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だいだらぼっちであります。遂にこのBLOGも最終回になってしまいました。
何か洒落た事や感動的な事でも書かねば、と思ったのですが、小生、根っから不調法者でして、いつもの通り淡々と〆させていただきます。
昨日の、初日の盛り上がりは余りにも異常でした。
先日のジャパンプレミアでもそうだったのですが、お客様がとても作品のことをご理解いただけているということを感じました。
これは小生にとって驚愕の事実であり、本当のことを言うとちょっと涙腺が緩んでしまいました。
このBLOGを覗いていただいた皆様、書き込みをしていただいた皆様、本当に有難うございました。
キャスト、スタッフ、皆このBLOGの盛り上りがあったからこそ、勇気を持ち、成功に向けて自分たちを信じていられたのではないかと思います。
劇場で「だいだらぼっちさんですよね?」と声をかけて頂いた皆様、すみません、愛想が無くて。悪気は無いのです。
ジャパンプレミアでも皆さんに拍手まで頂いたのに、すみません、笑顔がうまくできないのです。本当に悪気は無いのです。
とにかく、初日に関しては皆様のおかげで、全国的に超大成功を収めることが出来ました。先ずは御礼。
成功すると何か通常と違ったものを口にしたくなりますね。
こういうとき、小生は必ずシャンパーニュを飲むことにしています。
シャンパーニュと言えば出雲氏の大の好物。
彼は泡が大好きで、シャンパーニュ、ビール等の発泡系のアルコールを、女性とともに嗜むのを最高の喜びとしています。
シャンパーニュはご存知の通り、発泡系のワインでの一種でありまして、フランスのシャンパーニュ地方で製造されるものしかシャンパンを名乗ってはいけません。
発泡系ワイン(スパークリングワイン)の中には、イタリアで生産される「スプマンテ」やスペインの「カヴァ」などが有名ですが、やはり「シャンパーニュ」が最も華やかで、特別な日に相応しいと思います。
シャンパーニュは一般的には「シャンパン」と呼ばれます。これはこれでいいのですが
「シャンペン」となるとこれは全く違ってまいります。
「シャンペン」は今は余り見ませんが、昔はクリスマスの前後によく街で見かけたものです。
正体はサイダーにちょこっとアルコールを入れたもので、いわるる清涼飲料水の仲間でありました。
これのおかげで日本では「シャンパン」と「シャンペン」の区別が曖昧になって、本格的
シャンパンブームがなかなか訪れなかったのです。
「シャンパン?あの甘ったるいヤツ?」と言う人が多かったのであります。
今や「ドンペリ」のおかげで日本でも「シャンパーニュ」のグラン・キュヴェが高く評価され、出雲さんのよく行くようなお店では法外な値段で飲むことが出来ます。
「シャンパーニュ」のメーカーは数限りなくありますが、有名なものでは
「クリュグ」、「ルイ・ロデレール」、「ボランジェ」、「テタンジェ」、「ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン」、「モエ・エ・シャンドン」、「ランソン」等が一般的であります。
有名な「ドン・ペリニオン」は「モエ・エ・シャンドン」社のグラン・キュヴェ(特級)でありますし、最近流行の「クリスタル」は「ルイ・ロデレール」社のグラン・キュヴェなのであります。
しかし小生の最も好きな「シャンパーニュ」は・・・・・
「SALON」(サロン)なのであります。
ご存知の方は沢山いらっしゃると思いますが、この「SALON」は素晴らしいのです。
どこが素晴らしいって、あまりにも頑固なのであります。
シャルドネ(白葡萄の種類)一種しか用いないこのブラン・ド・ブラン(白葡萄のみで造
ったシャンパーニュ)はその年の葡萄の出来が悪いとシャンパーニュの発売をやめてしまうのです。
したがって、20世紀100年間では40年弱しか発売をしておらず、グレートヴィンテージと言われる1995年物が20世紀では33番目のリリース(発売)となっているのです。
こんなんで会社は大丈夫なのでしょうか?本当に心配になります。しかし、出来上がって、市場に出すまで平均10年熟成させるその味わいは、切れが鋭く、それでいて芳醇で、本当に見事としか言いようがありません。
映画もまた然り。いいい原作、いい脚本、いいスタッフ、いいキャストがそろって初めて
着手することが出来るのかもしれません。
納得しなければ製作をしない、取りやめることも含めて覚悟を決める。
そんな頑固な映画が「亡国のイージス」だったと思います。
ずいぶん時間がかかりました。色々なことがありました。
やめようと思ったこともありました。しかし公開してこの日を迎えることが出来ました。
P氏の情熱、行動力にはいつも驚かされますが、今回は本当に頭が下がります。
頑固に頑張ったこの映画、「SALON]を味わうようにどうぞ味わってください。
邦画が活発になってきた昨今、「SALON」と「シャンペン」の違いを何としてもお見せしたかった。この思い届いたでしょうか?
ブロガーの皆様、皆さんのことは小生一生忘れることはありません。
小生の文章のような駄文に最後の最後までお付き合いいただきまして本当に有難うございました。
「なんだよこれ、グルメジャーナルじゃないんだぞ!」などと言う声もあがっていたでし
ょう。
「少しは映画の裏話とか聞きたいんですけど・・・」等と思った皆様も多かったでしょう。
「なんでもこじつけりゃいいってモンじゃあないんだよ!」とお怒りの方も多かったと思
います。
「お前とP氏との関係は何なんだ?おまえの仕事は何なんだ?」と疑問に思ったブロガーの皆様、すみません。大したもんじゃないのです。
でも小生にとって皆様の映画や執筆者に対する温かさは、予想を遥かに超えるものでした。
人は出会いがあって、別れがあって、それが普通ですが今回は別れがたいのは小生だけでしょうか?
執筆者も皆同じ思いだと思います。毎週ネタを考えるのは結構大変で、皆で「早く公開しないかねー」等と言っていたのが遥か遠い昔のようです。
だから勝手に宣言いたします。
このBLOG、今後一ヶ月はBBSとして残します。
執筆者の定期的な書き込みはもうありませんが、BBSとして感想なり、賞賛なり、ケチなり、好きなことを書き込んでください。
出来る限り執筆者もお答えするでしょう。
M越君、大変だけど、もう少し頑張って。
N藤君、縁の下の力持ち、あと一ヶ月お願いします。
P氏、ここまできたら、サクセスだぜ!(古いか?)
それではとりあえず皆様さようなら。お元気で。
全員、操艦! だいだらぼっち拝
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