「若冲とその時代」展に行ってきました。
しかし、それにしても暑い!
体力温存と道が怪しかったので、千葉市美術館まではタクシーで行きました。
若冲がらみの展示が今年になっても見られるというのはうれしいですね。
昨年のプライスコレクションで一区切りと思ってたので、うれしい誤算です。
さて、会場に入るとまずはイントロダクションでこの「鸚鵡図」が出迎えてくれます。
ふぐ刺しばりの透ける白。鸚鵡はすごくシンプルな白ですが、対比してその止まってる台座(でいいのか呼び名は?)がすごくカラフルです。
おそらく仏教的な色使いなような気がします。釈迦三尊像と同じ感じですよね。
のっけからこんなのに出会えるとわくわくしてきます。
もちろん、今回は若冲だけではないのですが、やはり若冲に勝る印象を残してくれた作品はそうないように思いました。
ということで、会場の一番最後の部屋の若冲作品について書いてみたいと思います。
「乗興舟」
なんだろう、このトーン。無理矢理古いのをコピーでもした?いや、そんなことはないはず。そう思って、いすに置かれてたファイルの解説文を読んで納得。
これ拓版画というものだそうです。
こんな技法があったんですね。白いところなどふっと浮かび上がるようで独特の雰囲気が出ています。
若冲のでこういう作品は初めて見られたのは今回、収穫でした。
他にも拓版画を本にしたのが展示されていました。
「寿老人・孔雀・菊図」
これは図版が欲しかった!!
寿老人は顔がありません。禿げた頭のフォルムとひげ。すごくシンプルな線でそれと分からせる力量。
孔雀はお約束の筋目描きはまあ想像してんですが、問題は地面の謎の描写。
黒い線が踊ってるかのよう。まるで、岡本太郎の描く線の人のよう。あれは何だったんでしょう。すごく気になるのです。
菊図もやはり筋目描きです。そして、こちらにも謎の線が描かれています。
岩?それとも、木?左手前にどんと存在してる線はバランスとしてはとても面白いのだけど、これも何なのか不明です。あー、気になる。
やられた!すごく悔しいなあという気持ちをひきづりつつ、次へ。
「海老図」
解説によればおそらくお正月に飾っていたのではないかとのこと。
こんな立派な掛け軸でお正月を迎えてみたいものです。
足がシュシュっと描かれていて、勢いがあります。
「雷神図」
逆立ちしてる雷神。その顔はいたずらっこのよう。
ぶら下げた太鼓を見ててびっくり。
なんと木目のゆらいだ線での筋目描き。こういう使い方もあったんですね。驚きました。
雷神くんはキャラが立ってるので、手ぬぐいとにして出したらいいのになあと思いました。
「月夜白梅図」
以前にも同じような梅を見たのですが、やはりいいですね。
これでもかと描かれた小さな白い梅の花弁。圧巻ですね。
とまあ、若冲の作品ばかりになってしまいました。
今後もどこかで若冲中心の展示をやってくれないかな~。
<おまけ>
今回、展示されてなかったのですが、ショップで見て購入した若冲のポストカード。
カラー&モノクロ。どちらもいい感じ。
しかし、それにしても暑い!
体力温存と道が怪しかったので、千葉市美術館まではタクシーで行きました。
若冲がらみの展示が今年になっても見られるというのはうれしいですね。
昨年のプライスコレクションで一区切りと思ってたので、うれしい誤算です。
さて、会場に入るとまずはイントロダクションでこの「鸚鵡図」が出迎えてくれます。
ふぐ刺しばりの透ける白。鸚鵡はすごくシンプルな白ですが、対比してその止まってる台座(でいいのか呼び名は?)がすごくカラフルです。
おそらく仏教的な色使いなような気がします。釈迦三尊像と同じ感じですよね。
のっけからこんなのに出会えるとわくわくしてきます。
もちろん、今回は若冲だけではないのですが、やはり若冲に勝る印象を残してくれた作品はそうないように思いました。
ということで、会場の一番最後の部屋の若冲作品について書いてみたいと思います。
「乗興舟」
なんだろう、このトーン。無理矢理古いのをコピーでもした?いや、そんなことはないはず。そう思って、いすに置かれてたファイルの解説文を読んで納得。
これ拓版画というものだそうです。
こんな技法があったんですね。白いところなどふっと浮かび上がるようで独特の雰囲気が出ています。
若冲のでこういう作品は初めて見られたのは今回、収穫でした。
他にも拓版画を本にしたのが展示されていました。
「寿老人・孔雀・菊図」
これは図版が欲しかった!!
寿老人は顔がありません。禿げた頭のフォルムとひげ。すごくシンプルな線でそれと分からせる力量。
孔雀はお約束の筋目描きはまあ想像してんですが、問題は地面の謎の描写。
黒い線が踊ってるかのよう。まるで、岡本太郎の描く線の人のよう。あれは何だったんでしょう。すごく気になるのです。
菊図もやはり筋目描きです。そして、こちらにも謎の線が描かれています。
岩?それとも、木?左手前にどんと存在してる線はバランスとしてはとても面白いのだけど、これも何なのか不明です。あー、気になる。
やられた!すごく悔しいなあという気持ちをひきづりつつ、次へ。
「海老図」
解説によればおそらくお正月に飾っていたのではないかとのこと。
こんな立派な掛け軸でお正月を迎えてみたいものです。
足がシュシュっと描かれていて、勢いがあります。
「雷神図」
逆立ちしてる雷神。その顔はいたずらっこのよう。
ぶら下げた太鼓を見ててびっくり。
なんと木目のゆらいだ線での筋目描き。こういう使い方もあったんですね。驚きました。
雷神くんはキャラが立ってるので、手ぬぐいとにして出したらいいのになあと思いました。
「月夜白梅図」
以前にも同じような梅を見たのですが、やはりいいですね。
これでもかと描かれた小さな白い梅の花弁。圧巻ですね。
とまあ、若冲の作品ばかりになってしまいました。
今後もどこかで若冲中心の展示をやってくれないかな~。
<おまけ>
今回、展示されてなかったのですが、ショップで見て購入した若冲のポストカード。
カラー&モノクロ。どちらもいい感じ。
私はTVで紹介されてたのを見たくらいだし、美術館に行かないような人間ですが;この人の作品はいろいろ見てみたいな~
ポスカも、部屋に飾ったら素敵だろうな。
感性のあう人の作品は、絵や音に関わらず何度繰り返しても飽きないですね。
お暑い中お疲れさまでした!
駅から微妙な距離歩きますからね。ここ。
それでも江戸絵画をこれだけ千葉で
観られるとあっては行かずにはいられませんよね。
若冲ブームまだまだ!
若冲は期待ハズレってことがあまりないんですよね。
なんかしら面白いなって作品に見いだせるのがうれしいのです。
あと、このポストカードはシンプルなので見てて飽きませんね。
>Takさん
こんばんわ。
ほんと暑くてくらくらしますね~。
帰りは駅まで歩いたのですが、へろへろになりました。
>若冲ブームまだまだ!
ほんと、そう思えますね。さあ、美術館の皆様、もっと若冲の作品を見せてくださーい!
ちょっと遠くても行ってしまいそうです
私は月夜白梅図をみると、いつも身体が痒くなります。
ここは、千葉駅からバスで行くと、ワンコイン100円です。
これでもかと描かれた梅のひとつひとつに目がいってしまいます。
>千葉駅からバスで行くと、ワンコイン100円です。
がーんそんなリーズナブルな手段があったとは。情報ありがとうございます。
情報ありがとうございます。
こんな近くで若冲が観られるなんて思いもよらないことでした。
あおひーさんの解説で今日観てきた作品を振り返って思い出しています。気がつかないことが多くて読ませていただいて感心するばかりです。
鸚鵡図の絵葉書購入。
入ってすぐというのが印象強いですね。
ほんと、若冲さまさまです。
これだけの展示で200円とは太っ腹だと思います。
これで図録があればいうことないんですけどね~。
タイトルのハートマークが、この展示にかける愛情を示してますね。
カラーチラシ(解説ファイルの一枚目)の「若冲が好きだから企画した」という一文が清々しかったです。
ハートマークはほんとびっくりしちゃいました。
でも、若冲の描いた鳳凰の羽の先もハートマークだからそれも含めてのデザインでしょうかね。
私の行き方: 千葉駅東口で降りるとすぐ前(といってもモノレールの駅の陰)に「大学病院行き」のバス。二つ目「中央3丁目」下車。100円。これから左前方に歩いていくが、ビルの日陰を通っていくのがコツ。帰りのバス停には日陰がないので要注意。