たこさんの秋吉台日記

ご意見、ご感想はホームページの掲示板にお願いいたします。

1月23日 タチバナモドキ・アカメヤナギ

2009年01月23日 | Weblog

タチバナモドキ〈別名ホソバトキワサンザシ〉(バラ科 トキワサンザシ属)
                                    花期は5~6月。
中国原産で日本には明治時代に渡来した。高さ2~4mの常緑低木。
葉は互生または短枝に束生し、
長さ5~6cmの狭長楕円形または狭倒卵形で革質。
ふちは全縁または腺状の鋸歯がある。
葉の裏・萼・小花柄には灰白色の軟毛がある。
葉腋の散房花序に直径5~8mmの白い花を5~10個開く。花弁と萼片は5個。
果実は直径7~8mmの平たい球形で、橙黄色に熟し、先端に萼片が残る。

【 草原の石灰岩上で 】

09年1月14日
【 橙色の果実が残っていました 】


09年1月14日
【 上の画像を拡大しました 】


09年1月14日
【 葉は全縁で 】


09年1月23日
【 上の画像を拡大しました ― 葉裏に軟毛 】


09年1月23日
確認しているヒマラヤトキワサンザシは、葉に鋸歯があり無毛なので、
これはタチバナモドキと思われます。花を見る日を楽しみに待ちましょう。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
アカメヤナギ〈赤芽柳/別名マルバヤナギ〉(ヤナギ科ヤナギ属) 花期は5月。
湿地に生える高さ10~20mになる落葉高木。雌雄別株。
平野部を流れる大きな川沿いに普通に見られる。 葉は互生。
葉身は長さ5~15cmの楕円形。ふちには先端が腺になった小さな鋸歯がある。
托葉は円形で大きく、遅くまで残り、よく目立つ。ふちには鋸歯がある。
葉が展開したあとに開花する。日本のヤナギ属の中では最も花期が遅い。
雄花序は長さ約7cmの長い円錐形。雌花序は長さ2~4cm。


【 秋吉台国定公園内で、この1本しか見つけていなかったのに 】

09年1月22日
年ごとに上流から区域を切って川ざらえをしていることは知っていましたが、
3年前に川岸で見つけたアカメヤナギは無くなってしまいました。
水の流れをスムーズにするためと聞いていましたが、何本か立って花を楽しま
せてくれたネムノキも、自生のネコヤナギも、何もかも切られてしまいました。

川岸を走っている自転車道を散歩のコースにしている人も多く、
ネコヤナギの芽吹きや優しいネムノキの花やで季節を感じたり、
真夏には木陰でほっと和んでいた人達のささやかな楽しみが、
みんな奪われてしまいました。

* * * * *  こんな時もありました  * * * * * *


08年5月5日

08年5月5日

日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。

ホームページの表紙へ


最新の画像もっと見る