昨日からスタートした八木良太展「回路」を見に高円寺の無人島プロダクションへ。
以前にウルトラ001の藤城さんのブースで頂いてた↑このDM。
なんかこれまでの八木さんっぽくないなあと思ってたのです。
なんだろう作風が変わってるのかな?
せまい階段をあがる途中で妙な音を耳にしつつ、3Fの無人島プロに到着。
着くなり、ちょうどいま2階で八木良太さん本人が実演中だとのこと。
ということで3回の展示をスルーしてすぐさま階段を降りていきました。
ドアを開けると↓こんなんなってました。
(八木さんと無人島プロダクションさんの了解を得て掲載しています)
おおー!
変な音の正体はこれだったのですね。
レコードを半分にぶった切ったのを繋いで、その上を自走式のレコードプレーヤーが走ってる。
小さなスピーカーから流れる音は半周分ですぐつぎの盤へ。
どんなDJもこんな表現は思いつかないだろう。
DMではまさかこんな面白い内容だなんて思いもよらず、とてもうれしかったです。
想像を超えてて、頭をがつんとやられた感じ。
このレコードの組み合わせはいかようにでもなるので体育館でやってほしいなあと思いました。
2階を十二分に堪能して、3階へ。
こちらには映像の作品が展示されていました。しかもその手前にはスピーカーがあり自派や送りしたキュキュル音が鳴っています。
?
ヘッドフォンをして映し出される映像を見ることに。
学校の廊下かな?そのど真ん中に会場にあるのと同じスピーカー。
キュルキュル音が鳴ってる中を皆、ふつうに通り抜けていく。
変わって、映像は同じだけどスロー再生。
すると先ほどキュルキュルいってたのがちゃんとしたピアノの曲になってる。
ざわざわしてた現場の音は逆にスロー再生されてこのノーマルな音楽とミックスされる。
やはり視点が面白いですね。
そのあとはこの反対で曲がノーマルなのだけど、人々の動きは超高速というもの。
あともうひとつ別のバージョンがあってそちらは橋(歩道橋?)の上。
話を聞いてておかしかったのはこのスピーカーの電源は八木さんの自宅から100メートルくらいケーブルを引っ張ってきたのだそう。
てっきりバッテリーで電源とってるのかと思ってました。
さて、昨日はオープニングパーティーがあったそうでこの映像でやってることをリアルタイムにやってみたとのこと。
なかなか作品と同じプロセスをその場で体験するのって出来ないと思うので、昨日行きたかったな~。
今回も夜8時まで開いてるので会社帰りに立ち寄ってみるのもよいでしょう。
2008年11月12日(水)~12月20日(土)
Open 1-8pm
祝日(11/23、24)以外無休
<関連記事>
・八木良太 個展 直線か円環か積層か(無人島プロダクション)
私は画廊の方に開けていただいて楽しみましたが、
ついつい時間を忘れて見て(聞いて)しまうような作品でしたね。
DMの図像も一目見ただけで納得です。
3階の作品は他の場所を使ってもまた面白そうですね。
他にも色々楽しんでみたいです。
使う曲、周波数で消える曲の内容とかで、
参加者への精神的影響が違うのかしら。
いろいろ実験してみたいかも。
こんばんわ。
無人島はついつい時間を忘れて長居してしまう確率が多いように思います。
以前は3階だけだったのですが、前回のChim↑Pomの展示から2階も使うようになったみたいですよ。
>なでしこさん
八木さんにパーティーでやった時のもちょっとだけ見せて頂いたのですが、すごく面白かったです。
また次もどんな面白いことをやってくれるのか楽しみです。