今回の大組閣について雑感を述べます。
まず、事前に私は2つエントリを書いています。
(1)
大組閣について
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/8563d9a0d7b5f4ac130fbbd1795a6ae8
(2)
これからのAKB48の向かう方向性を示すために大組閣をする
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/27611652f45fa6f1b5417e545cf282c3
「大組閣」と聞いて感じたのが(1)。
AKB48は大組閣をせざるを得ない状況に追い込まれていると書きました。
しかし、せっかく「大組閣」をやるのだがら、この機会を活かした方がよいと言いたくて書いたのが(2)です。
(1)に近かったですね。
いや、正直に言えば、ほとんど想定通り(1)でした。
コメンテーターのみなさんも指摘しておりますが、今回の組閣案は現場のボトムから上がってきたものを基本に、後から全体的な整合をとっただけのもの、と言われるとしっくりきます。
後ろ向きなことを言っているのではなく、はじめにコンセプトありきのものではなく、必要性に応じて考案されたもの、と考えるべきものかもしれないということです。
ここは表現次第でポジティブにもネガティブにもなるところなので、言葉を選ぶのに注意が必要な部分です。
が、端的にいえば、AKB48グループが持つ各グループ資産をもっと柔軟に運用したいという「内部的」な話でした。
これは、ケイパビリティ(組織能力)を向上させ、顧客価値を高める能力を高める経営方針だと言われれば理解できる話です。
で、ここまではまえおきです。
私が(2)を書いたのは、これを機会にどういう方向性を打ちだすべきかを考えた方がいいという話でした。
それはそうです、何も意味がないのにやるわけありません。
良い悪い、意図的かどうかは別にして必ず顕在的にも潜在的にも意図はあります。
で、実際の大組閣を受けて、AKB48運営の考えるAKB48の方向性が打ち出されたと受け取ることにした方がよいです。
この大組閣に秘められたメッセージは何か?
それは、「変わらないために変わる。」ということです。
今回の大組閣で、今後のAKB48の方向性は打ち出されました。
AKB48は、これまで大事にしてきた劇場やチームといった価値観を今後も大事にするということです。
サプライズ優位ではなく、基本を大事にするグループだということです。
ただ、そのためにこれまでのグループやチームの垣根を飛び越えた運用を可能とする必要があった、ということでもあります。
その背景には、国内にAKB48/SKE48/NMB48/HKT48/乃木坂46と各グループがあって、それぞれに成長したものの、その相乗効果が思うようには得られていないというジレンマがあると思います。
パッチワーク的な増改築を繰り返し、いつやら温泉旅館のように全体性のないものになってしまい、むしろ力が分散してしまって各グループ、各メンバーの潜在性を活かせていない可能性も大いにあると考えられるわけです。
なので、今回いったん仕切り直したと。
だから前向きに捉えれば「変わらないために変わった」ということであるし、少しネガティブに捉えれば、どのようにすれば相乗効果が得られるのか、という点についてAKB48という組織は悩んでおり、その答えをいまだに見いだせていない、ということです。
私は、今回の大組閣で体制を整えたので、これでようやく次の仕掛けの準備も整ったのだと受け取るのはありだと思います。
(2)で述べたことです。
外に可能性を開いていく前に内部を固める。
今はそれです。
次回タイミングを見計らって、グループとしてコンセプチュアルなものを仕掛けてくるものと、可能性が増したと感じたのでした。
まず、事前に私は2つエントリを書いています。
(1)
大組閣について
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/8563d9a0d7b5f4ac130fbbd1795a6ae8
(2)
これからのAKB48の向かう方向性を示すために大組閣をする
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/27611652f45fa6f1b5417e545cf282c3
「大組閣」と聞いて感じたのが(1)。
AKB48は大組閣をせざるを得ない状況に追い込まれていると書きました。
しかし、せっかく「大組閣」をやるのだがら、この機会を活かした方がよいと言いたくて書いたのが(2)です。
(1)に近かったですね。
いや、正直に言えば、ほとんど想定通り(1)でした。
コメンテーターのみなさんも指摘しておりますが、今回の組閣案は現場のボトムから上がってきたものを基本に、後から全体的な整合をとっただけのもの、と言われるとしっくりきます。
後ろ向きなことを言っているのではなく、はじめにコンセプトありきのものではなく、必要性に応じて考案されたもの、と考えるべきものかもしれないということです。
ここは表現次第でポジティブにもネガティブにもなるところなので、言葉を選ぶのに注意が必要な部分です。
が、端的にいえば、AKB48グループが持つ各グループ資産をもっと柔軟に運用したいという「内部的」な話でした。
これは、ケイパビリティ(組織能力)を向上させ、顧客価値を高める能力を高める経営方針だと言われれば理解できる話です。
で、ここまではまえおきです。
私が(2)を書いたのは、これを機会にどういう方向性を打ちだすべきかを考えた方がいいという話でした。
それはそうです、何も意味がないのにやるわけありません。
良い悪い、意図的かどうかは別にして必ず顕在的にも潜在的にも意図はあります。
で、実際の大組閣を受けて、AKB48運営の考えるAKB48の方向性が打ち出されたと受け取ることにした方がよいです。
この大組閣に秘められたメッセージは何か?
それは、「変わらないために変わる。」ということです。
今回の大組閣で、今後のAKB48の方向性は打ち出されました。
AKB48は、これまで大事にしてきた劇場やチームといった価値観を今後も大事にするということです。
サプライズ優位ではなく、基本を大事にするグループだということです。
ただ、そのためにこれまでのグループやチームの垣根を飛び越えた運用を可能とする必要があった、ということでもあります。
その背景には、国内にAKB48/SKE48/NMB48/HKT48/乃木坂46と各グループがあって、それぞれに成長したものの、その相乗効果が思うようには得られていないというジレンマがあると思います。
パッチワーク的な増改築を繰り返し、いつやら温泉旅館のように全体性のないものになってしまい、むしろ力が分散してしまって各グループ、各メンバーの潜在性を活かせていない可能性も大いにあると考えられるわけです。
なので、今回いったん仕切り直したと。
だから前向きに捉えれば「変わらないために変わった」ということであるし、少しネガティブに捉えれば、どのようにすれば相乗効果が得られるのか、という点についてAKB48という組織は悩んでおり、その答えをいまだに見いだせていない、ということです。
私は、今回の大組閣で体制を整えたので、これでようやく次の仕掛けの準備も整ったのだと受け取るのはありだと思います。
(2)で述べたことです。
外に可能性を開いていく前に内部を固める。
今はそれです。
次回タイミングを見計らって、グループとしてコンセプチュアルなものを仕掛けてくるものと、可能性が増したと感じたのでした。