いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

運命の出会い

2017-05-27 05:58:56 | 時計
そうなんです。運命の出会いは、いつ、どこで、おこるかわからないものです。私が出会ってしまった時計、それはヴィンテージのジャガールクルトです。



ケアーズさんにロレックスの修理受け取りに行った時に出会ってしまいました。この時計を見てそのエレガントな佇まいに一目惚れ。思わず店員さんを呼び、「この時計は何ですか?」と聞いてしまいました。



モデル名 インディケーター。1950年代の時計です。フェースの上部の窓、じつはこれ今でいうパワーリザーブなんです。MAXで40時間のパワーリザーブ機構が付いています。ムーブメントはCAL481 1948年に開発された名器といわれるムーブメントのひとつ。当時時計は手巻きが主流で自動巻はまだ黎明期。手巻きは巻いた感覚がよくわかりますので、朝巻けば翌朝まで時計は動き続けます。当時の自動巻きは巻きの力が弱く途中で止まってしまったり、または巻かれていてもその状態がよくわからなかった為、人気がありませんでした。そこでルクルトはムーブメントが今どういった状態にあるかを一目でわかるようにインディケーターを開発しました。70年前の時計でそれを実現していたのは凄いですね。



40,30,20とパワーリザーブが減少していき、残りわずかになるとインディケーターが赤い表示に変わります。これもインパクトあります。

さて、では時計の内部がどうなっているのか、次回ご紹介しますね。



出会いは突然に、、、

2017-05-21 06:08:49 | 時計
ヴィンテージ時計好きの間では最も有名な店舗のひとつケアーズ。森下本店は顧客の近くにある為、時々顔を出します。今使っている冒頭の写真のロレックスのメンテナンスもケアーズさんでお願いしています。



スーツの時はよくするこのロレックス。手巻きの為、毎朝リューズでゼンマイを巻くのですが、ある日、おや、この感触は、、、

そうゼンマイ切れです。

しかしオーバーホールして1年くらいしか経ってないはず。ということでケアーズさんにお邪魔しました。診断の結果やはりゼンマイ切れ、今回は部品代だけで対応してくれることになりました。よかったです。やはり、信頼できるお店とのお付き合いは大切ですね。

そして数週間後、ケアーズさんから修理完了の連絡。早速2階のメンテルームに取りにいきましたが、その待ち時間の間、1階で時計を何気なくみていると、なにかオーラーを放ちながら、私に呼びかけるように展示されている時計が!!!



なんということでしょう。この上品な佇まい。そして時計界に燦然と輝くブランド名、、、

もういけません。

時計の修理の受け取りにきたはずなのに。

さてどうしましょう、、、

続きは次回で。


アクアスキュータムのドレスシャツ

2017-05-14 11:43:55 | ドレスシャツ
伊勢丹でオーダーしたアクアスキュータムのドレスシャツです。明るいブルーの生地です。襟はクラシックな装いに合わせやすいセミワイド。



生地は勿論コットン100%。織はオックスフォードです。番手がある程度高いので程よい光沢とシルクのようなしなやかさを持っています。勿論通気性もいいのでこれからの季節にも最適です。



オーソドックスな色合い、そして質感もあるので、袖はスタンダードなダブルカフスにしました。



この手の色合いのドレスシャツはベーシックなのでカフリンクスも選べる範囲が広がり楽しいですね。ある程度かしこまったビジネスの場で活用できるドレスシャツだと思います。

そういえば、そろそろBuddのドレスシャツのサンプルが出来上がる頃。さて受け取りはどうしたものか、、、



アジャスタブルコスチュームのクラシックシルクストール

2017-05-07 05:41:18 | その他
アジャスタブルコスチュームのシルクストールです。



微起毛仕上げのこのストール。シルクがなかなか肉厚でクラシックな感じがします。柄はこれまた定番の水玉模様。色合いはネイヴィーもありますが私が選んだのは最も好きなバーガンディです。



今は少し暑くなってきましたが、ストールは秋、冬、春の装いには欠かせないと思います。素材はやはりシルクが一番ですが、シルクは品質感がそのまま出てしまうので、慎重に選ぶ必要があります。こちらの素材は英国MacclesfieldにあるADAMLEYのもの。150年以上の歴史を持つ伝統的なハンドプリント(手捺染)を得意とする老舗です。まるでビスポークしたようなこのストール、今回、アジャスタブルコスチュームが特別に別注したとのこと。私も実物を見て即決しました。流石、服好き、特にクラシック好きの趣向がわかってらっしゃいますね〜。



そしてもうひとつのポイント、それはフリンジです。クラシックなストールには欠かせないフリンジ。最もハンドクラフトな面が出る部分です。素材はレーヨン。一房、一房、非常に丁寧に手祭りで作られています。こういったディティールがその手の洋品には非常に重要だと思います。最近、既製品ではこういったものをほとんど見なくなった気がします。

さて、クラシックなバーガンディストール。今からもう秋が待ち遠しくなってきました。それともロンドンなら今もまだ寒いでしょうか、、、