ウヰスキーのある風景

読む前に呑む

読解力

2010-09-29 | 雑記
もうすぐ正式サービスが始まる(先行プレイもあったが)某オンラインゲーム。

昨日は、その中身がどうしようもない、という話をたまたますることになった。


曰く、致命的なバグが放置されているのに修正せず、挙句の果てに不正として罰せられる、
文字表記はカタカナをやめて漢字もどきを仕様。西洋風ファンタジーであるのに。
細かい文字表記に誤字が目立つとも。製作は中国に丸投げしたのが原因ともいう。


このゲームの話については以前から、ここのブックマークにも入れている、某サイトでよく見てきた。
大きなタイトルだから、気にはなる。気にしただけでやる気はあんまりなかったが。


さて問題はそのゲーム自身のことではなかった。


そのサイトは、個人が非営利でやってるわけではなく、いわばオンラインの雑誌みたいなもの。
見る分にはタダ。広告収入が恐らく、ほとんどの収入源なのではなかろうか。


メーカーからテスト品を借りたり、取材やインタビューも載せて、事前情報を流したりと、
気になることを多少知るには向いていたと思われる。


それはよかったが、ここのところ、大々的に宣伝するものが大抵コケた、もしくは面白くなかった
と、いう状況がよくある。昔からあったかもしれないが、見始めたころより多い気がする。


ここで頭に浮かんだが言葉が「メディア・リテラシー」なる横文字だった。

何年か前から盛んに言われていた言葉だ。別にめざましテレビの「今日のわんこ」のように
毎日目に付くわけではないが、こういう横文字を使う商売の人には馴染みの深い言葉だ。

「メディア」は文字通り、TVやら新聞雑誌といったものの総称。「リテラシー」は読解力の謂。

約めて言えば、相手(メディア)の言っていることの真意を見抜く能力を養え、というわけだ。

例えば新聞が三紙ある。別系列の三紙である。

隣国のこちらに影響が大きい事件があったとして、二紙ともトップを飾る。が、一つだけベタ記事。

と、すると、ベタ記事にした一紙しか読まない人は「大した事件じゃないのだろう」と思えたりする。

その一紙の思惑とは・・・と、疑ってみたりするのがよいのかしらんが、きっと面白い。



向こうも商売で、別に批評をやるのが仕事ではない。発売前に批評なんて営業妨害ではある。

それを差し引いても、喧伝されるものは中身が伴わないから煩いのだろうと、穿った見方もしたくなる。
世の常ともいえるが。

さて、ここでこう書いてきた人の思惑とは?これもメディア・リテラシー。後はご自由に。では、また。