むかーし、「パトレイバー2」にはまった

むかーし、むかーし。
大学生の頃、ともだちとこの映画を狂ったように見に行ったことがある。

当時、この映画は衝撃だった。

たった1発のミサイルから虚構をどんどん加速させ、危機的な状況を作り出す。
あげく、自衛隊同士で一触即発な状態にまで陥ってしまう。
現実世界では起こっていないがそんなこともあり得るのではという恐さの空気に包まれる。

このプロットが秀逸すぎる。たぶん、この面白さを超えるものってそうそう見つからないのでは。

完全に作品が先にありいつものご存知のキャラクターたちはほとんど活躍しない。
もちろん、ラストのクライマックスでの戦闘シーンはあるのだが。

映画として成立させる為にぎりぎりまで削る。
こういうストイックなことが出来るだろうか？ヒットとか考えればここで見せ場つくってとキャラ先行の組み立てが容易になされるのは当たりまえだろう。

商業的なヒットも大切だが、作品としていつまでも残る、そういうのを作れるということが大切なのだと思う。

イノセンスはすごいが、感性的になんとなくだめです。

押井さんの作られたものではやはりパトレイバー2だな、好きなのは。

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