会津の重ちゃん日記

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初市

2016-01-12 17:29:26 | 地域情報
2016年1月12日(火)晴 3.4℃~ー2.5℃
「会津の初市」

 会津では、新春に各地で初市が開かれている。
 7日磐梯町七日市、8日会津かわひがし八日市、会津美里町高田初市(9日大俵引き)、10日会津若松市十日市、 12日喜多方市小荒井初市、 13日猪苗代初市・山都初市・野沢初市、 14日坂下初市・大俵引き、 15日塩川初市・開運舟引き祭り、 17日喜多方市小田付初市。 



 初市の大きな特徴は,買物をするだけでなく「市神」に参拝する慣習のあることでしょう。例えば十日市では,附近の神社から市神が勧請かんじょうされて市の南北の端にその時だけの仮宮が建てられます。ここではお札などのほか,藁わらつとに入った市塩と呼ばれる塩を買い求め,かつてはこれを囲炉裏いろりやかまどなどの家の中で火を使う場所にまいて清めました。



 地元の十日市に出かけることができなかったので、喜多方市小荒井初市に行って来た。
 四百年以上続く初市は、市中心部のふれあい通りに約130の露店で開かれた。通りには雪はなく、時折、青空が広がり、平日にもかかわらず福を求める大勢の市民でにぎわった。市神様は諏方神社であった。
 起き上がり小法師を買い求めたが、会津若松の民芸店で作ったものでなく、白河だるまを作る有名な店の。
 ふっくらとした形、黒髪が特徴で可愛い。値段も1個80円と安かった。地元製ではないいが神棚にお供えし子孫繁栄、家内安全、健康長寿など祈った。


 
 文化庁広報誌によると
【雪国の新春の風物詩】県立博物館 副主任学芸員 内山 大介氏
 「福島県会津地方では,正月に各地で初市が開かれます。冬の会津は雪に覆われる寒い季節ですが,毎年この日ばかりは町に多くの人々が出て賑にぎわいます。中でも会津若松市で行われる市が最も規模が大きく,1月10日に行われるため「十日市」と呼ばれて親しまれてきました。十日市は農村と若松城下の人々の交流の場で,近郊の農家が付き合いのある商店などに年始の挨拶回りに行く日でもありました。そのため,かつては農家の人々が必要とする農具や鍋や釜といった生活用品が多く売り出されていましたが,現在では食品や子供の玩具がんぐなどを扱う露店が多くなっています。

またこの初市に出かける人々のお目当ては,そこで売られる民芸品の起きあがり小坊師や風車,だるま,初音(小さな竹の笛)などの縁起物です。」

 





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