藤原愛子の日常茶飯事

前稲城市議・藤原愛子のもろもろな日々

議会改革・議員の自覚

2010年02月06日 | 議会状況
 暦の上では<はる>ですが、ん~! まだ寒い!

 先日、四日五日と、議会運営委員会で視察研修に行ってきました。

 徳島県・小松島市と、兵庫県・南あわじ市です。

 小松島市は、今注目されている市です。
 
 それは、民主党がやる以前から、議会において、議員が一丸となって、「事業仕分け」を実施し予算に反映させているのです。
 もとはといえば、<赤字財政>で、やはり夕張市の例で各市が危機感を持ったようで、小松島市でも、行政が行なう事業評価つまり、自分達がやっている事業を自分達が評価するだけでは無く、議会が評価して、<改善>や<拡充>などと税金の使い方にたいして見ていくことをやっている訳です。
 これは、一言で言うけれど、実に大変な作業です。「何故この事業をはじめたか。」「誰のためになっているか。」「それにより、成果が出ているか。」「継続すべきか拡大すべきか縮小すべきかなくすべきか。」などを、冷静に調べて判断するのですから。
 300以上のうち、始めは24事業・翌年は11事業を評価(どれを調査するかは、議員全員で選択し、要望の多い順に決定)し、予算に反映をされました。

 この事務事業評価が実践されたのも、議会が本来どうあるべきか、何をすべきかをキチンと位置付けて明文化した、「議会基本条例」をつくったのが出発点です。

 「議会基本条例」で有名な所は、栗山町議会ですが、他の市では、「自治条例」の中に<議員の役割>を書き込んでいる所などもあります。
これはねえ、なかなかなもんです。「そんな、役割だすべきことだ、なんて、分かってるからいらないんだよ!」と言う方もいますが、私は必要だと思っています。

<議員各自>の役割と、<議会>の役割って同じでは無い。<議会>ってなにしろその自治体の「最高議決機関」なんです。ま、議決できる事項は、自治法で定められてはいますが。
ですから、非常に重みのある、その分責任のあるもんで、議会という単位で取り組むことは、議員の日常的な仕事とは異なるものなんです。

 小松島市では、その、議会基本条例の中で、「議会報告会の実施」を決めています。会派の報告会ではなくて、議会としてのね。
 又、本会議と委員会の中継を発信しています。稲城市議会では、私が副議長の時代に、本会議の中継と録画の発信を実現しましたが、委員会がまだです。

 そこで、もうひとつ、南あわじ市で、その研修を・・。

 平成の大合併で、四町が一つになり、<南あわじ市>が誕生しました。淡路島の南に位置しています。そこでは、スゴイ低予算で本会議と委員会の中継をしています。しかも、ケーブルテレビの普及率が高いので、一般質問がテレビで見ることが出来る。

 稲城市議会は、まだまだ改革しなければいけない所があります。平成7年(私が議員になった時です)から、議会改革に取り組んでいる、どちらかと言えば先進のほうなんですが、議員が入れ替わっていきますから、共通意識を持って臨むことが<積み重ね>になりにくいせいか、どんどん進むという訳に行きません。
 でも、今回のように、地方で元気にしている議会に学んで、稲城の議会も、真に市民の代表として汗をかく議会に発展していくように私自身、努力していきますよ!

 それにしても、四国も淡路島も、すんごく寒かったです!

 
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