トカゲgallery

自己満足で色々かいてる独りよがりブログです。

きいやま商店 ドゥマンギテ TOUR 2012~全国をドゥミンガセ!~@広島楽座2012/09/22 レポートみたいな

2012-09-24 17:40:58 | 音楽?
連続してライブに行った場合、
記憶の新しい方から書く…それが俺流。
なので、
広島から先に書かせてもらうのであるよ。
そしていつものようにセトリやMCは不正確を極めております。
雰囲気をお伝えしておりますので、
正確なものが知りたい人はもっと信用できる人に聞いてください。


刹那的瞬間的一瞬的あっという間のレコ発ツアーなのであった。
日曜日を待たずして終わってしまった私のきいやまレコ発ツアー。
感無量である。

結論から申し上げよう!
最高!

いや、IMSのライブも悪くなかったんだけど、
私はやっぱりホールなど大きなハコより、
ギュッと詰まったハコで見るガレージロックが好き。
酒を飲みながら酔っ払ってみるパブロックが好き。
演者とお客がステージとフロアという一線を画しながらもせめぎ合って、
カオス化するライブが好き。
いやいや全く申し分のないライブであったよ。


今回は奇しくも6月に一緒に広島でフラカン2daysを楽しんだM~ちゃん、あやかちゃんと広島入り。
それと、前回きいやま広島ライブでなかよくなったますとくん(きいやまメンバーと同じだけど「ますとくん」というひらがな表記のHNにしておこう)と一緒。
ますとくんはこれからある事情でライブに行けなくなってしまうので、
とても名残惜しいのだ。
場所がよくわからなかったので広島っこのますとくんに案内してもらう。
そこにお買い物が終わった、大ちゃんとバンドメンバーが。
そこで衝撃の事実。
あのカスタネット弐号機、ゴムが外れて使えなくなってしまったとのこと。
ゴムを通してあげたいけど、特殊な道具がいるのですぐにできんとです。
壱号機(初号機)は使いやすいとのことなので使ってる様子。
ああ、私が大ちゃんが抜き差しするときにいいように優しくゴムをつけてあげた結果こんなことに!
ハッ!なんかきいやま商店の下っぽいMCより下っぽくなったワ!


ハコに入るとフラットなステージにギッシリと椅子が並べられている。
うぃー!いい感じっすね!ゾクゾクするような典型的パブ式。たまらんです。
今回は指定席ではなく上手最前に。
おう!マストさん側久しぶり~。
ここからだと横から舐めるように3人が見えますなぁ!
ドラムセットは下手奥だからヤッシーも見えるし、ナオトさんはどこからでも見えるし……?ヒビキさんは???
ヒビキさんのエフェクターがスピーカー越しにチラッと見える。
これはヒビキさんだけは全然見えない感じ。
仕方ないからエフェクター見よう。ペダルが2コという情報でございます。
まあ、こんな風に全部見えなくてチラチラしているのもライブなんでございますよ。

時間ちょい押しで客電が落ちる。
ゾロゾロとバンドメンバーが入ってくる。
ああ、私の大好きなライブのかんじ。上がる!
いつものSEのあと、OPSE。(いつも思うけど、ここのスラップベースをナオトさんが入れて呼び込んだらものすごくいいんだけどな!)
お客のclapの向こうにメンバーが見えた。
いつものように跳ねながらステージへ、いつものようにキレキレダンス。
ああ近い~!迫力~!既に熱さがジリジリ伝わってくる。
広島まで来てよかった!

そしてQUEENの'We Will Rock You' clap。
きいやま式ミルクムナリ。
ドン!と音出た!来た!きいやま商店の本領発揮。
これこれ~!これですよ~!これを待っていたのよ。
鳥肌がブワッと立った。
3人のピタッと合ったユニゾンから~のハモり。
そしてその間にヒビキさんがうねりを入れる。
リズム隊が音を下支えする。
温度も熱けりゃ、音も厚い。
私はスピーカー前にいたけど耳痛くならなかったので、
本物の音圧がステージからフロアに襲いかかっていたのだ。
最後の締めで大ちゃんが胸の前で腕を振り、その後ピタッとミュートがかかると、
ゾワーーッと背中に興奮が駆け上る。

セトリは順不同抜けありの可能性ありだけどこんな感じかな?
オープニング、ミルクムナリ、きいやま商店知ってるかい?、パーピーポン、永遠の高校球児、 Milktea、行ってくるよ、土曜日のそば、足りない日々でも、頑張れ!スミオおじぃ、ドゥミンガセ! Everybody ワン・ツー、また明日、星を数えているうちに、じんがねーらん、 ドゥマンギテ、ゆーしったい、沖縄ロックンロール、 EN さよならの夏 …だったようなぁ~??

きいやま商店知ってるかい?での自己紹介では、
マストさんの脇の下、もう「オレンジ色」になっとりましたばい!
いつも思うけど、このときのマストさんの「つくり顔」がたまらん。
今回はマストさんが近いので、あの半笑いの「つくり顔」堪能いたしました。

ステージとフロアが近いので、
「唾がかかるかも」と心配する3人。
家に帰って臭いのは3人の唾とのことです。
いやいや、それが「被りつき」ってことじゃないですか!
…唾の被りつきじゃないか…。


以下、今回印象的な曲について書かせていただきます。


IMSに続き大ちゃんが「知ってる方は一緒に!」とパーピーポン。
あのね、大ちゃん、パーピーポンの全体の意味がわかる人にとっては、それは造作がないことなのでしょうけど、
私たちにとってはイミフにつぐイミフの音の羅列なのですよ!
いつかもサンレレのこと、「三線弾ける人だったら誰でも弾けます~!」とか言ってたけど、
あのね、大ちゃん、三線はそんなにみんな弾けないんだよ。
それにしても3人のダンスがいい。
こういう小さいステージにくっつき合って絡み合って踊ってる3人がいい。
横から見ていると3人が重なって見えて、
それはとても尊い物だなぁと思ったんですよ。
一時はバラバラにいた3人が今、こうやってお互いの温度がわかるくらいのところで、
音でじゃれ合いながら遊んでるというのは幸せなことで、
それを享受できる私も幸せなことですわ。

永遠の高校球児を聞いていると、
私は目が上げられなくなるのだ。
沖縄が抱えている重たい物があると思うのだ。
さすがの私も生まれてなかったその頃のことを私はどう受け止めたらいいのだろう。
沖縄に行くと、自然と琉球文化、日本文化、アメリカ文化を感じる。
そして、その中に突然現れる戦争の爪痕にドキッとする。
アルバムを初めて聞いて、カバーであるこの曲を私は初めて聞いた。
そのとき、
このアルバムが8月15日発売であったことに意味があったのではないかと、
そう思った。
どういう顔をして歌っているんだろうと、そっと目を上げると、
高校球児のように爽やかに歌い上げられていて、
その奥でニコニコ笑いながら歌いながら叩いてるヤッシーが見えた。
ああこれは先輩の分も元気でいなきゃなぁ!と思った。
ヤッシーは当たり前のように沖縄に生きて、今を受け入れているのだと後で知った。
ヤッシーはキラキラの希望だ!ドラムから放出された光の粒々がステージに降り注いでるようにみえて、
それはちょっと神々しかったのだ。
ヤッシーすごいよ!

Milk Teaじゃあもう泣かないぞ!と思って耐えていたのだ。
ま、負けないぞ!
だけど、今日はまたものすごく心に迫ってくる音作りだから、
メリメリと心をこじ開けてMilk Teaが染みこんできた。
…と思っていたら「行ってくるよ」。
大ちゃんのサンレレが響いた、マストさんのギターが重なった、亮作さんの三線が入った…グッときた。
こ、こんな崎枝家のおばあに向けたプライベートな曲なんか…って私泣いとりますがな!
しかも、普通じゃない量の涙が後から後からあふれてくる。
なんでなんだ、こんな様を見られてはたまらん…と、こんなときの頼りの綱、沖縄ロックンロールタオル…はバッグの中!
やべー!鼻水まで出てきた!…と一生懸命気を散らして涙を止めようとしたけど止まらず。
いってくるよ~♪と亮作さんの声が上がると、
トップでビリビリとビブラートがかかって、私のしんどいところに触れてくるのだ。
何度もこの曲を聴いていたのに、こんな気持ちになったのは初めてだった。
実は北のなにもなくなっちまった荒野が見えたのだ。
そうだった。
約1ヶ月前、私は彼らと会った。
あの北の荒野に久しぶりに行く直前に。
飛行機に乗る直前に会ったのだった。
北に行くのが怖かったのだ。
またいろんな話を聞くのだろう。
しばらく家族にも会えずに一心不乱にあの荒野で活動するのだろう。(きいやまメンバーはもっともっと家族と離れているのかもしれないけど)
あの地で失われた数多の命と何もなくなってしまった荒野はどうなったんだろう。
絶望と希望とどちらが勝っているのだろう…と、
それは不安だったのだ。
知り合いの披露宴でライブ自体は見られなかったけど、
飛行機に乗るほんの1時間前3人に会えて、
私は「いってきますね」と言ったのだった。
IMSではこのことを思い出さなかったのに、
急に思い出したのだ。
そうだ、IMSではこのビブラートが聴こえなかった。
このあいだ連日みた、
未だ変わらず荒れ果てていた広い広い彼の地の映像が私の前に広がった。
私はお手伝いに行ったのだから弱音を吐かなかったし、「復興していますね!」と笑っていた。
でも、もう口に出せなくなってきた喪失と絶望がやっぱりあると感じていたんだよ。
私は傷つく立場にないのだけど、やっぱり傷ついていた。
それが亮作さんの「いってくるよ~」一発で怖じ気づいてた私がフラッシュバックして涙が出たのだ。
どうしようどうしようと狼狽していたら、
ゆいや~ゆいや~とコーラスが優しく包んでくれて、
安心してもう一回泣いたのだ。
北の地で傷ついて、南の果てのバンドに癒やされたのだった。
帰ってきたよ。

あ、悪い癖で長くなってきたよ。
まあ、まだIMSのレポもあるので。
初聴きの感動ってのもあるし、
曲のあれこれはまたにしましょう。

Everybody!1.2!は今回はちゃんとお酒で乾杯できましたバイ!
いや、いいですなぁ!パブロックは!
1,2!(1,2!)とフロアが合いの手入れるのも楽しい。
Call&Responseとか、こういう合いの手とか、ダンスとか、
ステージとフロアが一体になるのは本当に楽しい。
それは、アーティスト側がきちんとフロアを仕切っていてやることであって、
決して客が主体になっちゃいけない。
きいやまってのは客いじりもあってのバンドだから、
ライブの主導をもちつつ、フロアあったかくっての難しいだろうなぁと思いますよ。
いやいや、本当にきいやま商店はオーディエンス込みで楽しいですわ。


今日もじんがねーらんダンスは健在。
ステージ低いとあの足下が見られない人もいるだろうから残念だなぁ。
やっぱりちょっとくらいはステージあった方がいいなぁ。

ドゥマンギテのカスタネットが構えられると、
大ちゃんと一回目が合う。
どうぞお使いください。
もう、カスタネットに関してはローディーもやります。
ふと、ゴムが取れた弐号機、楽器屋さんにもっていったらどうだろう?と思ったけど、
あんなにらくがきしているのを見られるのも何だからまあいいやと思いましたわ。
ドゥマンギテ、もう段々カッコイイのに慣れてきた。
本当にフラメンコのような気がしてきた。
ビタッとあった3人のユニゾンと、激しいカスタネッティングが、フロアを熱くして、
みんなでフラメンコclap。
ねえ、よくみんな座ってられるね…私は立ち上がりたくて仕方ないですよぅ。
でも、
フラットなハコだからガマンガマン。

それにしても、
亮作さんのギター巧いなぁ。
今回は横から見えて嬉しかったですばい。
ほら、親指ミュートの鋭利な関節が見えるでしょうが?
あれはたまらんですなぁ。
(↑あ、この人おかしな言動をしているのでスルーしてください)

そして、
大ちゃんと亮作さんがタッチしてゆーしったい。
今日もキレキレの尻ですばい。
亮作さんがフロアのお客さんに迫っていく。
そして、
島ぞうり芸では、青いぞうりがピョーンと、私とあやかちゃんのところに!
ギャー!(我々が取ってはならん!)
亮作さん、無事キャッチのあと、
『ゴメンね』とペコペコしとりましたが、
かまわんよ!
最後の亮作ターンとオベーション、アコギのターン。
ここ、一番好きなんだよね!
今日は横からというなんとも愉快な角度でみられて新鮮。

沖縄ロックンロールでは、
タオルを回した~!
この頃にはハコの温度と湿度が最高潮になっていて、
座りライブと思えないくらい汗だくになっていた。
そして、
座りライブなのに私立ってた。
いつのまにか立ってた。
うわーいうわーい!トカゲが立った!…っていつから立っとったんやろう。
でも、
フロアも徐々にたち始め、最後は総立ちでタオルを回した。
バンドもググッと前に来て盛り上がる。
ヒビキさんにキラキラできてよかった。
はい、このようにバンドが前に出てきたときは、
みんなで盛り上げるのがマナーですよ。
例えば、ギターが来たらギターに向けて手を叩いたり手をキラキラしたりしましょう。
だけど、器材に触るなどプレイの邪魔をするのはダメですよ!
きいやまファンはちゃんとしているので誰1人としてそんな人いなかったけど。
マストさん…気遣いの人やなぁと思ったのが、
あのマイクスタンドを指でトコトコが後ろにも見えるように、
スタンド最大に伸ばして(布袋が歌うくらいに伸ばして)からトコトコしてました。

沖縄ロックンロールで本編終了。

アンコールでは昨日と同じようにツアーT。
ツアーTはじめ物販のMCは昨日と同じようにモジモジしながら「買ってね」という感じでした。

アンコールはさよならの夏。
今回のさよならの夏は超スローレゲエバージョン。
こういうときのミドルな声、本当にマストさん綺麗。
マストさんの高いコーラスもいいし、
音域が広いだけでなく、ちゃんと使いこなせる器用な方であるよ。
最後はらららー♪とフロア大合唱!
いつものように歌いながら握手しながらハケていく3人。
で、最後ハモってビシーーーーッとキメるつもり、で、し、た、よ、ね?
ウェッホン、ウォッホン、ゲホゲホ…ウウン…なんかキまらんかった。
バンドがトメきっかけを見失っちゃったんですわ。
仕方ないよ!ヤッシーから全然3人が見えないんだもん。
もう、私キュー出してやりたかったわ。
私とあやかちゃんが「あらら~(^^)」と冷やかすと、バンド3人「あらら~(^_^;)」となってましたわ。
いや、もう冷やかした方がいいような雰囲気だったんですよ。


MCはお楽しみがよかろうと思います。
ただ、
広島限定の「スミオができるまで」という曲がありましたんですの。
「頑張れ!スミオおじいができるまで」のイイマツガイから来たのですよ。

刑事コントはずいぶん整理されてブラッシュアップされておりました。
ああ、もう少しネタを整理してやりたい。
仕込みネタってのはね、あそこをああすればいいんだよ。ハラハラ。
でも、今の若干gdgdなのが売りだろうからそっとしておこう。ウムウム。
みなさまは人間パーカッションをお楽しみに。
それにしても、
亮作さんの「オチを言ってしまう」のは病ですかなぁ。
「言っちゃいけない」「後で言わなきゃ」と思うと、
言ってしまう病なのですかなぁ。
ついつい言ってしまう場面をよく見ますバイ。

IMSに引き続き、亮作さんの顔ささないMCおもしろいです。
お楽しみに。(←笑いのハードルをあげるという嫌がらせ)
実話でしょう。

あと、大ちゃんはフェミ男だったそうです。
昔はお肌ツルツルだったそうです。

マストさんは「〇〇癖」があります。
例えば何でも訓読みで読んでしまう「訓読み癖」などあります。
ジャパネット高田社長もできます。


ライブ終了後は物販に並ぶ。
昨日ちょいとあったからですね。
エヘヘ。
そして、
大ちゃん「3号機つくってくださいよ!」発言。
そうきたか!
確かに預かって、修理して、渡すより楽かも!(←本当?)と、
大ちゃん商法に負けて、
また作ります。

そうそう、
ナオトさんのスラップが決まらなかったのは、
アンプのせいだそうです。
ああいう音を出すと音が出なくなるようにセーブされてたらしい。
ベースって簡単にスピーカー壊すだろうから、
こういう設定があるんだなぁ。


その後、オフの亮作さんをみました。
親しみ深くこっちを見ている亮作さんに対して、
「あの人こっち見てる」と私とM~ちゃんとあやかちゃんは思いました。
顔ささないかも!

MCより一首できました。
「亮作さん 顔はささずに 〇をさし あのいでたちでは しかたなきかな」※今後のお楽しみのため一部伏せ字にさせていただきました。




ああ、やっぱり私はガレージロックが好き!パブロックが好き!アンプ通してハコが震えるのが好き!
こんな感じできいやま商店を見続けたい。
…次のきいやま商店の予定がなくなっちゃた!
ちょっとした寂寥感。
「行ってくるよ」と行ったんでしょう?
「帰ってきたよ」と言ってくださいね。
そして、
いつまでもガレージで音を鳴らしてください。
唾をかけてください。

終了後は、私とM~ちゃん、あやかちゃん、ますとくんで、
午前3時まで沖縄料理屋で飲んでました。
ドゥマンギテもかけてもらいました。
幸せーな夜でした。
今回はズラリ並んだ3人の横顔を描いてみました。

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