遥かなるインド（その8/Badman誕生③）

リコンファーメーション（飛行機の予約確認）に行ったエアインディアのオフィスは、外国人？でごった返ししていた。ただ、インドを代表する航空会社のオフィス、室内は広く、ソファーもあり、汚い感じはしなかった。

88年当時、コンピュータはまだまだ今のように便利な時代でなく、一人一人の客を処理するのに結構時間がかかった。基本的にナルシスト（？）の僕は、とりあえず女子軍団を先並ばせ一番後ろに並んだ。

待つこと2時間、朝10時に来たのでもうお昼だ。女子軍団はなんとかリコンファーメーションを終えた。12時のチャイムが鳴った。信じられないことが起こった。オフィスのスタッフは、客がまだ何人も待っているというのに、全員窓口を閉めてお昼休憩に行ってしまった！(◎_◎;)

仕方がない。諦めて、午後もう一度一人でオフィスに行った。今度こそ自分の番だ。やっと窓口でたどり着いた。

今度はコンピュータがパンクしていた‥‥（涙）。
算数に強いプログラマーインド人、この姿は当時は微塵もなかった。

インド初日は、全く何もできないまま終わってしまった。

2日目は、ネパール行きのビザを取るのに丸一日使い、3日目は、カルカッタ行きの汽車のチケットを取るのに丸一日使ってしまった。もう観光どころの話ではなかった。

インド人とは、時間の流れ方が違う。痛切に感じたデリーでの3日間だった。この時の感覚はインド人蔑視に繋がった。でもそれは後で、しっぺ返しを食らう原因にもなった。
その話は後日。

YMCAでみんなでティータイム。チャイ（ミルクティー）が、すごく美味しい。