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僕と中国(その3/出発前夜③)

2017-09-11 14:20:39 | 日記
生まれて初めて乗った飛行機は、チャイナエアラインだったと思う。大阪伊丹空港発ー台北ー香港啓徳空港着というなんかへんてこな航路。今でもあるのだろうか。

感動したのは機内食。乗り物で食事が出るなんて!(◎_◎;)。パーサーが、チキンかビーフかを前から聞いて周る。ところが前列までの人は皆ビーフを注文。痺れを切らしたのか、パーサーは僕にはチキン?としか聞いてこなかった(>_<)

啓徳空港には現地時間の夜8時くらいに着く。それから宿探しをしよう。できれば、当時一番安かった重慶飯店のドミトリーに泊めてもらおうと、ぼんやり考えていたところ、前の席に座っていた20才くらいの女の子に声を掛けられた。

外見は明らかに日本人とは違う東洋系の女の子だが日本語はペラペラ。聞くと台湾出身で、今は東京に住みホテルマンになる勉強をしているとのこと。研修で香港に行くそうだ。

ふーんと思いながら話しを続けているうちに、飛行機はあっという間に香港に。

香港の夜景、それはもう素晴らしいの一言だった。九龍半島と香港島の間を抜けて着陸する飛行機。両方の窓から見える摩天楼を見て、ふと思い出した。映画「銀河鉄道999」。星野哲郎はアンドロメダに着いた時、きっと同じように期待を胸いっぱいに膨らませ、窓の景色を眺めたことだろう。(未来の話だが)

イミグレを通り、台湾の彼女ともお別れと思っていたところ、彼女が一緒に来ないかと誘ってくれた。僕のことが心配だという。

海外研修に行くぐらいだから、きっと高いホテルなんだろうと、敢えてホテル名は聞かずにいたのだが、よくよく聞いてみるとYMCAだと言う。場所も九龍半島の超一等地。

野宿をすることも考え、日本から寝袋まで用意していたのだが、初日は不要に。一泊20香港ドル(当時約700円)。超ラッキーな旅の初日だった。
(つづく)