晴れ時々スターウォッチング

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米国中西部の大火球

2010年04月16日 | 隕石・小惑星
米国中西部のウィスコンシン州で大火球が目撃されました。
以下、4月16日付のSpaceweather.comより

「MIDWESTERN FIREBALL(米国中西部の大火球)
午後10時5分頃(米中部時間)ミネソタ、ウィスコンシン、アイオワ、
イリノイ、ミズーリの各地で緑色の火の玉が目撃されました。

大火球は小惑星が大気圏に突入することによって引き起こされます。
超低周波音の測定値からこの火球のエネルギーはTNT火薬20トン
(0.02Kton)と見積もられています。」

火球の動画→movie
ニュース映像→news

NASAの気象環境学者のビル・クックはこう述べています。
「この隕石の大きさは幅が1メートルほどで重量は約1,260kg、
火球としては、ごく一般的な大きさと言えます。このサイズの
火球は1ヶ月に平均して14個も地球に落下します。その多くは
海や人が住んでいないところに落下するため目撃されません。」

「この火球による隕石の落下があったのか?と言う質問に対する
答えはYESです。かなりの落下があったと思われます。」

〈管理人補足説明〉
ビル・クックさんは一般的と言ってますが、かなり大きな
火球だったようです。目撃報告によると…

「初めに緑色の明るい流星が見えて、空が数秒間青く光り、
直後にいくつかの断片に分裂して流星は消えたそうです。
火球が消える瞬間に空がオレンジになって、辺り一面が
昼間のように明るくなったそうです。見えていた時間は
10-15秒間ほどだったそうです。」

この写真はウィスコンシン州のダウンタウン、マジソンにあるAOSSビルの
屋上のWEBカメラが捉えた火球落下の様子です。

火球が爆発する瞬間の光が飛行機雲を明るく照らしています。
飛行機のコックピットからも見えたのではないでしょうか。

さて、この火球…、すでに隕石が発見されたそうです。わぉ!

隕石ハンターが集結しているそうなので、さらに発見されることでしょう。

アメリカでは落下隕石がオークションに出品されることあるので、落札さえできれば
意外と簡単に購入することができます。


昼間の火球としてニュースになったテキサス州オースチン火球→blog
この時もたくさんの隕石が発見されて話題になりました。

アメリカのe-bayオークションにこの隕石が出品されていたので、
試しに入札したら、手頃な値段で落札できてしまいました。

ニュース映像に映っている昼間の火球が今、手元にあるのですから
すごい時代になりましたね。

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