちはけっこう丸餅ですよ)
ここからミドルナンバーゾーン。
初めから気になっていたアコギをQ太郎がけいすけに渡す。
お!どしたどした!?
細かく明るいイントロが流れる。
わーー春の手前だーー!
今思い出してもゾーッと身体を鳥肌が走る。
今の季節しか聴けない曲かもしれない。
どうかしたらダルくなるこのミドルナンバーの島が、
こういうキラキラしたナンバーで始まるとワクワクする。
それから、
感じてくれ。
初聴きから切なくて仕方なくなったこの曲。
前回書きつくしてしまったので、
もうあまり書かないけど、
振り絞るように本当の歌を求めるけいすけが苦しく眩しかった。
竹安がピッキングと指弾きを組み合わせていて、
その指弾きの温かみが、
追いつめられたけいすけに血を通わせてるような気がした。
で、深夜高速。
これがいいのだ。
別に嫌じゃないのだけど、
ほぼかかってくるこの曲。
どういう気持ちで今これをやってるんだろう?と思うときがある。
青春ごっこをこじらせたくせに!
待ってました!という方も多いから、かけたほうがいいのだろうけど、
なんていうんですか?…よく見たな~この曲をと思ったり、
アンコでいきなりかかると、ブレイクで冷えたフロアがしんみりしすぎて悲しくなっちゃったりしたのだけど、
感じてくれのあとでかかると、悪くないというか、
とてもいいのである。
深夜高速という曲が、先取りされていたのかもしれないなぁ。
しみじみとした新曲の中にしっくりと馴染んで、
竹安のギターソロの唸りが、
いつもの何倍も艶っぽく感じたのだ。
新曲はミドルナンバーが多く、
もしかしたらライブがだれてしまうんじゃないかと思ったりもしたんですよ。
正直。
だけど、全然そんなことなかった。
つまりもう、
フラカンは暴れまわったり、調子に乗せたりしなくても、
十分「聴かせる」大人バンドになってたんだな。(45歳だから当たり前か)
で、あれ?この辺で、
竹安はアーム付きに持ち替えてたな。
たぶん。
祭壇はグレートのベースが色っぽい。
アダルトなシャッフル。
しかし、よくこんな曲書くな!
はじめてアルバムを聴いた時から感じる死臭。
数年前まで過去に戻ったらめんどくせーから、
今の自分を愛してやろうか!とか言ってたのに、
未来を見はじめたら終焉ばっかり見えるのか。
でも、そんな年かもしれないと思うのだ。
同年代の私も、
終焉のことを考えることが多くなった。
自分が何かになりたいのではなくて、ちゃんと後進を育てないととか、
だんだん悩み事が自分個人ではなくなってきた。
私が存在しない社会がうまくいくことを切に願うようになった。
だけどだけど、
こんな曲ばかりされたら、なんだか不安になってしまうよ。
もしかしたらもう誰かの終焉が見えてて、
ハッ!だから思い出作りに武道館をやろうとしているのか!?などと、
えらく後ろ向きな妄想に憑りつかれながら、
昨日よりは動くようになっている竹安が、
けいすけを覗き込むように弾いているのを見ていた。
この曲でも「本当の歌」が出て来るんだな。
本当の歌は歌にならないのかもしれない。
本当の歌なんてないのかもしれないと、
なんだかちょっと涙が出たんです。
暗転したステージに、
コニシのマラカスシェイカーが静かに響く。
未明のサンバ。
ジワジワとこの曲が好きなのだ。
今までと違うなと感じるのが、
アルバムに共通する客観性である。
今まで、主観に基づいて、感じることをそのまま歌ってきたけいすけなのだけど、
今回はえらく人に呼び掛けている。
もしかしたら、過去の自分なのかもしれないし、
誰かなのかもしれないけど。
まだ明るくならない未明にもがき踊るサンバほど、
惨めで苦しくて孤独なことはないとのどが絞まった。
ああ、太陽があれば。
朝日がさせば、
夜明けが来れば、
そう、
夜明けが来ればまたやり直せる。
そういえば、
昨日は福岡で夜明けがかかったのだ。
私が初めて弾いたフラカンの曲。
未明のサンバは夜明けのアンサーソングみたいなぁと思っていた。
ら、
モズライト登場で、
夜明けきたーーーー!
この日最大の盛り上がりでした。
ああ、やっぱり未明から夜明けはつながっていたんだな!
毎日繰り返される死と再生。
どんなにもがいて、殺しても、
地球は回って、
朝がやってくるのだ。
絶望は続かない。
地球が回っているという当たり前のことを思い出していた。
私も最近、本当に苦しくて苦しくて、
少し先のことが考えられなかったのだけど、
明日の朝のことだけは考えられた。
本当に苦しい時は、
凄く近い未来を見ようと。
未明は終わりと始まる兆し、夜明けははじまり。
うん、この流れはとてもよい!
気づくと、
時々辛くなるミドルナンバーの島だけど、
かなり曲数かかったのに、
すっかり引き込まれて、
自分がどこにいるか忘れるくらい感覚を失っていた。
ブレイクになってステージの緊張が解けると、
魔法が解けたみたいに自分の感覚が蘇った。
メンバー紹介。
ギター竹安堅一。
広島ではいつものようにむさしに行って、
いつもなら元気うどんにするのだけど、
別のうどんに牡蠣を入れて美味しかった。
ドラム、ミスターコニシ。
小「なか卯に行ってうどんを食べました」(なぜ!?)
「別に広島の店ではないけど、広島に来るとなか卯に行ってしまうんですよ、他のところでは行かないのに」
(…どういう意味?広島には美味しいものがないってこと?)
G、け「どうしてそういうことを言うの!炎上するから!」
ベース、グレートマエカワ。
広島にはよく泊まる話。(アンコのときのMCだったかなぁ?サッパリ)
この間の周南のあとも、広島に泊まった。
竹「ちょうど仮装行列やってて?」
メンバー、フロア「??」
G「仮装行列って…それはハロウィンだろう?」
け「さっきハロウィンの話したでしょ?」
G「……(=_=)」
け「…?」
G「今、感動しているの。仮装行列からハロウィンを導き出せた自分に」
フロントの人とGが仲が良い話。
G「ライブ見に来てくれたこともあったしね」
け「えー!?どうやってそんなに仲良くするの?」
G「昔は僕がホテル取ってたからね。今はイベンターさんが取ってくれるけど。自分で取るときもあるけど。お金も払うし」宿帳書く仕草。
け「それって大丈夫なの?個人情報が漏れたりしないの?守秘義務ってさ、そこに勤めているときはいいけど、
辞めたあとに悪用されたりするんじゃない?」
けいすけ、個人情報の流失が心配でたまらなくなる。
G「大丈夫でしょう?今までなにもなかったでしょ?」
け「…」
ボーカル鈴木圭介!
25年メンバーチェンジなし!ジャン!
活動休止なし!ジャンジャン!
ヒット曲なし!ジャンジャンジャン!
4人そろってフラワーカンパニーズ!!!!
スクービー紹介健在であります。
…というところでまたいったん切ってもいいですか…。
長いわ。
イラストは、
ベースのボディがクッキー☆と同じ色に見えたファンタジスタのグレート。