晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

三日月(月齢2.6)

2009年06月25日 | 
本日も晴れ 梅雨の中休みが続いています。

日没直後、きれいな三日月が見えました。

日中は雲が多かったのですが、夕方には快晴となりました。

BORG60で撮影をしていたら、その1枚にジェット機のシルエットが…
ほひょ~、まるでジェットストリームの世界ですね~。

2009.6.25 19:24 BORG60 D90 ISO200 1/50

三日月の欠け際もなかなか魅力的です…。

2009.6.25 19:27 BORG60 D90 ISO200 1/80 トリミング

さて、日没から30分が過ぎました。そろそろ一番星が見えるころです…。
では、一番星さがしをしてみましょう。日没30分後に星は見えるのでしょうか。

ありました! 天頂で光る一番星、見つけました!

2009.6.25 19:34 BORG60 D90 ISO400 1sec

うしかい座のアークトゥルスは全天で4番目に明るい恒星です。
ややオレンジ色をしています。薄暮のなかで見る星はきれいですね~。

次は二番星です。今日の空で二番目に明るい星は…

ありました! こと座のベガ、おりひめ星です。

2009.6.25 19:37 BORG60 D90 ISO400 1sec

いつの間にか星がいくつも見えています。

空のグラデーションが変化していく中で、ひとつ、またひとつと数を増していく星々…。
いつ見てもきれいですね~。梅雨の中休みは明日まで続くそうです。

6月24日早朝のISS

2009年06月24日 | ISS(国際宇宙ステーション)
久しぶりに晴れました。
23日の午後から夏を思わせる日差しが照りつけ、
気温も30度に達しました。初真夏日です。

本来、梅雨の合間の晴れのことを「五月晴れ」と言った
そうですが、まさにそんな感じの青空でした。

さて、貴重な晴天です。フルに活用しましょう。
昼間はまぶしい太陽を使って、日食観測用機材のチェックです。

夜は…、薄雲が出てきたので翌朝のISS撮影に備えて
早々と就寝です。
ISS通過は02時15分なので、01時45分に起きることにしましょう。
 就寝中

時間です
空はどうでしょう? ふ~む、薄雲がとれていません。どよ~んとした夜空です。
まー、夏の大三角は見えているので撮影決行です。

あちゃ~、正立ファインダーの暗視野照明が電池切れです。
LR44のストックは…、ふ~む、ありませんねぇ~

のーまる倒立ファインダーに付け替えです。
倒立だと動きが逆なので、追尾が難しくなりますが頑張りましょう。

今日のISSは天頂で地球の影から出てきます。
おっと、見え始めました。真上です。

あれ~、うまく追えません。撮れたのは数枚です。

2009.6.24 02:15 D90 ISO800 1/500

直距離が380kmで条件は最良だっただけに、厚い薄雲が
あったことがおしまれます。残念!
上の写真は画像処理なしのオリジナル画像です。

今日のような梅雨の晴れ間はシンチレーションが良いので
惑星観測にはベストチャンスのはずです。薄明が進む前に、
木星ウォッチングをしてみましょう。

ほほう、気流は落ち着いていますね~。こちらのどんよりは大歓迎です。

さすが惑星の王様! 300倍で見る木星はとてもきれいです。

2009.6.24 2:30 Dob300mm D90 ISO640 1/10

こちらの写真も1枚画像の処理なしです。
黒い点は衛星の影です。たぶんガニメデかな?
いよいよ木星観測シーズンの到来ですね。

さて、今年の梅雨明けはいつのなるのでしょうか?
ニイニイゼミさんの梅雨明け予報を待ちましょう。

月齢22.0

2009年06月15日 | 青空の中の月
久しぶりに朝から青空が見えています。

見上げると南西の空には月齢22の月…、下弦前日の月です。

2009.6.15 7:29 D90 BORG60 1/2500

今日は旧暦の5月23日なので、今日の月は二十三日月です。
さて、この天気…、今日の夜まで続くのでしょうか?
不安定な天気が続いています。

土星、月、二重星をRegiStax!(その3)

2009年06月04日 | 二重星
さて月の後は、二重星です。
離角2.5″のプルケリマに望遠鏡を向けてみましょう。

ふ~む、モニター画面上のプルケリマは分離していませんね~。
いや、左上にかすかに青い部分が見えます。たぶんこれでしょう。
以前撮影したときはモニター画面上でもはっきり分離していたのですが
今日はかなり、シンチレーションが悪いようです。

こちらはToUcamで撮影した動画を静止画キャプチャーしたものです。

2009.6.1 22:38 SE200N NST kasai HC Or12mm ToUcam ProⅡ

これをRegiStaxして画像調整をしたものがこの写真です。

うしかい座プルケリマ 主星2.5等 伴星5.4等 離角2.5″

モニター上ではほとんど主星に埋もれている伴星がくっきりと
浮かび上がりました。伴星の色再現はよいのですが、主星の色が
ど-しても飛んでしまいます。今後の課題としましょう。

さて、23時を過ぎて東の空には夏の大三角が昇っています。
最後にアルビレオを撮影してみました。

はくちょう座アルビレオ 主星3.1等 伴星5.3等 離角34.6″

ToUcamで恒星を写すメリットは色がはっきり出ることかもしれません。
次回はToUcamで1等星の色がどこまで再現できるか試してみることにしましょう。

土星、月、二重星をRegiStax!(その2)

2009年06月03日 | 
さて、土星の次は月です。今日の月齢は8.0…、昨日が上弦です。

今回は広範囲を撮影するためアイピースを25mmにしています。
では今宵も、月面の欠け際ウオッチングをしてみましょう。

上弦前後のウオッチング・スポットと言えば…、そうです、
第1位に輝くのは「中央クレーター列」です。

きれいですね。とにかく目立ちます。存在感100%ですね。
上弦と違って太陽光がしっかりあたっています。紫外線が強そうです。

さて次は、ちょっと箸休めということで「海」に目を向けてみました。
「腐敗の沼」近辺です。そうそう、月面にはおどろおどろしい名前が
ついている場所が、なぜかありますよね。

名前からは想像つかないほどきれいな場所です。

最後はウオッチング・スポット第2位に輝くこの場所…
そうです。「直線壁」の登場でーす!!!!

直線壁の近くにあるクレーターの名前はおもしろいですね。
「レギオモンタヌス」と「デランドル」…、しょこたんが聞いたら
よろこびそうーなネーミングです。

いや~、それにしても不思議です。なぜに崖が300kmも続いたのでしょうか。
まさに、自然の驚異でーす!! と言いたいところですが、実はこの崖
段差の高さが300m、傾斜が30°!?… しかないそうです。

つまり地球規模で考えると実はたいしたことないものなのです。
たぶん、月面上から見るグランドキャニオンのほうが息をのむ
美しさがあると…思います。

さて、今夜は見られませんでしたが、上弦前後の月には、めったに見ること
のできない超レアなウオッチング・スポットがあるのをご存じでしょうか?

その名は「Lunar X」…、突如月面に現れる光り輝く「X(エックス)」の模様、
それは宇宙人の秘密基地なのか…、その正体は……

この続きはまた次回~。

土星、月、二重星をRegiStax!

2009年06月02日 | 土星
6月1日の夜…、久しぶりに星が見えています。
ということで、今夜は光軸調整した望遠鏡のテスト撮影です。

まずは、だいぶ西の空に傾いたしし座で輝く土星です。
う~ん、シンチレーションが良くないですね。
星がはげしく瞬いています。透明度もいまいちです。

まー、せっかくの星空なのでとりあえず撮影しましょう。
ふ~む、光軸は良くなっていますが、シンチレーションが最悪です…。

2009.6.1 21:13 SE200N ToUcam ProⅡ KasaiHC Or12mm

土星の視直径がやや小さくなりました。ステラナビによると6月1日の
視直径は17.8″、地心距離が9.28AUです。3月12日に撮影したときは
視直径が19.7″、地心距離が8.39AUだったので確実に遠くなっています。

輪の傾きは「輪の消失」に向かってまた小さくなっています。
さらに輪が細くなった土星を今後も撮影したいところですが、薄明終了時の
高度はすでに40度を切っています。6ヶ月にわたって続けてきた土星撮影
ミッションはそろそろ終了のようです。

では最後に「輪の細い土星」撮影ミッションのベストフォトです。

2009.3.12 22:19 SE200N ToUcam ProⅡ KasaiHC Or12mm

さて、今宵の気流は最悪と言える状況ですが、月と二重星も
撮影してみました。続きは次回で~す。