ウヰスキーのある風景

読む前に呑む

再会

2010-09-30 | 雑記
最近、ワインばっかり飲んでいると思ったので、いつぞやのふらのワインで打ち止めにしようと企画。

そして久しぶりにウヰスキーが帰って来た。帰ってこなくてもよかった。

記念すべき復帰はこのウヰスキーだった。毎度芸が無いことを笑うべし。



家の前のスーパーではこれが限界にござる。いや、十分だ。


ワインを飲んでいたいのは、食事、といっても洋風向けにあわせるものが欲しい、との思いからだった。

まあ、ウヰスキーにご飯と味噌汁といった、訳の判らない献立も平然と食していたのだから気まぐれだった。

というわけで晩飯は和食的な何かに決定。

九月も終わるころになれば、当然、冬瓜なぞ出回ることもない。冬に西瓜といっているようなものだ。

しかし、あの「冬瓜と鶏肉の煮物」の味は忘れがたい。生姜と唐辛子の味付けは素晴らしい。

そこで、秋から冬にかけての代替品を考えた。春のことは春に考える。

冬瓜を大根に取り替えることにした。根っこと実ではどうかと思ったが、気にしてはいけない。

出来上がりはこんな感じだ。


ちなみに、元祖はこちら。別のものも写っているが気にしてはいけない。


冬瓜の場合は切ったそのままを茹でる。水分を大根よりも多く感じる素材で、味もすぐしみこむ。

さて、我らが大根についてだが、これについては専門家の業がある。

なんでも、煮物に大根を使う場合は、米のとぎ汁でした茹でを行うのだそうな。

何故そういうことをするのか、というのはちょっと調べたり知っている人に聞けばわかるに違いない。

通例に法り、とぎ汁で茹でておいたものを、冬瓜と鶏肉の煮物と同じ方法で煮付ける。

これは夏に買った雑誌にあった献立なのだが、ちと説明しておこう。

二人分として
材料は鶏の胸肉200g 冬瓜の可食部500g 生姜 鷹の爪 調味料には塩と料理酒 水400ml

鶏と冬瓜は三から四の角切りにする。生姜は皮をむいてすりおろす。

鍋に冬瓜と水を入れて火にかけ、沸騰したら灰汁を取る。

灰汁を取ったら冬瓜、生姜の皮、鷹の爪を入れ、一煮たちさせる。

その後、塩小さじ三分の二、料理酒大さじ三杯を加え、中火にして蓋をし、十五から二十分。

器に盛って生姜を添えていただく、という形である。

これを大根でやってみたわけだ。悪くはなかったが、何か足りなかったような気がする。

ブリ大根では昆布を使う。恐らく、鶏肉の味だけよりは出汁があったほうがよかったのではないか。

と、思ったが、別に気にならなかった。した茹でしている大根の香りが何故かよく感じた。

さあ、今宵あなたもちょっと物足りないこの煮物に何か足して献立を盛り上げようじゃないか!後はお任せ。
では、また。