一口馬主ゴンザレスの日記

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二刀流

2017年12月04日 17時46分53秒 | 競馬全般
大谷選手のメジャー行きが話題になっていますが、競馬界における二刀流と言えばどの馬か。芝とダート、両条件でインパクトある活躍をした馬。有名なところでは、やはりクロフネだと思います。NHKマイルC、JCダート、3歳でこの2つのレースを使う馬すら今後ほぼ出ないだろうし、秋にダートに転向してからの勝ち方はホント凄かった。両方とも現地で観戦していたけど、JCダートの盛り上がりは土曜とは思えなかったもんなぁ。馬ナリでグングン後続を離していく様は圧巻でした。

もう1頭、二刀流で浮かぶのはアグネスデジタル。これも規格外の馬でした。ダート戦をステップに挑戦した3歳時のマイルCSは、直線で他馬が止まっているかのような脚。凄いのは4歳秋シーズンからのローテで、日本テレビ盃(1着)→南部杯(1着)→天皇賞秋(1着)→香港カップ(1着)→フェブラリーS(1着)→ドバイWC(6着)→QE2(2着)→かきつばた記念(2着)→安田記念(1着)→宝塚記念(13着)とか、こんな変態ローテを組む馬なんて、今後二度と現れないでしょう。

アグネスデジタルとクロフネ、そう言えばこの2頭は因縁があるんですよね。クロフネは神戸新聞杯の後、天皇賞(秋)を目指していましたが、当時外国産馬2頭枠の制限がある中、1頭目はメイショウドトウ、2頭目にクロフネ、という予定だったところ、レース間近になって急遽アグネスデジタルが天皇賞(秋)出走を決めたことで、陣営に非難轟々。世間的には、未知の魅力ある3歳馬クロフネに天皇賞(秋)に挑戦して欲しかったし、そういう雰囲気がありました。でも、これがキッカケでクロフネはダート路線に転じて開眼し、一方でアグネスデジタルは、天皇賞(秋)でテイエムオペラオーを撃破。世の中、何が転じて福と為すか分からんもんです。

アグネスデジタルの天皇賞(秋)、府中で見ていました。結構雨が降っていた気がします。その日は珍しくメモリアル60の方にいたんですが、直線に入って、外からグングン加速していくアグネスデジタルの姿を覚えています。アグネスデジタルは、2011年にビッグレッドファームに見学に行った時に会いました。突然こっちに向かってきて、うわっ!って驚いて後ずさりすると、ピタッと止まってポーズを決めてみたり、こちらが遊ばれているような感じがしました。きっと、人間よりもよっぽど利口なんだろうなぁ。昨今は路線ごとに住み分けが整理されて、昔のような破天荒な馬が少なくなりました。アグネスデジタル、クロフネ、二刀流の名馬が同じ時期に走っていたあの頃が懐かしいですね。

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2 コメント

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Unknown (ヤエノムテキ)
2017-12-04 18:30:06
アグネスデジタルが天皇賞・秋に出走表明をしたときは周りから「空気読め!!」感がすごかったですよね。僕も実際「余計なことすんなや!」って思ってました。
オペラオーに引導を渡したなんてすごいですよね、アグネスデジタル。

クロフネの武蔵野S,JCダートはもはや伝説ですよね。真の芝・ダート二刀流にふさわしいお馬さんでした。無事に行ってほしかったですよね・・。

個人的にはメイショウボーラーやブロードアピールなんかも二刀流のイメージが強いです!!
ヤエノムテキさんへ (ゴンザレス)
2017-12-05 17:43:09
メイショウボーラー、ブロードアピール、そうですね。他にもあれこれ思い出していたら、例えばデビューから3戦だけですがダートでもめちゃくちゃ強かったエルコンドルパサーとか、ダート王のイメージですが、実は芝でも重賞を勝っているヴァーミリアンとか、デビューから数戦のダートでぶっちぎったキョウエイマーチとか、たくさんいますよね。今では他のカテゴリーへの挑戦って少ない気がしますが、こういうのがあった方が盛り上がる気がします^^

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