あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

台風だと思い出す(川で溺れたこと)

2005-07-26 20:39:25 | 日々のこと
むかーし、むかーし、いまからもう25年(うわ!四半世紀!)も前のこと。

ちょうど今日みたく雨の降っていた台風の日のことです。

当時、小学生だった私は書道教室に通っていました。
晴れの日は自転車をこいで15分くらいで行けるのですが、雨がざんざんぶりで風まで吹いてきています。

こういう日は仕方ない。40~50分かけて歩いて行きます。結構、大変です。

書道は無事に先生から花丸をもらい、終了。

そして、長い帰り道のこと。

いつも通る道は遠いんです。でも、別の道を通ると近い。

でも、その道は低いところにあってこんな雨の日は川の増水した水があふれてしまっています。

とにかく、疲れていてすぐにうちに帰って冷たい牛乳でも飲みたかった。

で、その道に行ってみました。

やはり、こんな土砂降りです。当然、水はあふれ、橋はかろうじて見えるくらい。

でも、ここまで来て引き返してしまうと、ものすごく遠回りになってしまう。

それは絶対、いやだな。

意を決して、水のあふれた橋をまっすぐに歩いていきました。

!!

水が、水が重い。こんなはずじゃない。

でも、どんどん体が動けなくなる、前に進めない。

あ、長靴に水が入ってきた。

動かなきゃ!

そうして片足を前に出した瞬間。

わたしはバランスを崩し、流れの中に。。。。

泥水の中に頭までつかり、視界とクチの中には茶色い水が、どんどん流されて川の中に。

背が届かない。

ほんとうにその時までの短い人生の印象に残る景色が流れました。

でも、死にたくはないし。

流れる中、藁をもすがるとはこのこと?ようやく、川辺利の草をつかんだ。

なんとか、這い上がり生きていました。

そのあと、うちに帰って、怒られるかと思いましたが、風呂に入れてくれたり世話してくれた母親にものすごく申し訳なかったのを覚えています。

習字の道具も流されたし、長靴も当然なくなってる。

さんざんでした、あの日は。
でも、生きててよかったな

だから台風になると必ず、このことを思い出すんです。
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2 コメント

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あら~ (ブルー)
2005-07-27 18:49:06
物凄く大変な経験じゃないですか

無事岸について良かったですね。

お母様は、心配と安堵で怒るどころではなかったのでしょうね。

子供を持つと、大変だな~
返信する
よく考えると怖いんですよ (あおひー)
2005-07-27 21:45:35
とんでもないですよね。

ひどい子供です、ほんと。

自分が親だったら、どうでしょうね?想像がつきません。

やっぱ、生きててよかったと思います
返信する

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