@TOHOシネマズ新宿
この映画を見るために、
歌舞伎町(「ゴジラロード」というらしい)を歩いている時、
やべきょうすけの声で街頭アナウンスが流れてました。
闇金業者が何言ってんだよ、と思いつつ、
この類のプロモーション力は評価したい。
ただ、映画自体は・・・。
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今日も高金利で金を貸す
金融屋「カウカウファイナンス」の丑嶋馨(山田孝之)。
フリーターの沢村真司(本郷奏多)は
偶然知り合ったモデルのりな(白石麻衣)にあおられて、
ネットで1秒間に1億円を稼ぐという天生翔(浜野謙太)のビジネスに身を投じ、
カウカウファイナンスを巻き込んだある計画を考える。
一方、サラリーマンの加茂守(藤森慎吾)は
妻帯者でありながら遊ぶ金欲しさに
カウカウファイナンスで借金を重ね……。
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正直に、言います。
ウシジマ君の出番が、少ない。
が故に、物足りない。
以上。
「カウカウファイナンス」を軸に、
落ちていく一般人の人間模様を描く話だと分かってはいるものの、
ちょっと孝之要素が少なくて、若干消化不良気味です。
加えて。
前作・前々作と、大きく違っていたのは、
救われる人が多い、ということ。
いや、救われること自体はいいんだけど、
若干、甘っちょろくないですか、と。
ハッピーエンドは嫌いじゃないのですが、
自業自得、て言葉は、結構重要だと思うのです。
闇金自体、過剰な金利とか取り立てとか、違法ではあるのだけれど、
これは映画であり、フィクションなのだから、
少しやり過ぎでも、教訓を与えるためのバッドエンドも必要じゃなかろうかと。
あ、本当に、決して、バッドエンドが好きとかではないんですが。
ボコボコにはされてたけど、
私は、加茂(オリラジ藤森)があの程度で済んだことに
ちょっと納得いってないんですよね。。。
前作とか前々作の方が、業に対する責任が重かった気がして、
ああ、何かぬるくなったな・・・と思ってしまいました。
ウシジマ社長の言葉も、あまり重みを感じなかったかも。
まあ、世間的に、こういう作品への風当たりとか、
BPO的な目線とか、様々な規制が掛かった結果だと思うので、
時代だと思い、諦めます。
そんなわけで、次回作は「ファイナル」。
こちらは『覚悟して観て下さい』と宣伝されていたので、
非常に期待値が大きいです。
期待のし方が、女子として間違っているとは思いますが・・・。
ライトな方をお好みであれば本作も楽しめると思いますので、
良ければ、是非。