晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

ペルセウス座流星群

2008年08月14日 | ペルセウス座流星群
8月12日夜の天気予報は曇り…
「観測地はどこにしましょうか?」「蔵王ですかねぇ」
星見エキスパートのSさんとの観測地選定会議…
今年は夜半まで月もあるし、このような天気なので
会話が弾むことなく会議終了!

とりあえず蔵王の山頂に行ってみることにしました。
雲の層を抜けても星は見えず空は曇り…。しばらく走るとまた雲の中…
その雲を抜けると、やったー、星が見えました。

山頂近くの駐車場では星屋さんたちが情報交換中。
月光に浮かぶきれいな雲海が見えました。

西風に乗って雲が東へ移動しています。

今夜は宮城県側の方が条件が良いだろうということで
昨年と同じ場所で観測することに決定。

こちらは23時35分頃の流星、月没前です。


月没が近づくと天の川が見えてきました。


まもなく月没です。


月没は24時43分、25時を過ぎると空にはたくさんの星…。

でも、あまり流れませんね~。(よく見ると右下にひとつ)

こちらは25時43分の流星

25時50分ごろ北の空でマイナス等級の流星がありましたが
思ったほどは流れず…あっという間に薄明の時間です。

薄明が始まる直前に黄道光が見えました。

すばるの下に流星がひとつ写っています。

ソラノクラサは、雲海で街明かりが遮断されたため
昨年より暗い21.50等級。しかし、湿度が高く
雲も流れてきて観測条件としてはいまいちでした。
結露で機材もびしょびしょです。

それでも今夜のような気象状況でペルセ群を見ることが
できたのは幸せなことですね。めでたし、めでたし。

ペルセウス座γ群~その2

2007年08月15日 | ペルセウス座流星群
流れ出したペルセウス群を横目に
観望場所のセッティングです。
テーブル、チェア、寝ながら見るためのキャンプマット‥

「あれ、何だろう」「UFOだよー」
その声に見上げると‥-2等級クラスの人工衛星が
天頂付近を通過中です。かなりゆっくりです。
「ISSではないなぁ~。なんだろう?」
時刻はまだ21時を過ぎたばかりなのでよく見ると人工衛星が
いくつかとんでいます。

すでにカメラセッティングを終えていたバリ君が通過の様子を
コンデジで撮影していました。撮影時刻:21時05分頃、露出13秒


さて、こちらも撮影開始です。

ペルセウス座がある北東方面 右が仙台市の街灯り、左が山形市の街灯り。


22時05分に撮影した写真に写っていた流星 放射点からとびだしています。


こちらは25時13分の流星


26時を過ぎると冬の星座オリオン座が昇ってきます。

今年のペルセウス流星群は22時前後に痕が残る
やや長経路の流星が複数見られたが、その後はちょぼちょぼ‥

日付が変わっても期待するほど流れ星は流れませんでした。
それでも、蔵王の山の上で見る流星群に家族は全員大満足でした。
Sさんには望遠鏡で夏の星雲や星団まで見せてもらって大感謝です。

薄明も近いのでそろそろ観望会は終了です。
おっと、わすれるところでした。
ソラノクラサを測っていませんでした。SQMを天頂に向けて‥ピッ
測定値は21.14でした。条件としては申し分ない数値ですね。

ペルセウス座γ群

2007年08月13日 | ペルセウス座流星群
昨夜はペルセウス座流星群の極大日。月齢は新月、天気は快晴!
こんな機会はめったにありません。我が家でも観測に行きました。
今回のメンバーは‥なんと家族全員です!全員で遠征して観望するのは
初めてのことです。場所は蔵王の上のほう。今回は星見エキスパートの
Sさんにご同行いただいて、観測地も含めてすべておまかせのお気楽流星観望会
とさせていただきました。

待ち合わせ場所の遠刈田温泉街でSさんを待っていると
温泉街の建物の間をヒトダマらしきものがスーッと‥
「今の見た!」「え~なに~」「炎がとんでいったぞ!」「どこ、みえなかったよ~」
「えーなんだろう?花火かな?」「あれ、足湯があるよ、入ろう!」「いいね~」
だれも真剣に聞いてくれません‥

数分後、Sさん到着。
「見ました?‥火球、すごく明るいのが木星の南側をとんでいきましたよー。
車の中から見えたほどだから、かなり明るい火球でしたよー」

(それだー!)「見ました。見ました。すごかったですね~」
と話が盛り上がったところで、観測地へ向けていざ出発。

標高が高くなるにつれて、星がきれいに見えてきました。
「わ~きれい、天の川見えるかな?」バリ君大興奮です。
「久しぶりだなぁ~2001年のしし座以来だなぁ」冷静な姉です。
そうです。娘は2001年のしし座大流星雨の目撃者なのです。

当時、小学4年生だった娘がどうしても行くと言い張って、
寒いから無理だと言う忠告を一切聞かずに強引に同行して
あの数え切れないほどの流れ星を見た驚くべき経験の持ち主です。

初めて見た流星群がしし座大流星雨って‥どうなの?って感じですが
一生心に残る思い出になっているようですね。

先導するSさんの車のウインカーが点滅しています。
どうやらポイントに着いたようです。

車を降りると‥満天の星空です。
「うわーすごーい!星だらけだ~」
南の空ではさそりと木星と天の川がすばらしい輝きを見せています。


「わー流れたよ!」

時刻はまだ21時を過ぎたところですが、すでに流れているようです。