酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

古文書を楽しむ

2013年05月27日 | オヤジのつぶやき
区の広報誌で知りました

”古文書に親しむ 初級編”参加者募集

問い合わせは電話にて・・・とありました

早速問い合わせました

「全くの初心者ですが よろしいんでしょうか」

「はい 結構ですよ 初心者の方大歓迎です」


数年前 平城宮跡の展示館で興味を覚えたのが木簡です

そこには 当時のお役人のボヤキが書かれてました

説明によると”なんで あいつのほうが早く出世するんだ”

いつの世も同じ 思わず微笑んでしまいました

ああ この字が読めたらいいなぁ~

そのとき思ったものです


そして映画にもなった「武士の家計簿」

原作者の磯田道史氏は 古書店で購入した160年前の古文書を読み解いたそうですね

以来 ますます古文書は面白そうだな~~との思いが募りました

しかし 学ぶキッカケがない

今回は願ってもない大チャンスでした


応募者多数の中から運良く当選

この日は全4回勉強会の第1回目でした

受講者は 老若男女18名  それぞれが いかにもそれらしい風貌でしたね

講師は 若い学者のS氏です

○ 講座の趣旨 ○ 古文書とは何か ○ 古文書を読む

まずは 基礎的な講義から始りました

中でも”古文書を史料として読み解き 考察することで歴史的な事実がわかってくる”

ずばり こちらの思うとおりの講座です



配布されたテキストの一部です

正保四年亥七月二十四日(1647)川幕府によって実施された「検地」の”記録台帳”です


武州豊嶋郡尾久村御検地水帳とあります

土地の所有者は 阿部新四郎  案内者;三郎右衛門 二郎右衛門

左のページには 検地を実施した田圃の規模が記されています

上から 縦十六間 横十間(田圃の面積)

中田(中くらいの収穫規模)五畝十歩

作人 市郎右衛門

次のページには この検地に立ち会った役人の名前が四人記されていました

※ 読み方を教えていただきました ※


漢字 ひらがなのくずし字 年代表 専門的な辞書の紹介(配布された資料による)

初心者にもわかりやすい指導法の講師

予想以上に興味津々の勉強会になりました

これなら続けられそうです  面白い世界を知ることになりそうです




講習会の翌日 気になっていたナスの様子を見に行きました



すっかり元気を取り戻していました

これで 安心して古文書の世界に浸れます