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きままに

太陽と緑と空気ときままな人生。
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生きる価値観

2011-12-05 | Weblog
高齢者の終末期における胃ろうなどの人工的水分・栄養補給は、延命が期待できても、本人の生き方や価値観に沿わない場合は控えたり、中止したりできるとする医療・介護従事者向けの指針案が、東京大学で開かれた日本老年医学会のシンポジウムで発表された。

母は「あんな事までして生きていたくは無い」と言う。病院に見舞いに行った時など、意識の無い状態でゴム管に繋がれた患者を見た時の母の言葉である。
これは多くの高齢者が思っている事ではないだろうか。病気の回復が期待できる状態なら良いだろうが、ただただ生かされているよりも、早く楽になった方が本人も気楽だろう。

知人の話である。医者からは「あきらめてくれ」と言われたが、命だけあるが意識不明の状態になった。生前「意識不明で長生きをするより、そうなったら死んだ方がいい」と口癖のように言っていたと言う。医者から「延命治療をするか」と聞かれ、母の言葉もあったので「やらない」と答えたが、治療では管で繋がれた状態での治療になった。そんな状態で病院からは退院を勧められ「胃に穴を開けて、そこから人工栄養を与える手術を」と言われたという。管で繋いだ治療は延命治療でなく、普通の知慮だといい、これをしないと殺人行為に当たると医者から言われたという。彼は「延命治療とは、管で人工栄養を与え生かす事」だと思っていたというが、私もそう思っていた。
入院して2週間を過ぎ、回復の見込みがないと思ったのか、病院からは「退院して」と催促が何度もあり、仕方なく違う病院を探したという。

死に関しては、いろいろな考え方もあると思うが、延命治療はどうなんだろう。記事をみてそんな事を思っている。


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