のんちゃんがフロント(やや左)に躍り出て、あの有名なギター・リフを
弾きはじめるや、一気にパワフルな演奏を展開。幸宏さんのドラミングも
オヒロメパックのテープ並にパワフル!
のんちゃんの歌い出し「さぁ!」は、やや素っ頓狂だが、それこそROCK!
裏声混じりで少し不安定な声も曲が進むに連れて力強さを増し、堂々と
歌い上げてみせた。大観衆を前に大したもんだ!
ピート・タウンゼントばりのジャンプは、脇で男性ギターが披露。
それでこそフェスだぜ!
「さぁ!」の前の一拍タメ後にジャンプ!さすがです!
のんちゃんの前髪が汐風で揺れる。
ウロコだかカーテンだか分からない意匠を凝らしたスカート裾も揺れている。
白Tシャツの胸には独特の筆記体でNON。
本人が考えたオリジナルの衣装であることは想像に難くない。
たった1曲だけの参加だったが、強烈なインパクトを残した「のん」ちゃん。
やはり両手をひらりと挙げて挨拶し、袖に去っていった。
個人的には、この曲が一番のハイライトだと思った。
このあと、幸宏さん達が「81年の曲」を一曲演奏、大人なロックに戻った。
演奏終わってメンバー退場。
客席からアンコール要求的な拍手が飛び、少しのインターバルを経てメンバーが
再び登場してくる。なぜか「まりん」が頭を垂れて前を横切る。
※さっきも同様の動きあったよな
まるでスタッフさんのような身のこなしに客席からクスクス笑いが・・・。
ようやく陽が欠けた会場に、もう1人のキュレーターいとうせいこう氏が再登場。
日本語ラップの「東京ブロンクス」が始まった。
先程の「ブギー・バック」直前には「ジャンルなんか関係ねぇ」と吠えてたラップ陣。
場内は盛り上がるが、私はクールダウンってトコロかな。
さっきの「タイムマシン」が余りに良かったからねぇ・・・。
最後の曲も終わり、ラストの挨拶で幸宏バンドのメンバーがステージに横並びで集結。
のんちゃんも登場し、ほぼ中央に迎えられる!(涙)
全員が手を挙げて挨拶すると、ファンは総立ちで歓声を送る。
私も、のんちゃん目掛けて手を振り、声を上げた。
のんちゃんも大仕事を終えて安心の笑み。
※電気グルーヴも出てくれば良かったのになぁ・・・
夕焼けを夕闇が覆おうとする空。
いとうせいこうが「また来年ね!」と呼びかけ、ファンも歓声で応える。
6時間を超えるイベント、「WORLD HAPPINESS 2017」が終了した。
10周年記念公演に相応しい盛り上がり。出演した皆様、観客の皆様、誠に
お疲れ様!感謝感激で御座います。