いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

英国からきた流儀

2016-05-01 07:11:06 | その他


去る4月27日 東銀座において出石尚三氏をお招きして講演会を開催しました。出石氏はWeb版朝日新聞のファッションコラムや著書「スーツの百科事典」など服飾業界では非常に著名な服飾評論家の方です。

今回この講演を開催するきっかけとなったのは出石氏と食事をしながら、ウィンザー公の話をしていた時にカジュアル化が進む日本の服飾はどうなってしまうのか、あまたにウィンザー公に関する文献は山ほどあるが、それだけでなく語り継がれていかなければならないのではないか、との話で盛り上がったのが事のいきさつです。

当日は平日しかもビジネスタイムである17時スタートにもかかわらず沢山の方にお集まりいただきました。講演会のテーマは「英国からきた流儀」サブタイトルは「ウィンザー公スタイル」です。

まずは英国という国、伝統と格式を重んじ、そして良くも悪くもウィンザー公が英国の親善大使的な役割を担っていた事。

しかしその実、伝統のロイヤルファミリーの決まり事を次々ブレークしていた事など非常に興味深い話でした。



後半は実際の着こなしの写真を見ながらの解説、初めて見た写真なども数点あり、とても貴重な講演でした。

下の写真はプロデューサーであり世界最速イラストレーターでもある柿本氏の講演メモ及びイラスト。よく雰囲気が出ていますね~。



講演終了後に本の即売を行いましたが、用意した本が売切れになるほどの大変な人気ぶり。出石氏が、お一人お一人に毛筆でサインして下さった本は大変貴重であり、とても良い記念になると思います。

そして、その後の自由参加の懇親会もほとんどの方が出席され、2次会まで開催される大変な盛り上がりでした。

今回のご好評を受け又、夏頃に次回の講演を企画したいと思います。

ご参加頂いた皆さま、そして出石先生
心より御礼申し上げます。



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

フランコプリンツィバリ オーダー会 2016 春夏

2016-04-16 07:41:46 | スーツ
今年も春夏物をオーダーする季節になりましたね。本当に光陰矢の如し、このペースだとあっという間に1年が過ぎ去りそうです。
さて、今回もフランコさん例年と変わりなく来日してくれました。今年もちゃんと工場指導に回ったとのこと、素晴らしいですね。

まずは再開のハグ!そして前回オーダーしたスーツのフィッティングのチェックから始めます。



肩周りのチェック、フランコ流の触診スタイルでチェックしていきます。初めてオーダーした時はこの触診スタイルが緊張しましたが、今では逆に触診してもらうとリラックスします。面白いですね。ウェストコートのフィッティング具合もチェックします。



色々チェックした結果、今回はもう補正する場所がありませんでした。フランコさんいわく、肩周りのラインも完璧とのことでした。

さて、肝心のスーツの仕様ですがいつもはスーツを仕立てる生地を事前にイメージしていきますが、今回は全くのノープラン。

さて、どういうスーツにするか、、、

フランコさんに相談すると、イタリアの雑誌に掲載されたフランコさんの写真を見せていただきました。その写真にはダブルブレストのソラーロを着たフランコさんが。

おおっ、かっこいい。

生地はこちらです。



ヘリンボーン柄のソラーロです。
さて、これは本当に仕事で使えるのか、やや微妙ですが、以前からソラーロは気になっていたので、今回この生地でオーダーすることにしました。フランコさんオススメのダブルブレスト仕様、ウェストコートは不要とのこと(ここらへんは商売抜きのアドバイスですね)。

その後はいつもの雑談タイム。あっという間に時間が経ち、再開を誓ってお開きとなりました。

この生地値段も聞かずお願いしましたが、会計の時にビスポークスーツが作れそうな価格にちょっと驚き。まあ、いい記念ですね。生地はそれなりの目付けがありそうでしたので、盛夏よりは秋口に着ると良さそうです。出来上がりは6月頃、愉しみです。


コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

ブラックのボウタイ

2016-04-03 07:52:10 | タイ

ブラックのボウタイです。
実は告白すると今までもブラックのボウタイをすることはありましたが、いわゆる手結びではなく、あらかじめ形が出来ているものを使っていました。流石にこれはまずいな~と思い、先日batakHouseCutで購入した次第です。

滅多にありませんが、夜のパーティの招待状にブラックタイでお越しくださいとあったら、それはディナージャケット(タキシード)がドレスコードという意味です。ディナージャケット+ブラックのボウタイ+ウィングカラーのドレスシャツ+カマーバンド+黒のエナメルのリボンがついたスリップオンという事になりますが、それほど格式張ったものでなければ靴は黒のストレートチップでも良いと思います。

先日ダニエルクレイグ主演の007の作品としては最後のものになるであろう「スペクター」、その試写会にBLBGさんのご好意でお招きいただきましたが、その時もあまりに形が出来すぎたボウタイはやはり興ざめだな~と思いました。手結びの良いところは結ぶ人によって色々な雰囲気が出せる事でしょうか。そしてリラックスした時ブラックのボウタイをほどいた姿もかっこいいと思います。


(写真はウィングカラーのドレスシャツではありません。)

ブラックタイのドレスコードでも気負う事なく、さらりと着こなせるようになったら、素晴らしいと思います。

そう、下の写真の彼のように。


(出典 カジノロワイヤル)

コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

アジャスタブルコスチュームのノーフォークジャケット

2016-03-27 07:30:26 | カジュアル

ノーフォークジャケットをご存知でしょうか。スポーツコートの一種で元々は狩猟用に作られたジャケットです。その名の由来は1800年代、発祥の地、英国ノーフォーク地方と言われています。英国ではオーバーコートからスポーツコート、トラウザーズや靴など狩猟の為に発展した服装が非常に多いです。

このジャケット滅多に既製服はありません。もしあったとしても、かっこいいものが見当たらないのが現状です。以前からアジャスタブルコスチュームのカタログを見て気になっていました。先日のサイクルコートもそうですが、サイズ調整をしないと私の場合難しいので、小高さんに相談。意欲的にチャレンジしてくれるとの事なのでお願いしました。

デザインの特徴は動きやすいようにボックスプリーツが入っていること。とってもかっこいいと思います。



その他、ポケットのディティールなども良いですね~。






生地は何と英国ミルLovatのツイード!バタクハウスカットでも使われているようにその生地の良さには定評があります。仕立て栄えする生地だと思います。




出来上がりは秋頃、今からとても楽しみです。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ベルスタッフのトライアルマスター

2016-03-20 06:56:03 | カジュアル

ベルスタッフのJUBILEE TRIAL MASTERというジャケットです。



先日、CCDL(Classic Car Driving Lesson)のメンバーでツーリングする機会がありました。



皆、キメキメのスタイルで格好良かったのをみて、油断した自分のスタイルを反省。スーパーセブンに乗る時の装いについて改めて考える良い機会になりました。

セブンをドライビングするということ。これは物凄い勢いで風を浴び、路面が濡れていれば水はねもあるという、ハードなドライビングになります。服装も自ずとそういったことに対応できる機能性が求められます。

先日、銀座のMotorimodaに行った時に偶然、今回ご紹介するベルスタッフのジャケットと出会ってしまいました。

BELSTAFFは英国ウエストミッドランズ州スタッフォードシャーで1924年に創業されたモーターサイクルウェアのブランドです。英国といえばブルックランズサーキットやマン島で行なわれるTTレース、オートバイファンなら知らない人はいないでしょう。1925年から1935年にかけてブルックランズのラップ記録を保持したオートバーレーサー、ジョセフ・ジョー・ライトがベルスタッフのアンバサダーとなりベルスタッフは過酷なレースに耐えるモーターサイクルウェアとしての地位を確立していきます。

ベルスタッフを最も特徴づけているのはエジプト産のワックスコットンという生地です。通気性と防水性に優れたその生地は1950年代”インターナショナル6DAYトライアル”に出場したイギリスナショナルオートバイチームの公式ユニフォームにも採用されています。

今回購入したJUBILEE TRIAL MASTER、ベルスタッフの伝統的なジャケットデザインです。
素材は天然由来のソイワックス(大豆オイル)で仕上げたワックスコットン。エイジングされたようなとても雰囲気のある素材です。



胸には創業した年の1924の文字とユニオンジャックのアニバーサーリーパッチが配されています。



そしてモーターサイクルウェアであることを強烈に意識させるパーツであるパッドが肩部分と肘部分入っています。



パッドはインナーの袋状になっている部分に装着されていて、取り外しが可能になっています。



さて、Motorimodaの店内に話を戻すと、注文していたドライビンググローブを受け取りにいった時、レジ近くにこのジャケットがかかっていました。色合いが私好みのワインカラーっぽいラセットという色。おうおうにして既製品が合わないメタボな私、ダメモトで試着してみると何とぴったり!これは正に運命の出会いと思い即決購入した次第です。



ジャケット自体はそれなりの重さがありますが、着てしまうととても動きやすくむしろ軽快感があります。使い込む程にエイジングされ雰囲気が出そうですね。

セブンに乗れる日が楽しみになってきました。


コメント
この記事をはてなブックマークに追加

アジャスタブルコスチュームのタイ

2016-03-13 07:47:15 | タイ
先日アジャスタブルコスチュームの展示会で購入したタイです。



色は渋い感じのワインレッド、ドットとひし形が交互に配されたデザインとなっています。このタイ、実は単品で見た時は何も感じなかったのですがトルーソーにディスプレイしてあるのを見て購入を決めました。
そうこのタイ、何を隠そう古のA. Sulka & Co.のタイを連想させます。リヨンの自社ミルで織られた「シュルカ シルク」を用いたタイ、1950年代に全盛を極めたそれはとてもエレガントです。先にも後にも実物のSulkaのタイを手にしたのは銀座の件のパーソナルテーラー(クラブメンバーからは魔窟と呼ばれているビスポークテーラー)だけです。企画をしている小高氏がそれをモチーフとしたかどうかは不明ですが、この時代のタイにはデザインされすぎていない良さがあると思います。

素材は定番の英国バーナーズ製シルク、ヴィンテージな雰囲気がよく出ています。



Sulkaのタイは芯地がありませんが今回のタイは現代的に使いやすいように芯地が入っています。但し薄地の芯地になっているので、しめた時には柔らかさが出て、ヴィンテージタイの雰囲気がよく出ていると思います。



そしてこのタイで最も感心したことは、その長さです。3Pのスーツを着て現代のタイをすると身長にもよりますが、どうしてもタイがウェストコートから出てしまいます。現代は2Pが主流の為、この長さになっているのだと思いますが今回のタイは長さが120cm、3Pを着る時、丁度良い長さに収まりウェストコートからタイが出ません。これは私にとってはとても重要なことです。

さて、このヴィンテージ風のタイ、とても軽やかに見えますのでこれからの季節、ますます活躍しそうです。春はもうすぐです。




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ハケットロンドンのウールポケットスクエア

2016-03-06 07:15:43 | その他

ハケットロンドンのウールのポケットスクエアです。



ポケットスクエア、ポケットチーフという方が一般的かもしれません。銀座のクラブメンバーはポケットスクエアという言い方が一般的なのでこちらのブログではポケットスクエアと表現しています。

ポケットスクエアを挿すようになったのは19世紀頃と言われています。元々はフォーマルな装いに合わせ刺し方はTVフォールド、色は白でした。その後スーツの原型となったラウンジスーツを着用する頃になると色々な色が使われるようになりました。

今回のポケットスクエア、素材はウール。シルク、リネン、コットンのポケットスクエアはありますがウールというの比較的珍しいと思います。ふちは手縫いのようにロールされ明るい茶色部分が3cmその中央がペイズリー柄となっています。この手のデザインのポケットスクエアは挿し方で色々な表情を見せるので使い勝手いいです。

写真の挿し方はスリーピークフォールド。あまり私はこの挿し方はしませんが、こう言ったデザインだとつい遊んでみたくなります。



ウールの素材は暖かい感じがしますので今頃の季節までが一番良いと思います。ポケットチーフの色目を何に合わせるか?タイに合わせる方もいますが私はドレスシャツに合わせます。ウェストコートを着用しているときはウェストコートの色に。そうすると纏まりが良くなります。または、全く独立した色として合わせる方法もありますが、色が多くなると時によってうるさい感じになるので注意が必要ですね。

このポケットスクエア、スーツよりはスポーツコート(ジャケット)に合わせるのが良さそうです。さて、スポーツコート着て早春の街に繰り出してみようと思います。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ハケットロンドンのカフリンクス

2016-02-28 07:11:07 | カフリンクス

ハケットロンドンのカフリンクス、先日ヴァルカナイズロンドンで入手したものです。

ハケット ロンドン。
正にクラシック・ブリティッシュ・スタイル。創業者はミスタークラシックこと、ジェレミーハケット氏。私も何度かお会いしたことがありますが、とてもエレガントで時には英国的ジョークを飛ばす方でもあります。そのコレクションは正統派スタイルからスポーティなものまで。あの英国を代表するスポーツカー、アストンマーチンのレース活動をサポートしているのは有名ですね。

今回購入したカフリンクス、ハンティングをモチーフとしたデザインで正にカントリージェントルマンが身につけそうなデザインです。特にこの緑色のフェイスが美しいと思います。



バックはスウィヴル式(Bullet back closure、Swivel)。バッキング部がバネになっていて、T字状のバッキング部を倒してシャツの袖口から通す一般的なタイプです。Tバーの部分にはHACKETT LONDONの刻印も入っています。





絵柄はハンティングでも全体的なデザイン、特にフチの部分に装飾が施されているので、アンティークのような趣があります。ツイードジャケットにタッタソールのウェストコート、そんな装いにこのカフリンクスを合わせるのが良いと思いますが、時にはクラシックなスーツにこのカフリンクスがちらっと見えたりするのも遊び心があって良いと思います。



春が目前にやってきて、心軽やかになる、そんな日にこのカフリンクスはぴったりではないでしょうか。
さて、そろそろ出かける時間、今日はこのカフリンクスで早春を愉しもうかな。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

グローブトロッターは揃えるべきか その2

2016-02-21 08:16:30 | 

グローブトロッター
1897年創業の英国の鞄メーカー。英国王室を始めとして冒険家からビジネスマンまで世界中で愛用者の多い鞄です。かのウィストンチャーチル首相もそのひとり。

最大の特徴はヴァルカン・ファイバーというとても軽量な素材、そして沢山の種類があるという事です。今回ご紹介するのはヴァルカナイズロンドンで先日購入したミニユーティリティというサイズのグローブトロッターです。



サイズは24x21x12cm 重さは1kgです。中は布張りになっていて仕切りは何もないので自由な使い方が出来ます。



主に本や財布、カメラなどを入れて外出する際に使っています。使い勝手は中々良いです。このサイズでもちゃんと内側に金属プレートのロゴがついているのが泣かせますね。

このミニユーティリティ、例えば旅行の時などは別売の純正ストラップを使って重ねて使う事が出来ます。



色は沢山の種類がありますが、同じ色で揃えるのが王道かと。
さて、革鞄愛好家の私としては当初はグローブトロッターに懐疑的でした。1つ目のセンチュリー21インチトローリーケースを購入した時もこれが最初で最後のグローブトロッターと思っていましたが、冒頭のタイトルにもある通り、気づけば数が増えています。



いわゆるダレスバッグなどに比べると使い勝手が不便な面もありますが、雨でも使える事、丈夫な事、キズが気にならない寧ろキズがあったほうがカッコイイ、そしてバリエーションと色が豊富な事、オンビジネスでもオフでも使えるなど、気づけば揃えてしまいました、、、
というところです。

さて、これでまた出張や旅行に行く楽しみが増えましたね。春はもう目の前、毎日がワクワクです。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

WILLIAM LOCKIEのラムズウールセーター

2016-02-14 08:35:37 | カジュアル

先日、バタクハウスカットの川部店長が明るいブルーのセーターをツイードスポーツコート(ジャケット)の下に着用しているのをお見かけし「そのセーター爽やかでいいですね」という話をしました。私もちょっとそのセーターが気になり在庫を確認したところ既にめぼしい色はなくなっていました。それからほどなくして川部店長よりLINEで「ロイヤルブルーが一枚だけございました。」との連絡、すぐに押さえてもらい購入した次第です。



WILLIAM LOCKIEはスコティシュニットの生産地として有名な英国ホウィックで1874年に創業。カシミアニットやラムズウールセーターの高品質ニットウェアファクトリーブランドとして有名です。



今回購入したセーターの素材はラムズウール。WILLAM LOCKIEではジーロング、メリノウール、ラムズウールの3種類のラムズウールを扱っています。ラムズウールとメリノウールその違いはラムズウールは子羊の羊毛(最初の7ヶ月で毛を刈る)を紡毛加工したもの、一方メリノウールはメリノ種の羊毛を梳毛加工したのものです。ラムズウールの中でも最も高級とされるのがジーロングラムズウールで南オーストラリアの地ジーロングで出荷されるため、その名がついています。

今回購入したラムズウールはジーロングではありませんがその品質はかなりジーロングに近い風合いをもったものです。



着心地ですが、素材が軽く袖もラグランなのでとてもフィッティング具合が良いです。Vネックのセーターですので通常のタイやアスコットタイと合わせ、ツイードスポーツコート(ジャケット)やグレー系のブレザーと合わせても良いと思います。

残り少ない冬、このセーターを着て街に繰り出したいと思います。


コメント
この記事をはてなブックマークに追加